コウモリは鳥のようにはばたいて飛ぶ事ができますが鳥類でなく哺乳類で、哺乳類の中で鳥のように飛ぶ事ができるのはコウモリだけです。
コウモリの主食は昆虫で、ドラキュラの影響で血を吸う生き物のイメージがありますが、1000種ほどいるコウモリの中で実際に動物の血を吸う
種類は中南米に3種類いるだけで、多くは昆虫を主食としています。
昆虫以外では、植物の果実や花の蜜、カエルや魚などをとって
食べている種類がいます。
住み家は良く知られているように洞窟や木の穴に住んでいて、
夜になるとエサを食べに外にでてきます。
ただ、熱帯、亜熱帯に住む大型のコウモリは明るいうちから活動する
ものもいて、すべてのコウモリが夜に活動を始めるとはかぎりません。
暗くなってから活動を始めるコウモリは小型のコウモリです。
熱帯、亜熱帯に分布して、植物の果実や花粉を好んで食べている大型のコウモリは
目が良く、コウモリの中で多くを占めている小型のコウモリは夜行性で昆虫を主食としていて
目が悪いです。
夜行性の小型のコウモリは視力はよくないですけど、その分
超音波で周りの状況を把握したり獲物を見つける術を発達させてきました。
超音波を発し、壁などに衝突しはねかえって来た反響音を
キャッチすることで、獲物や障害物の位置を知り暗い中でも
獲物を捕まえたり自由に飛び回る事ができます。
これをエコロケーションと呼び視力が悪いコウモリが夜に
生活をするために発達させてきた能力です。