適切な運動習慣は更年期にも有効です。
自転車エルゴメーターによる運動、ウォーキングや水中歩行を行うことによって、更年期症状の重症度を表す指数が、運動前に比べて明らかに下がったという結果報告もあります。
行う運動の種目は、長く楽しく無理なく継続できるものが望ましいので、若い頃から親しんでいる運動があれば、それを続けるのもよいでしょう。
一番理想的なのは、有酸素運動+ストレッチング+ウエイトトレーニングを行うことです。
有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどがありますが、これによつて、酸素を十分に取り入れつつ全身の筋肉をリズミカルに収縮できます。
これによって、体力の維持増進、酸素利用率の増加、脂肪代謝の促進などによって、生活習慣病を予防することもできます。
運動の頻度は1週間に3〜4回が望ましいですが、日頃運動していない人は、あまり無理をせず自分の体調に合わせて行い、徐々に回数を上げていきましょう。
運動時間は運動の強度によっても異なりますが、できれば、1日あたり30〜60分程度行い、1週間の合計が140〜160分になるようしましょう。
運動は食事をしてから2時間後くらいがよく、早朝空腹時、食後すぐ、入浴後、飲酒後などは行わないようにしましょう。
更年期かなと思ったらコレ