ダウンジャケットは、冬の寒い季節には欠かせません。ダウンフェザーを中綿に使用しているため、軽くて暖かい防寒具です。
ダウンジャケットについている表記には、ダウン80%、フェザー20%などと記載してありますが、ダウンとフェザーの違いは何なのでしょうか。
ダウンとフェザーは、どちらも鳥の羽ですが、採取できる部位が違います。
ダウンは胸から、フェザーはそれ以外の部分の羽根を採取します。
これは、見た目でも違いがあり、ダウンは羽の軸がなく、フェザーは軸があります。
ダウンは、水鳥の胸に生えている毛のことをいい、羽軸がなくタンポポの綿毛のような形でフワフワとしています。これによって寒さから身を守ってくれるのです。
一匹の水鳥から採取できる量は、大きさによって異なり10g〜20g程度です。
ダウンの最大の特徴は保温性の高さで、合成繊維に比べると、同じ量当たりの保温力は3倍程度もあると言われています。
それにも拘わらず、重量は合成繊維とは比較にならないほど軽いく、合成繊維に比べて、もつれたり固まったりしにくく、繰り返し使用しても膨らみを失うことはありません。
フェザーとは若干湾曲した羽軸をもった羽根のことをいいます。
この羽軸から両側にやわらかな羽枝が生えています。
フェザーは採れる部位によってスモールフェザーとラージフェザーに分類されます。
フェザーの特徴は通気性と弾力性です。
特に、スモールフェザーは、羽軸が湾曲しているため弾力があり、中綿として使用することによって、型崩れを防ぐ役割を果たします。
ただ、保温性はダウンよりも劣ってしまうため、ダウンとフェザーを混合することによって保温性と弾力性を両立させておりますが、フェザーの混合率が下がるほど高級品とされる傾向があります。
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