なんらかの皮膚のぶつぶつに悩んでいる女性は、約60%にもなるといわれておりますが、この、ぶつぶつをともなう皮膚疾患にはさまざまな種類があります。とりわけ、多く見られるのが二の腕のぶつぶつです。
これは、悪性の皮膚疾患ではありませんが、顔によくできるニキビと同様に、人に見られやすい部位にできることから、ノースリーブなど二の腕を出す服が着れないなどの悩みが伴います。
二の腕にできるぶつぶつは、「毛孔性苔癬」とか「毛孔角化症」と呼ばれており、毛孔(毛穴)に角質が溜まって盛り上がった状態です。
一般には、サメのざらついた肌に似ていることから「サメ肌」と呼ばれることもあり、小学校高学年から思春期にかけて増加する傾向があるようです。
二の腕のぶつぶつの原因の一つとして、遺伝性があり、親が毛孔角化症に悩まされている人は、子供も同じ症状に悩まされることが多いようです。
また、肥満との相関関係もあるようです。
食生活の乱れによって代謝が悪くなり肌荒れすることもあるので、角質が毛孔に溜まってしまうという可能性も考えられています。
女性が妊娠・出産などを経てホルモンバランスが崩れたときに発症するといわれておりま。
生活習慣の乱れやストレスも、ホルモンバランスが崩れる要因になるので症状を誘発してしまうようです。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れて皮脂の分泌量が多量になり、古い皮脂が毛孔に溜まってしまうのです。
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