高校野球で一躍有名になったオコエ、そして、ハンマー投げの室伏広治、やり投げのディーン元気、短距離のサニーブラウンなど、今や、ハーフのアスリート一は、欠かすことの出来ない存在です。
恵まれた体格と優れた身体能力、これらは、いずれも長い間、日本人アスリートの弱点とされていたものです。
しかし、ハーフのアスリート達は、日本人の弱点を十分補う資質を持っているのです。
かっては、国際結婚は非常に珍しかったことから、その間に生まれたハーフも奇異の目でみられておりましたが、今日では、完全に市民権を得、逆に、アスリートとして、また、芸能界においても大活躍しております。
芸能人と言えば、東京オリンピック招致委員会の際の、滝川クリステルさんの流ちょうなフランス語と「おもてなし」という言葉が、招致成功に大きな役割を果たしたのは誰しも認めるところでしょう。
そして、これらハーフのアスリートや芸能人達は、日本と父や母の母国との結びつきを強め、日本の理解と交流にも役立っているのです。
企業は海外に進出してグローバル化がすすみ、日本人が海外において活躍する機会が増えたことにより、小学校においも、英語教育が導入されるなど、英語を始め語学教育が今後さらに重要視され強化されることは確実ですから、日本語と母国語の両方を操り、文化を理解しているハーフの存在価値は益々高くなることでしょう。
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