5月1日(火)昨夜、尾道のホテルではよく眠れました。人間畳の上で死にたいとよく言われますが、あれは自宅とか陸上とかを指しているんじゃないかと思います。
小さくて揺れるヨットのなかでは疲れを癒す眠りではなく、ヘトヘトで仕方なくダウンしている感じかな?その為にお酒の力を借りていると考えても良いのでは・・・・。
さて、昨夜のミーティングで今回のトラブルでは先は望めないのでいったん帰路につく事で意見が一致、停電のまま復旧の見込みが無い船で航海したってしゃ〜無いってことになり、尾道は小雨の中を出航です。(バッテリーは他に電気を使ってないので大丈夫でした)今日の目的港は昨日「尾道ラーメン」で同席した笠岡のヨットマンに教えてもらった今回の旅で一番ほんわかとした島、笠岡市の南約10km強(7Mi)の「白石島」新港です。
今回、出航するたびにクローズドホールド(向かいの風)で日ごろの行いが悪いのかスピードが出ません。
それでも割合楽に到着し、先着の木場YCから来た「ESPRIT」の対面につけたのですが、その場所はアメリカの船の契約場所みたいに使っているから移したほうがいいと言う事で少しはなれたポンツーンへ舫いをとって改めて島の探検です。
旅も5日目になるとズボンのポケットにカメラを入れるのも重くだんだん写真が少なくなっていきます。電池充電も出来ないし、
白石島は住所:岡山県笠岡市白石島で人口750人のそれは可愛い島です。夏は海水浴場でにぎわうみたいですが、GWは観光客は皆無でした。旧盆のイベント「白石踊り」は重要無形文化財に指定、天然記念物の鎧岩とかもあるそうです。
村の集落のよろず屋(昔のコンビニ)で夜飯のおかずを買い
海水浴場の前の民宿「さんちゃん」でビールを飲んでぶらぶら帰ると港にアメリカのケッチ(マスト2本)45Fが係留していて大男2人と日本の女性より小柄なアメリカ女性エミーさんがいました。(上の写真はアメリカ人のヨット)
なんでもエミーさんが白石島に移り住んで10年になるとか、日本語はもちろんぺらぺらで、彼ら(ヨットのアメリカ人)が本国
へ帰ったらヨットの管理を任されているそうです。
彼らと、ESUPRITにビールをいただきしばし情報交換をしてひき波、揺れの少ない静かな港で「お休みなさい」です。
さあ次回からこの旅の災難・クライマックスが始まります。
瀬戸内海をなめたらアカン!!