1年間を通して最も多い外科手術は避妊・去勢手術です。
避妊手術はメスに対する手術で、去勢手術はオスに対する手術ですよね。
時々、混同される方がありますので、予約時などには注意してください。
そして、よくある質問に、
1.本当に避妊手術や去勢手術は必要でしょうか?
2.子供を生ませたほうが自然だと思うのですが?
3.手術後は太ってしまうそうですが?
4.性格が変わると聞きましたが?
5.危険ではないのでしょうか?
6.手術前に血液検査やワクチン接種が必要なのは何故ですか?
などなど、このような似た質問を毎日のように受けています。
ほとんどの解答は、犬や猫の飼育書に書いてあります。
それでも一般論ではなく、「例えばこの子の場合はどうなんでしょう?」と言った質問が多いのも事実ですね。
やはり、それぞれの動物によって性格も違えば環境も違う、年齢だって違うでしょうし、健康状態も違うかもしれません。
そして、僕らが感じている大きな点はやはり飼い主さんのお考えの違いによって、一つの質問に対する答えが何種類も存在してしまうと言うことです。
今までも何度か出てきましたが、避妊・去勢手術をしなかったからと言って、必ずしも病気になってしまうとは限りません。
しかし、データ的には間違いなくある種の病気になる可能性は高いことが証明されています。
飼い主さんによっては病気になってしまってから治療すればよいという人と、病気の予防になるならあらかじめ健康なうちに手術をしてしまいたいという人もおられます。
今回から、避妊手術や去勢手術について、そのメリットやデメリットについて考えて見ましょうね。
すでに手術をしている方は、誰かお友達に相談されたときにヒントにしてもらえれば幸いですし、現在、迷っておられる方は参考にしていただければ喜びます。
と、ここまで書きましたが、9月の最初、私用のため、数日間書き込みができなくなります。
そのため、記事が遅れたりお返事ができなくなる可能性があります。
ご了承ください。