今日の手術はのら猫くんの去勢。
こののら猫くんは、猫の飼い主さんの家の近くに住み着いている若い猫でした。
この飼い主さんはオス猫が近くにいることで、と、言うよりも、オス猫が自由にしていることで不幸な子猫やエイズなどの病気を増やしてしまうことをよくご存知でした。
ご自分の飼い猫くんも幼少の頃からいろいろな病気で苦労されておられる方です。
「のら猫を捕まえて去勢したいのですが。」と、相談を受けました。
捕まえるのも難しく、なんとか餌でおびき寄せて捕まえることはできそうとのこと。
ただ、先日書いた野鳥と同様、どんな病気を持ってるかわからないし、ノミは間違いなく持っているでしょうから、入院中の他の動物に感染させるわけにはいきません。
できたらワクチンを一度でいいから打っておいて、ノミの駆除をして、血液検査で麻酔をかけても大丈夫かを確認してから手術したい・・・。
費用はかかるけれど・・・。
でも、この飼い主さん、ワクチン2回、ノミ駆除2回、血液検査、すべて普通の飼い猫と同じにされました。
手術も無事終わり、元気に退院しました。
このときにかかった費用についてはここでは書きません。
僕は全額普通にもらってるかもしれないし、半額にしてるかもしれないし、いくらか割引しているかもしれないし、すべて無料にしているかもしれないし。
先日のハヤブサも同じです。
うちのやりかたを書くと他の動物病院にご迷惑がかかったり、動物を保護して頑張っておられるかたにご迷惑がかかったりするかもしれませんから。
それぞれの動物病院や、それぞれの飼い主さん、保護された人、みんなそれぞれのお考えがあると思いますし、どれが正しいとか間違っているとかは言えないと思っています。
中にはのら猫を捕まえて去勢するのは虐待だと言われる方もおられるかもしれませんね。
ですから、あくまでここはできる限り中立的なブログでいたいと思っています。
賛成意見も反対意見も他者に対する誹謗中傷でなければ大歓迎ですよ。
ちなみに写真は精巣(睾丸)です。
そして、僕の風邪もほぼ治りそうです。
ご心配していただいた方、ありがとうございました。