昨年の暮れに書いた「生命力」のニャンコです。
スタッフに引き取られて3ヶ月経ちました。
貧血も次第に回復して、身体も大きくなってきました。
脚のほうはやはり中途半端な部位で切断されてしまっているため、今でもバランスが悪く地面に付いてしまい、出血を繰り返していました。
そして先日、スタッフと相談の上、いよいよ断脚をすることにしました。
後肢には太い神経があるため、断脚は非常に痛い手術になります。
何種類かの痛み止めを使用しますが、それでもやはり24時間くらいは痛みに耐えなければなりません。
助手には飼い主であるスタッフが入りました。
自分の動物の手術となると、普段は平気であっても意外と緊張したり動揺したりするものです。
彼女ももいつも以上に緊張しながら準備をしていました。
大腿骨を骨盤から3分の1ほど残して切り、残った筋肉で骨の断端を覆い、再び皮膚を内側から破って出血させないようにします。
手術は無事に終わり、麻酔からも醒めました。
最初はかなり痛がっていましたが、今では痛みもほとんどなくなり食事も取れるようになっています。
あとは抜糸しておしまいです。
これからは出血することもなく、元気に走り回ってくれることだと思います。