昔の「男尊女卑」の時代は、父親は一家の大黒柱で、家長として絶対的な存在でした。
このため、妻は夫に黙々と従って、ただひたすら尽くすのが鑑とされ、子供は結婚、進学、就職など人生の節目には、父親の許可がないと何もできませんでした。
しかし、今日では、女性が社会に進出して活躍する一方で、男性は大人しくなって草食化していき、それに伴って、夫婦の姿も大きく変化しております。
いまどきの夫婦は、お互いのライフスタイルを尊重し合うパートナーとして生活を共にする、いわゆる、友達夫婦が多くなり、経済的にも自立し、依存しすぎず、依存されず、お互いが対等な関係なので、夫婦喧嘩も殆ど無く、仲が良いのだそうです。
これは、一見、理想の関係のように見えますが、実は離婚しやすいのだそうです。
まず、お互いのライフスタイルを優先するため、休日もそれぞれが予定を立てて行動するので、一緒に過ごす時間が少なくなり、ついには、夫婦でいる必要がないと言って、あっさり離婚してしまうのだとか。
また、いくら理解し合える関係だと言っても、価値観まで完全に一致することはありえません。生活している内に、意見の衝突やトラブルは必ず起こります。
そんな時、お互いが、自分の価値観を優先すると、妥協点を見出すことができません。でも夫婦関係は続けたいので、結局は、お互いに干渉しないことで落ち着きますが、これでは、夫婦生活は成立しませんので、次第にお互いの心が離れて行き、ついには、離婚に繋がってしまうのです。
友達夫婦には、夜の営みに必要性を感じないというカップルも多いようです。友達だから、相手に性的な魅力を感じなくなるのでしょうか。これでは、愛情が芽生えるはずがありませんよね。
離婚を避けるためのマニュアル