普通の動物病院の診療日記

November, 2010
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shu

小さな町の動物病院の獣医師です。

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朝から子宮蓄膿症

1121411097880588.jpg今朝は開院前からやや緊急な手術だった。

子宮蓄膿症だった。

4才ちょっとのゴールデンレトリバー、お産暦なし。

 

3日間もフードを食べず、お尻がこんなに汚れているのに、なまじ元気があったものだから、飼い主さんは下痢の血便だと思って様子をみていたそうである(涙)。

 

内科的な治療法もあるけれど、一般には子宮摘出術をすることが多い。

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避妊手術をしておらず、出産経験の少ないメスの犬、6,7才を過ぎてから比較的多い。
発情のあと、1、2ヶ月してからたくさん水を飲むようになったり、元気・食欲がなくなったら注意が必要です。

この子みたいにどんどん血膿が体外へ出てくれるものは飼い主さんが気づくことが多いが、体外へ出ずに子宮がぱんぱんになるほど膿が貯まっていくものはたいへん危険。
病院では超音波検査や血液検査で比較的簡単に診断ができます。

猫にもある病気です。


この記事への返信
こんにちは、はじめまして。

今日始めてこちらのブログを読まさせていただきました。
私もペログーをしていて(お花畑で、かけっこだニャン というブログ
http://cat.pelogoo.com/torachibi/ )
今日、私が投稿したブログがトップページの「最新のブログ」のところで、先生と隣同士で載っていたんです。
それで、クリックしてみて「獣医さんのブログだ〜」とうれしくなり、コメントを書いています。
早速、お気に入りにも登録しました。

私もネコを2匹飼っていますが、病気のときは獣医さんにかかるわけですから、獣医さんのお仕事には関心があります。
これから、このブログを通していろんなことを勉強(笑)させていただきたいと思います。

家のネコは今生後3ヶ月。今年中には避妊手術をしようかと思っています。
このような、怖い病気から守ってあげたいですから。
Posted by まきっころ | 16:56:07, Jul 15, 2005

子宮と獣医さんで思い出しました。
現在2歳のにゃん子を6ヶ月過ぎに避妊手術をさせようと獣医さんに相談に行った時、あまりにも簡単な対応だったため突っ込んで聞くと「首の後ろにちょっとホルモン剤を入れるだけなので、すぐ帰れます」と言うのです。。
更に突っ込んで聞くと、2年でその効果が切れるとか。
将来的に産ませるつもりがなければ子宮摘出が良いらしいことは聞いていましたし、常識的に考えれば、説明して私達に最良の方を勧めてくれるべきだと思うのに、聞かなければ黙ってホルモン剤を埋め込まれたのかと思うと怒り心頭で、その病院には二度と行っていません。

お医者さんのせいばかりでなく、飼い主側も勉強しておかないと、かわいい子をとんだ目に遭わせかねないですね。。
またいろいろ教えて下さい!

Posted by たみ | 18:49:16, Jul 15, 2005
Sさん>
遊びに来ました。
よく知ってるSさんが、、、、、、このブログ見て・・・
実はすごい人だと再認識♪

頑張ってくだしゃい。

陰ながら応援していま〜す(^_^)v
Posted by michi | 19:11:08, Jul 15, 2005
初めまして!私も前から、先生のblog、ロムさせてもらっていました(^o^)
2匹の猫と、夫と4人暮らしです。

飼い主側からのページはたくさんありますが、獣医師さんのページにはなかなか巡り会えないので、いつも考えさせられながら見せていただいています。
時には、心が痛くなるようなお話もあって、辛くなったり、悲しくなったりもしますが、運命や、動物と人との巡り合わせも強く感じられる素敵なページですね。

私は、無力ですが、今、一緒に暮らしている子たちだけは、きっと幸せにします。
お近くなら、うちの暴れん坊も診ていただきたいのに、残念です。
また、遊びに来てもいいですか?
Posted by みえこ | 20:50:10, Jul 15, 2005
ビックリ!!
大型犬は、外で飼ってる事が多いので飼い主さんも気付かなかったのでしょうか??
先生のブログを拝見していて、色々と勉強になります。。
普段、様子がおかしいなぁ。。と思ってから色々と調べたり興味があって調べたりで色々な事を学ぶのですが・・・。
ブログは、皆さん毎日見るでしょうから先生のブログを拝見する機会も多くく、病気について拝見する機会も多いです。
先生のブログは、とても貴重だと思います。忙しい中で大変でしょうが頑張って続けていただけたら嬉しいです。
1つでも多くの病気発見に繋がると私は思います。先生もきっとどこかそんな気持ちをお持ちな方なんじゃないかと勝手に思ってます(笑)
もちろんお仕事が第一なんですが・・・。頑張ってくださいね。
先生に診ていただけないのが残念ですが、応援しています(*^^*)
Posted by ちぇりママ | 22:38:54, Jul 15, 2005
まきっころさん、こんばんは。
偶然の隣り合わせ、読んでいただいてありがとうございました。
ブログ、見せていただきました。
トラくん、チビちゃん、二人とも長生きだったと思うし、まきっころさんのような飼い主さんと一緒に暮らせて、とても幸せだったと思いますよ!
つつじちゃん、マリーちゃんとの出会い、そして一緒の生活も何かの縁だったのではないかと思います。

僕は普通の獣医師です。
特別に立派なこともできなければ、特殊能力を持っているわけでもありません(笑)。
少しでも動物を愛する人たちのために役に立てればと思います。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by shu | 23:43:16, Jul 15, 2005
たみさん、こんばんは。
確かにあるホルモン製剤を埋め込むことによって妊娠しないようにすることができます。
僕はそのホルモン剤を子宮蓄膿症などが起こりやすいかもしれないとの理由で使ってはいませんが、飼い主さんの中には、お腹を切って子宮や卵巣を摘出するよりは優しい方法かもしれないということで、そのホルモン剤を埋め込むことを望まれる方もおられます。

一般的な卵巣・子宮摘出術におけるメリットやデメリットを考えた上で、それぞれに適した方法を選ぶことが大切だと思っています。
たみさんがおっしゃるように、獣医師の言葉プラス、飼い主さんの勉強とか知識も必要であると思います。

基本的に、こういうブログを見ておられる飼い主さんたちはとても勉強しておられると思いますよ。

避妊手術や去勢手術のメリット・デメリットは、また詳しく書いてみたいと思っています。
Posted by shu | 23:51:54, Jul 15, 2005
michiさん、うーん、僕のことを「よく知ってるSさん」と呼ばれるmichiさんは、あの方以外におられない・・・・。

「実はすごい人だと再認識・・・」、勘弁してくださいよー。

僕は普通ですから!
ほんと、許してください(笑)。
Posted by shu | 23:55:47, Jul 15, 2005
みえこさん、初めまして。
読んでいただいてありがとうございます。
僕の知っている方で、やはり夫さんとあばれん坊猫くんたち、4人家族のミエコさんという人を知っています(笑)。

猫くんたちに手作り食(決して残飯ではありません)を作って頑張っておられる方です。

どうか、遊びに来てください。
動物たちの幸せのためにできるだけのことをしたいと思っています。
あー、あくまで普通の獣医師ですが・・・。
Posted by shu | 00:04:42, Jul 16, 2005
ちぇりママさん、こんばんは!
続けてのカキコ、ありがとうございます。

今日は自分の能力以上の人たちに書き込んでいただきましてパニくっております(笑)。
こうして少しずつでも僕のブログを読んでいただいて、病気の早期発見につながってくれれば、こんなにうれしいことはありません。

今日の子宮蓄膿症のワンちゃんは、午後にはすっかり元気になり、入院室で大暴れです(嬉・涙)。

上にも書きましたが、避妊手術はメリットもデメリットもあります。
それをどう、判断されるかは獣医師によるインフォームドと飼い主さんの判断につきると思います。

今後もとにかく正直に書いていきたいと思います。
Posted by shu | 00:13:18, Jul 16, 2005
こんばんは〜

家は、猫も飼っていますが犬も二匹居るんです。
その犬に関してなんですけど、どちらもメスで年齢も12才10才なんですけど
いつも通ってる獣医さんに言われた事がありました、家の犬は外の土の上で飼っていて
獣医さんから『子宮の方にばい菌が入って病気になったりするから子供を生ませないなら手術をした方が良いですよ』と言われた事があります
そういう病気が子宮蓄膿症なんですか??
その時もっと詳しく聞いてれば良かったなぁ…なんて思ってました。
Posted by しげ | 01:00:51, Jul 16, 2005
しげさん、こんにちは。
そうです、そういう病気が子宮蓄膿症です。

すごく簡単に書くと、メスに発情が起こり、ホルモンの作用で子宮が妊娠に適した状態に準備されます。
通常は子宮への入り口はしっかり閉じられているのですが、受精の準備のために、発情期には子宮頸管という狭い通路が開きます。
そこに、精子の代わりにばい菌が入ってきてしまうのですが、ちょっとしたホルモン異常のために、ばい菌の増殖に適した環境ができてしまい、そのままばい菌が増えて膿が貯まる病気です。

犬と猫では発情とか排卵のシステムが違うため、また、日本では猫は外に出て妊娠することが多いため、猫より犬に多く見る病気です。
Posted by shu | 11:42:37, Jul 27, 2005
こんにちは、セカンドオピニオンとしてお聞きしたいのですが。六歳パグメス、数日前より食欲低下。昨日夕方より嘔吐下痢多飲。今朝より開放性の膿が出て慌てて病院へ行きました。熱40度エコーにて子宮蓄膿症と言われました。昨年甲状腺機能低下症と診断されチラージン内服時々しておりましたが現在は内服してませんでした。パグ犬は麻酔が難しく甲状腺の既往があると手術が出来ないと言われ、途方にくれております。今は点滴抗生剤し病院にいます。本当に手術が出来ない危険な状態なのでしょうか。ご意見お願い致します。
Posted by まりん | 12:10:47, May 08, 2007
まりんさん、はじめまして。
パグをはじめとする短頭種が若干他の犬種と比べて麻酔の合併症が多いことは報告されています。
とは言え、チラージンの内服がきちんとなされていれば、子宮蓄膿症の危険性のほうが上回りますので手術はできますが、現在甲状腺機能低下症の状態であるとすれば、やはり麻酔や手術はよりハイリスクになるのは確かでしょう。
かと言ってそのまま無治療で放置すれば、あるいは内科療法に反応しなければより危険な状態(死亡を含みます)になるでしょうから、大学病院等の高次治療のできる施設を紹介してもらうなりなんらかの対策を取られるべきだと思いますよ。
実際のまりんさんの症例については僕は自分で診ておりませんので、これ以上のコメントを差し上げることはできません。
申し訳ありません。
Posted by shu | 18:56:59, May 08, 2007


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