脱毛施術にはさまざまなリスクがありますが、「硬毛化」もその中の一つです。
硬毛化とは、脱毛施術を受けたことにより、脱毛前よりも毛が硬く太くなる現象をいいます。
「多毛化」や「増毛化」といった呼称が使用されることもありますが、実際に毛が増えているわけではあなく、毛が太くなったことで増えて見えることから、こう呼ばれるようになりました。
症状が出るのは約100人に1人といわれているほど確率は低いです。
硬毛化の詳しい原因は解明されておらず、未だに不明な点が多いですが、「毛を生成する組織がきちんと破壊できなかった際に、過度に再生が働くことが原因で硬毛化するのではないか」と考えられております。
対処法としては、
■同じ出力で脱毛を継続する
硬毛化した毛はメラミン量が増加しているため、レーザーの反応がよくなります。
このため、これまでと同じ出力でも十分に熱ダメージを与えられるだろうと判断しての対処法です。
■硬毛化箇所のみ高出力レーザーで照射する
硬毛化は熱ダメージの不足により、きちんと破壊されなかったことが原因とされているため、高出力のレーザーでしっかりと脱毛を促す対処法です。
■硬毛化箇所をニードル脱毛する
硬毛化した箇所がレーザーを使用しても完全に処理するのは厳しいと判断された場合は、毛の生成組織をきちんと破壊できるニードル脱毛を適用する場合です。
■照射出力を落とす
照射出力を落として、次に生えてくる毛が硬毛化しないようにするための対処法です。
■放置する
硬毛化した毛はずっと生えているわけではありません。
毛周期によって生え変わるため、特別な処置はせずに放置するといった対処法です。
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