リベリア少女:日本人看護師との日々、童話作家が本に - 毎日jp(毎日 ...
神戸のナース美木朋子さんの事を新聞記事で知り、日本女性にもすごい人がいるものだと感動し、またその心意気に惚れて気持ちだけでもと当初から応援させていただいた一人です。
内戦続きだったリベリア共和国で暴行を受けて、歩けなくなったマーサちゃん。「日本で治療を受けさせたい」と手を差しのべたのは、国境なき医師団・看護師としてリベリアを訪れた美木朋子さんでした。「マーサと同じように苦しんでいる子どもたちは何万人もいる。わたしには、この国の状況は何も変えられないかもしれない。でも、せめて出会った人にだけでも、自分ができる精一杯のことをしたい」。
以下は昨日届いた美木朋子さんのメールです。
ご支援いただいた皆様へ
3月も間近に迫って参りましたがまだまだ寒い日が多いですが如何お過ごしでしょうか。
この度、マーサが帰国することになりました。近日中に関西国際空港からドバイ、ガーナを経由しリベリアに戻ります。
今後もリハビリや教育を受けるためアメリカに渡る予定ですが、入国ビザの申請はリベリアで行わなければならずまた向うで生活するために必用な書類をもあって帰国することになりました。
私もマーサとリベリアに行き、最終目的地のアトランタまで同行する予定です。ビザを申請して発行されるまでどの位の時間がかかるのかはやってみなければ分からないことなので不安も大きいですが(米国は同時多発テロ以降ビザの発給がかなり難しくなっているようです)、リベリアの大統領の後押しも得られるようなので「案ずるより産むが易し」の精神でいようと思っています。
マーサが来日したのは2006年の4月末なので、2年近い時間を日本で暮らしたことになります。
今ではすっかり日本語(関西弁)も上手くなり、日本でお世話になった沢山の方々とお別れするのは本当に淋しいようです。
当初の予想を大きく上回るご支援を皆様方から頂きました。この場をお借りして心からの感謝を述べさせて頂きます。本当にありがとうございました。
マーサにとって、心の柔らかい多感な時期に日本で暮らせ、多くの日本人から応援、援助頂いた事は一生忘れることが出来ないものとして、そしてこれからの支えになっていくと思います。
昨年末に汐文社からマーサの物語が出版になりました。(「スペシャルガール」沢田俊子 著)
マーサを日本に連れて来るまでの経緯や日本滞在中のことが書かれています。児童書のため多くの日本の子どもたちに読んで欲しいと思っております。
今後についてですが、出来れば5月くらいまでにはアトランタに到着し、マーサが新生活を始めることが出来ればと願っています。
(マーサはアメリカで政治や経済などを勉強したいと言っており、将来はリベリアに戻り政治家になる夢があります)
アメリカには新しい後見人とその家族がおり、私の手から離れることになります。私自身もその後は渡欧する予定があり、またこれからもミッションに参加すると思いますのでこうして日本で暮らすことはあまりないかもしれません。
私にとって18才まで暮らした神戸で、再びマーサと過ごした2年近い月日は言葉では言い表せないほど密度の濃い、大きなものでした。様々なことがありましたがマーサと生きることが出来本当によかったと思っています。
まだアメリカに到着するまで気は抜けませんのでもうひと踏ん張り頑張りたいと思います。
ご支援本当にありがとうございました。
また今回新聞に掲載された記事を読み新たに支援の申し出をしてくださる方も多いようですので振込先を書かせて頂きます。
三井住友銀行
普通口座
三宮支店 9243265
ミキトモコ
なおご支援頂いたお金は今後のマーサのアメリカでの教育、医療、生活に充てさせていただきます。
2008年2月日28日
美木朋子
日本に来て1年10ヶ月です。その間沢山の人達がわたしをおえんしてくれましてほんとにかんしゃしています。
この2年間色んな出会いが出来て、沢山の友達が出来てそしてともちゃんとくらしてとてもたのしかったです。
にほんにきてよかったです。たくさんのおもいであります。にほんといろんなひととはなれるのとてもさみしくなります。
でも向うに行ったら勉強や身体の為に頑張りたいと思います。大きくなったらくにのとくにこどもたちのためにがんばります。
おおきくなてまたにほにいきます。またおえんしたください。ほんとにありがとうございます。おせわなりました。
マーサより