老後を託す終のすみかを選ぶにあたっては、納得がいくまでとことん情報を集め、悔いを残さないようにしなければなりません。
しかし、取り寄せたパンフレットをいくら読んでも、質の高い生きた情報を得ることは出来ません。
やはり、「百聞は一見にしかず」です。実際に、ホーム見学や体験入居をする必要があります。
どの有料老人ホームでも、見学と体験入居を受け付けています。
見学は無料ですが、体験入居を行う場合は、一泊以二食付きで8千円〜1万8千円程度の費用がかかります。
少しでも気になるホームがあったら、必ず見学や体験入居をしてみましょう。
そして、自分が感じたことや、思ったことを率直に質問して疑問を晴らしておきましょう。
特に、自分が生活する部屋には、こだわりたいものです。
トイレやベッド、収納などの使い勝手や機能性、居室の広さや形状、窓からの眺め、身体機能が衰えた時でも快適に使えるかなどをチェックしましょう。
また、食堂、リビング、浴室、談話室などの共用スペースのチェックも必要です。
医療体制や健康支援サービスについては、緊急時や夜間・休日の対応、入退院手続きなど、もしものときのサービスについても確認しておきましょう。
スタッフやホーム長は、日頃から接する人達ですから、問題のあるホームや雰囲気が悪いホームなどは避けるべきでしょう。
また、民間経営ですから、経営状況が悪化して閉鎖する可能性もあります。
最近では、財務諸表や損益計算書、貸借対照表などを見せてもらえるホームもあるので参考にしましょう。
「入居率」の高さも経営状況を把握する判断材料になります。
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