2019年12月、中国の武漢で、原因不明の肺炎の集団感染が確認されたことを皮切りに、2020年1月以降、日本のみならず、ヨーロッパ、米国、南米、アフリカとパンデミツクがドミノ式に世界中に拡大し、都市のロックダウン、外出規制、店舗の休業要請、3密の回避などなど、あらゆる対策がとられております。
しかし、有効なワクチンや治療薬がない現状においては、これを抑え込むための決定的な方法がないのが実情です。
このため、個人レベルでの感染予防対策が大きな比重を占めております。
外出したら、マスクを着用し、ソーシャルデイスタンスを守り、密集しない、密閉した部屋に滞在しない、部屋の換気に努めるなど、3密回避が重要されております。
家に帰ったら、「うがい」をし、「手洗い」を確実に行うことを忘れてはなりません。
家族の誰かが新型コロナに感染してしまうと、濃厚接触者となり隔離やPCR検査など大変なことになってしまいます。
このため、まず感染しないようにすることです。
新型コロナに感染するコースは、大きく分けて「空気」「飛沫」「接触」です。
咳をする時に口をおさえたりすれば、手にはコロナ菌がつきます。
そして手は、ドアノブ、椅子など部屋中のいろいろなものをさわってどんどんコロナ菌を広げていきます。
このため、新型コロナの基本的は、まず「手洗い」にあるのです。
手洗いは、除菌水やアルコールを使う方法もありますが、水道水でも、正しく手を洗えば、菌の数は劇的に減らすことが出来ます。
手洗いでは、菌を「殺す」と言うより「落とす」と言った方が正しいです。
人間の皮膚はとても強くて、傷でもなければ、菌は体内に入れません。ウイルスでも細菌でも、大部分は皮膚の表面についているだけです。
こすれば、それらは浮いてきますので、流水で大部分は流せます。菌の数はゼロになるわけではありませんが、体内に入る菌の数が少なければ発病しません。
ここで重要なのは、菌に接触するたびにこまめに洗うことです。「1回鼻をふいたら1回洗う」という感じで、何かするたびに、すぐに洗いましょう。
行動規制からウイズコロナの時代へ