ペットのみならず気付いた事をアップしていきます。

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福岡県筑紫野市のペット霊園『ハートランド福岡』で働くさんちゃんです。宜しくお願いします。霊園またはそれ以外の気づいた事をアップしていきたいと思います。またパソコンからいつでも気軽にお子様達に会える『ネットdeお参り』というWeb上の霊園も無料ご利用頂けますのでご興味がおありの方はぜひご登録下さい。
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Feb 28, 2007
短足の猫!!

短足の犬種が存在するのと同じように、足の短い猫も存在します。

 

日本で現在もっとも人気のある犬種、ダックスフンドの最大の特徴は、なによりもその短い足ではないでしょうか。また、近年人気の高いコーギーも短い足の犬種ですし、某靴メーカーのキャラクターにもなっているバセットハウンドも、短い足が魅力的な犬種です。


猫の種類のなかにも短い足の猫種が存在します。
それが、マンチキン(マンチカン)とよばれている猫です。

マンチキン(マンチカン)は、1980年代にアメリカのルイジアナ州で発見された、1匹の足の短い猫をルーツとしています。そしてその猫の生んだ仔猫たちのなかに、足の短い猫がいたことから、猫種としての作出がはじまりました。
一匹の猫から猫種を作出しようとすると、どうしても近親交配の問題は避けられません。そこで、作出の過程で様々な猫種の血が加えられることとなりました。このことから、マンチキン(マンチカン)には毛色や毛の長さ、顔や耳のかたちなど、様々なタイプが誕生することになったのです。そのため、猫種としての定義があいまいで、猫種団体によっては、猫種として認定できないとしている向きもあるようです。

 

犬種のように、目的があって足が短いものに改良されたわけではないので、運動に関して不都合があるように思えるかもしれませんが、運動量は普通のプロポーションをもった猫に劣りませんし、ジャンプだってできます。


このマンチキン(マンチカン)と言う名前、由来は映画や小説などでおなじみの「オズの魔法使い」に登場する背の小さなキャラクターからきているようです。

Feb 25, 2007
珍味!!

お恥ずかしながら、私はどれもまだ食した事ないのですが・・・・・・・・

 

世界の三大珍味といえば、フォアグラ、トリュフそしてキャビアである。フォアグラは鴨の肝臓、

トリュフはキノコ、そしてキャビアはチョウザメの卵を塩漬けにしたものだ。

 

チョウザメの仲間は、サメとは名前がつくが実際には軟骨魚類であるサメの仲間ではない。れっきとした硬骨魚類で、その起源は古く、恐竜が生きていた時代から存在していたようだ。

尾ビレの形が特徴的で、上下が不揃な独特なものとなっている。その雰囲気から「サメ」の名前をもち、よく目立つ大きなウロコをチョウの羽の形に見立てて、チョウザメの名前がつけられた。北半球の中緯度以北に分布する魚で、20種以上が知られ、かつては日本でも北海道の石狩川などでもみられたようである。一生を淡水で過ごす種類もいるが、鮭のように河川で産卵し、海で育つ仲間も多い。

 

チョウザメの仲間はその歴史的な部分をはじめ、魚たちの中でも際立った特長をもっている。まず寿命が非常に長く、100年以上も生きるものがいるといわれている。その結果、「チョウザメの肉を食べれば長生きできる」として、イギリスや中国では珍重されもした。さらにその大きさである。ロシアに生息するオオチョウザメ(現地ではベルーガと呼ばれる)という種類では、体長6m、1300kgにも達することさえあるという。

 

これは淡水魚のなかではアマゾン川のピラルクーなどと並んで、最大級と言えるだろう。このほか多くの種類のチョウザメが2m以上に成長するとされている。各地の水族館でも飼育されているため、大きく育った彼らの姿を、ご覧になった方も多いのではなかろうか?

 

チョウザメ類の口は下向きについており、主に甲殻類や貝、魚などの底棲動物を食べている。サメと違って口には歯がなく、丸呑みにして食べる。やはり吻部に下向きに並んだヒゲも、アンテナの役割をしており、餌を探すセンサーとして役立っているようだ。一般にチョウザメの仲間は、繁殖できるようになるまでには時間がかかる。そこにもってきてキャビアが珍味として世界的にもてはやされたため、あるいはその肉を食用とするために、積極的に漁獲された。

 

加えて環境の悪化があったために、どの種類もその数が激減してしまった。

特にオオチョウザメから作られるキャビアは最高級といわれており、そのために個体数を減らす原因になってしまったようだ。現在では保護されているようだが、大型の個体は多くはないようである。

 

しかし、一方では珍重されるキャビアのおかげで、養殖などの研究も盛んに行われており、日本でも養殖に成功している。

 

彼らの絶滅を阻止する意味でも、『環境の保全』を望みたいところです。

Feb 24, 2007
チョコはご法度!?

日本では好きな人やお世話になった方にチョコを送る日として定着したバレンタインデー。デパートやインターネット上でも「バレンタイン特集」として様々な催しが行われていましたが、成果?の方は男性の皆さんいかがでしたか?


貰いすぎたなら、大好きなペットたちにもチョコをあげたいところ。

              

             でもちょっと待って下さい!

 

人間にとっては甘くて美味しいチョコレートは、ペットたちにとっては危険な食べ物なのです。

 

チョコレートの原料となるカカオには、テオブロミンという物質が含まれています。これはカカオのほろ苦い香りの元になっている成分で、カフェインの仲間です。人間の場合は摂取すると集中力や記憶力を高めたり、自律神経を調節してリラックスさせる効果があると言われています。

ところが、ワンちゃんをはじめ、私達の身近にいる動物のほとんどが、このテオブロミンを代謝できません。そのため、チョコレートを摂取してしまうと中毒を起こしてしまう危険があるのです。

中毒症状としては、下痢や嘔吐のほか、頻脈(心拍数が増加する)や痙攣を起こし、症状がひどい場合には心不全や昏睡状態になって死に至ることもあります。中毒を起こす量は、犬の場合1キロあたり200ミリグラムと言われていますが、個体差があり、実際には半分の量でも強い中毒症状を示すこともあるようです。

 

ワンちゃんの飼い主さんには「チョコレート中毒」として知られていますね。

でも、チョコレートによる中毒はワンちゃんだけではなく、ネコちゃんや鳥などでも起こりえます。また、この時期よく販売されている製菓用のチョコレートには、テオブロミンが多く含まれています。

決してペットの届く場所にチョコレートやカカオ豆から作られた製品(ココア、カカオパウダーなど)を置かないようにしてくださいね。


もしもペットがチョコレートを食べてしまった場合には、たとえ症状が出ていなくても、動物病院へ連れて行きましょう。

チョコレートを食べてもすぐ症状が現れずに、数時間〜半日後に現れるケースもあるそうすよ。

Feb 23, 2007
気分で『色』をかえる?

1172208984319824.jpg樹の上で暮らすトカゲの仲間カメレオンは、体の色をめまぐるしく変化させる名人でもある。文字通り見ている目の前で、みるみるその色彩が変わっていくのだ。

 

一般には保護色と呼ばれている体色だが、実は周囲の色彩を眼で見て変えるのではなく、光の強弱や温度に対して皮膚が直接反応しているようである。

 

 

 

したがってその体色は、必ずしも周囲の様子に連動していないこともあるようだ。加えてこのカメレオンの仲間たちは、多くの仲間が知られているトカゲ類の中でも、その感情をかなりはっきりと表わす動物だといわれている。

 

カメレオンの仲間は怯えや怒りなどの感情が体表に表れることが多く、それが仲間同士のコミュニケーションにも利用されているといわれている。観察例によると、メスが繁殖の準備ができた状態になれば、すぐにそれとわかる体色になるようだ。こうした体色の変化は森の中で暮らす彼らにとって、コミュニケーションのツールとして発達してきたものだと考えられている。エボシカメレオンの場合は特に気性の荒い種類とされ、怒るとシュー、シューという音まで立てて、相手を威嚇することがあるという。

 

カメレオンの仲間は、多くの種類がサハラ以南のアフリカやマダガスカルに分布している。そしてそこに暮らす人々は、この体色を変える特有の習性から、悪魔の使いだとしてその存在を気味悪がっていたようだ。種類によって体色は違うが、実際に緑色、茶色、グレーがかった茶色、黄緑色とめまぐるしく変化させる能力をもっている。これは肌で感じる気温の変化の他、テリトリーをめぐってのオス同士の争いなどによってもおこる。また気分によって変わってみたり、皮膚が直接熱や光の変化に反応しても変化する。実験してみるとわかるのだが、日光浴しているカメレオンで光の一部をさえぎってみると、その部分だけが他の部分と違った色彩になるのだ。

 

このメカニズムは、カメレオンの皮膚にある色素粒が、神経の働きによって散ったり集まったりするためとされる。そしてこの体色は、同種とのコミュニケーションをとるのに役立っているのにとどまらず、ある程度は身を紛らわせるのにも役にたっているようだ。カメレオンの仲間は動作もゆっくりとしているので、捕らえようと思えばすぐに捕獲できる。この場合体色を変えて周囲に紛れることができれば、敵に発見されづらい。いわゆる保護色の効果である。

 

彼らは同じ爬虫類の中でも、独特の面白い眼をもっている。それは樹上で生活し、もっぱら虫を食べるのに適した構造といえる。ゆっくりとした動きがもちまえのカメレオンだが、いざ獲物を見つけると電光石火のスピードで捕食する様子が見られる。眼は頭の両側にある円錐形の出っ張りの上に位置しており、左右を別々に動かすことが可能だ。文字通りキョロキョロとその目を動かしながら、昆虫を発見すると両方の眼でその距離を測る。そして口の中に折りたたまれた先のネバネバとした長い舌を一気に伸ばし、ターゲットを補足する。

 

  本当に一瞬のできごとで、目にも止まらぬ早業だそうです。

Feb 22, 2007
「カチガラス」!?

日本では北九州一帯に分布している留鳥、カササギ。カラスの仲間だが体は黒と白のツートンカラーで、すらっと伸びた尾羽がスマートな印象を与える鳥である。

 

佐賀県では天然記念物に指定されており、さらに県の鳥にもなっている。大きな木のなくなった今日では繁殖にももっぱら電柱が利用され、それによりしばしば停電騒ぎも招いたようだ。現在では彼らとの共存を目指して対策が講じられ、事なきを得ているようだ。カササギの暮らす地元では、彼らのことをカチガラスとも呼んでおり、それは鳴き声にちなんでのもののようである。

 

カササギは北半球に広く分布する、カラス科の鳥だ。都会につきものの鳥といってもいいカラスが黒一色なのに対し、カササギでは白と黒のコントラストが非常に美しい鳥である。またカラスよりも少し小さく、尾が長くてスマートな感じがするのもその特徴である。世界的には広く分布しているが、日本で彼らの姿を目にするのは、九州北部の一帯だ。特に佐賀県では県の鳥にもなっており、また国の天然記念物にも指定されている。

 

カラスの仲間同様に雑食性で、何でも餌にするようだ。昆虫をはじめ小型の両生類、爬虫類、さらに果実や木の実、穀物などを餌にしている。1年に1回繁殖するが、大きな木が少なくなった今日、巣を架ける場所としてもっぱら電柱が使われるようになっているようだ。そこにオスメス協力して、木の枝などを使った直径60cmほどもある大型の巣を作り、1月から6月までの繁殖期の間に卵を産みヒナを育てる。そしてひとたびヒナが巣立つと、それに使った巣は用済みとなって放置され、2度と使われないそうだ。

 

その結果として彼らの繁殖する地域では、しばしば停電が発生し、電力会社を悩ませたことがあったという。とはいえカササギは天然記念物にも指定され、県の鳥にも指定されている。電力会社としても彼らとの共存を目指し、あらかじめ彼らが巣を架ける余地を設けたり、送電に影響を与えないように構造を工夫したりして対応しているようだ。もちろん生息環境の変化は多少なりとも影響はしているだろうが、その数は確実に増えており、生息地も拡大しているといわれている。

カササギは日本でもこの北九州だけという限られたエリアに分布することから、一説によると人によって日本にもち込まれたものが繁殖して、野性化したものではないかという話もある。また地元ではカチガラスと呼ばれているようだが、それはカササギの鳴き方にちなむものともいわれているそうです。

Feb 20, 2007
強力な心臓!?

1171932925585474.jpgその独特の姿から、はるかアフリカを連想させるキリン。ゾウやライオンと並んで、サファリを代表する動物である。

 

彼らの首が長いというのは、いうまでもなくよく知られたところ。動物園でも人気者のひとつだ。ところで彼らはこの首の長さのために、特殊な能力が必要となった。普段心臓よりずいぶん高い位置にある、頭部への血液の循環の問題である。

 

 

 

備わった強力な心臓は、彼らのもつ特徴のひとつである。これにより高い位置にある脳にも血液を送れるというわけである。

 

地上で一番のっぽな動物であるキリン。その特徴的な姿から、動物園でも人気のある種類のひとつである。ゾウやライオンなどと並んで、アフリカをイメージさせる動物といえるだろう。成長したものではその高さが5メートルほど、子供でも2メートルあるというのだから、なんとも驚きである。

 

キリンはケニア、タンザニアなどアフリカの西部、南部に分布している。まばらに木が生えているようなサバンナ地帯に生息し、1頭のオスと2,3頭のメス、その子供などからなるそれほど絆の強くない群れを作って暮らしている。その特徴である長い首は、ご存知のように高い木の葉を食べるのに都合がいい。ほかの草食動物では食べることのできない高いところの葉っぱも、キリンなら食べることができる。また展望台のような眺望の視界から、ライオンなど肉食の動物の存在もいち早く発見する。いわばサバンナの見張り番といってもいい存在である。長いからといって、その首を構成している骨が多いかというとさにあらず。ほかの動物同様7つの骨により成り立っている。

 

さて高いところの葉っぱまで食べられる首をもつキリンだが、その長い首ゆえの問題も生じた。高いところにある頭の位置まで、血液を循環させなければならないのである。心臓と頭の位置関係で考えてみても、人間ではせいぜい30センチ程度の距離だが、キリンとなるとその長い首の先につく頭までの距離は2メートル以上になる。心臓から循環する血液は2メートル高い位置にある脳へ送り込む必要があるのである。

 

そのためにキリンは強大な心臓をもっているという。そこから送り出される血液の圧力つまり血圧は、人間の2、3倍もあるようだ。当然その血流は、強力な心臓によって作られている。とはいえ特殊な構造をもっているわけではないようで、心臓自体が大きく、その壁が厚くて丈夫というのがその特徴のようだ。

 

単にキリンと呼ばれることが多い動物だが、実はこのキリンにも種類があるのをご存知だろうか?よく知られるマサイキリン、アミメキリンのほかに、ケープキリンなど数種類がいるようである。これらは分布域や体の模様の特徴によって、分けられているようだ。

 

もちろんどの種類であっても、トレードマークといえるその長い首の特徴は共通です。

Feb 19, 2007
1トン近くになる?!

爬虫類の中でも特に大きいとされるウミガメの1種、オサガメ。ガラパゴスに棲む大きなリクガメ、ガラパゴスゾウガメが200キログラムなのに対し、海洋に暮らすオサガメには916キログラムという記録があるといわれている。その大型の爬虫類オサガメの数が、減少しているといわれている。これはもちろん環境の変化や、海洋を漂うビニール袋の誤飲や魚網による誤獲など、やはり人間による影響も大きいようだ。はるか海洋に暮らす彼らの運命も、われわれ人間の手に委ねられているといっていいだろう。

 

現生の爬虫類の中でも大きな種類とされるのがオサガメである。もちろんウミガメの中でももっとも大きい。またほかのウミガメ類が甲羅をもつのに対し、このオサガメは硬い甲羅をもたない。ちょうど革でできたような独特の背甲をもっている。その背甲には7本のキールが入るのも特徴だ。

 

体長は180センチ、そしてその体重は500キログラムにも達するといわれている。そればかりではなく、記録としては体長256センチ、体重916キログラムというものまであるようだ。甲長が90センチほどのアカウミガメの体重が、約100キログラムということから考えると、記録に残ったオサガメがいかに大きいかがわかる。

 

その大きさのためもあるのだろうか?主に外洋で暮らしており、クラゲなどのプランクトンが豊富な潮目付近でそれらを捕食しながら行動しているようである。また海面に浮いて流れる海藻類も餌にしているようだ。生息している範囲も非常に広範囲に及ぶようで、北はアラスカ周辺や南はアフリカの南端周辺でも確認されているようである。また体表付近に熱交換器官があるとされ、それの働きにより氷山のあるような低水温の場所での報告例もあるようだ。

彼らが地上に姿を現わすのは、ほかのウミガメ類と同様産卵の時だけだ。それ以外は広大な海原で暮らしている。主な産卵場所は東南アジア周辺や中米から南米のあたりとされているが、それらの産卵に訪れるオサガメの数が今日やはり激減しているようだ。ただでさえ広い外洋を住処としているウミガメにとって、個体数の減少は雌雄の出会いといった面からもダメージが大きいとい

えるだろう。

 

原因として考えられるのは海洋の汚染や、漂流するビニール製品などの誤飲による事故などがあげられてういる。また魚をとるための、魚網による誤獲などもあるようだ。事実死んで打ち上げられたオサガメを解剖すると、胃や腸などの消化器官からビニール袋が発見されることがあるようである。もっともこれはオサガメばかりの脅威になるわけではない。ほかのウミガメやひいては海洋生物すべてに関していえることである。

 

環境の保護がささやかれ始めて久しいが、状況の改善は何ら進んではいない。こうした海で暮らす野生動物との共存にも、地上で暮らす人間のこまやかな配慮が不可欠なのはいうまでもないでしょう。

Feb 18, 2007
平成19年2月度1周忌合同供養祭
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本日、11時より

 

『2月度一周忌

     合同供養祭』

 

を執り行いました。

 

あいにくの天候の中、たくさんの方々にご参列頂きました。

 

 

 

 

次回3月度一周忌合同供養祭は

 

   3月11日 (日) 午前 11:00より執り行う予定です。

Feb 17, 2007
三種の神器!!

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、天孫降臨(てんそんこうりん:瓊瓊杵尊が葦原中国(あしはらのなかつくに)、すなわち日本列島に降臨すること)に際して、天照大御神(あまてらすおおみかみ)より三種の神器つまり八咫鏡(やたのかがみ)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)を授かりました。

 

そのうちの八咫鏡は伊勢神宮に、草薙剣(くさなぎのつるぎ:天叢雲剣)は熱田神宮に、それぞれ御神体として祀られていて、八坂瓊曲玉だけは神璽(しんじ)としてずっと宮中に安置されてきました。

 

ところで、宮中賢所(かしこどころ)に奉安されている鏡(神鏡)というのは、第十代崇神(すじん)天皇の御時に八咫鏡を模して造られたものですが、同じく宮中に伝わっている剣も、かつては崇神天皇の御時に模造された剣でした。

 

その剣が、壇ノ浦の合戦で安徳天皇と共に海に沈んだため、のちに伊勢神宮から納められた剣が今に伝えられているのです。 これら三種の神器は、代々の天皇により皇位の証(あかし)として継承され、天皇が一日以上の行事にお出かけになる際には、剣璽御同座(けんじごどうざ)といって剣と曲玉が陛下と共に渡御(とぎょ)されるのです。

Feb 16, 2007
現代の『ロストワールド』!?

インドネシアの洋上の島コモド島。この世界遺産にも登録されたその島に、恐竜の子孫たちが暮らしている。世界最大のトカゲ、コモドドラゴンだ。最大のもので3メートル以上、重さも100キロに達するといわれる。その昔この辺は、交通の便も悪く、それゆえ正体不明の巨大な生物として、恐れられていたという話も残されている。現代によみがえった恐竜ともいえるコモドオオトカゲ。見かけによらず、その動きはすばやいともいう。

 

多くの島々が連なるように存在する国インドネシア。ドラゴンたちが暮らすコモド島も、そうした島のひとつである。コモドドラゴンはオオトカゲと呼ばれるグループの中でももっとも大きくなる種類であるばかりでなく、現存する世界中のトカゲたちの中でも、もっとも大きな種類である。

 

名前にあるコモド島のほか、リンチャ島、ギリモンタン島、パダール島、フローレス島といった島嶼に生息している。最大では3メートル以上、その体重は100キロ近くにも達するともいわれているオオトカゲである。ただし通常は2メートル以下のものが多いようで、それでも体重は50キロを上回るものもあるようだ。

 

幼体は樹上で暮らし、トカゲや昆虫などを餌としている。やがて成長するにつれ活動の舞台を地上へと移し、哺乳類やその死体などを餌にしている。普段その動作はゆっくりとしているが、獲物を襲う際などはその見かけとは裏腹に、機敏な動きをみせるようだ。また繁殖期にはオス同士がメスをめぐって闘争もするようで、互いの力が拮抗していてなかなか決着がつかないケースでは、とっ組み合っての戦いになることもあるようである。

 

生息地のひとつコモド島は、インドネシア政府により国立公園に指定されている。そして1991年には、世界遺産にも登録された。こうした背景にはオオトカゲの皮を求めて乱獲され、数を減らしたコモドオオトカゲの存在もあったようだ。彼らを保護するために政府によって国立公園に指定され、今日では厳重に守られる。その結果個体数も回復しつつあるようだ。

 

その昔、彼らの生息地であるこの辺は、交通の便の悪い場所だったとされる。それゆえこのコモドオオトカゲは、正体不明の巨大な生物として、恐れられていたという話も残されている。現代に忽然と現れた、恐竜のようないでたちをもったコモドオオトカゲたち。実際その祖先は、今から1億3千万年前の白亜紀にまでさかのぼるともいわれているそうです。

Feb 13, 2007
ちっとも白くないのに!?

1171328431855216.jpg動物の名前というと、体のいろいろな特徴からつけられるものもけっこう多い。ゾウと並んで巨大な動物であるサイの仲間たち。アフリカにはシロサイとクロサイが住んでいるが、実はこのシロサイの名前にあるシロは、体の色が白いからついたものということではないようだ。

 

 

実際にけっして白いともいえない。草食性のサイの仲間だが、食べるものによって口や唇の様子が多少違う。とがった上唇をもつクロサイに対し、草原に生える草を食べているシロサイでは、幅の広い口をもっている。この口が広いという特徴に対してオランダ語でweit(広い)といったものを、white(白)と間違えたためにつけられたもののようなのである。

 

大型の奇蹄類であるサイの仲間たち。種類によって多少違うが草原やサバンナ、沼地などに棲み、ペアか家族で暮らしている。一般にサイの仲間というと、その巨体でなんにでも突進していくようなイメージがあるが、これはその大きな体と視力が弱いことが原因のようだ。幅広い顔の両側に小さな目がついているが、なんと30m離れた人が確認できないほど、その視力は弱い。そして実際にサイたちは、近づくものを敵だと判断すると、その巨体で突進してくるという。視力がよくないかわりに、聴覚は優れていて、さながら集音器のような耳でさまざまな情報を察知しているという。

 

サイの仲間はそれぞれの種類で、鼻の先に立派な角をもっている。一見硬そうにみえるその角だが、実際には牛の角などと違って骨質の芯がなく、あくまで皮膚が変化したものであるという。野生の状態のシロサイでは、かなり長い角をもったものをみかけるが、動物園で飼育されているものでは、コンクリートなどで自ら削ってしまうこともあり、あまり長くは伸びないようだ。

 

全世界でサイの仲間は5種類が知られるが、中でもシロサイは特に体が大きく、体長4m、体重は3t以上にも達するという。このように大きく重い体をもったシロサイだが、同じ巨体をもったゾウに比べるとはるかに早く走れるようだ。さらには急に曲がったり、止まったりするという芸当もできるという。フットワークに関しては、なかなかのようだ。

 

サイの仲間はいずれも草食で、いろいろな植物を食べている。そしてそれぞれの種類が主に食べる植物によって、口や唇の形に違いがあるという。主に丈の低い草を食べるシロサイでは口の幅が広く、一度に多くの草を食べられるようになっている。これに対し、木の葉や丈の高い草を食べるクロサイなどでは、上唇はとがっていてよく動く。

 

そしてこのシロサイの名前であるが、どうやら体の色が白いことからつけられたものではないようだ。幅の広い口の形を指して、現地人がオランダ語でweit(広い)といったものを、white(白い)と聞き違えたためといわれているそうです。

Feb 12, 2007
視力は8倍!!

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名前の通り、茶褐色の体にまっ白な頭部をもっているのがハクトウワシである。アメリカ合衆国を代表するワシタカ類であり、国鳥としても指定されている猛禽類だ。

 

 

 

 

まっ白な頭部と大きな翼を広げて上空を旋回する姿が印象的だが、実は彼らは無意味に滑空しているわけではない。鋭い眼を使って、獲物を物色しているのだ。その範囲は5キロメートルにまで及んでいる。人間のおよそ8倍にも及ぶという視力。まっすぐにものを見据える彼らの眼光は、だてではないのである。

 

ハクトウワシはアメリカ合衆国の国鳥であり、まさにそのシンボルにもなっている。狩猟圧や農薬の影響により一時その数を減らしたが、現在では国をあげての保護もあり、その数を殖やしている。主な餌は小型の獣や鳥類、魚類など。その眼に映ったものは積極的に狩りをして餌としている。さまざまな生物の死肉もあさる。生きた生物はもちろん、横たわっている屍もみのがすことはないのだ。

 

全長で80センチメートル以上、両方の翼を広げると2メートルにも達する大型の猛禽類で、北アメリカ大陸全土に分布している。上空高くを滑空してその姿を誇らしげにみせているようだが、実際には発達した眼とその視力によって、注意深く獲物を探しているのである。眼下に広がる広大な北アメリカの原野を、なめるように偵察しているのだ。

 

その狩りの工程はこうだ。まず高さ1000メートルまで舞い上がり、周囲5キロメートル先までを偵察している。その視力はなんと人間の約8倍。我々ではぼんやりとしか見えないものでも、かれらにはしっかりと見えているのである。その眼をみればわかるように、ワシタカ類の眼は実に大きく、鋭く光っている。大きな体と大きな翼、がっしりとした太い肢と、カギのように曲がった頑丈なクチバシ。それらの特徴がこの仲間に独特でもあり、彼らに威厳を与えるとともに大きな魅力となっている。

 

彼らが滑空する姿は、人間にとっても憧れであった。上昇気流に乗って大空高く舞い上がり、風を捉えてグライディングする。鋭い眼は地上や水面の獲物を見据え、チャンスがあれば一気に急降下する。大きく開いた翼を一気にたたみ、体の重さを最大限に利用して一直線に獲物を目指す。そこに手ごたえを得ると、がっしりとした両足でしっかりとつかみあげる。これが、こうした猛禽類のハンティングだ。

 

木の実を食べたり、穀物を食べたり鳥類の食性も多様だが、ハクトウワシを含む猛禽類の食性はいずれも肉食性である。小獣の肉や魚の肉などを食べて、その生活の糧としている。そしてペアで子育てをし、子孫を後世に残している。

 

一時期激減してその存在が心配されたハクトウワシだが、今日その数を回復しているという。合衆国のシンボルともいえるハクトウワシは、人の手により守られた猛禽類ともいえるだろう。

Feb 11, 2007
魚なのに『山の神』!?

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日本の海辺の中でも、かなり特殊な環境だといえる有明海。ムツゴロウというハゼの存在が特に有名だが、「山の神様」の機嫌を損ねたという、1種類の魚が暮らしているという。

 

その名もずばりヤマノカミ。

 

 

 

水の中に暮らす魚になぜヤマノカミという名前がついているかというと、そこにはどうやらいきさつがあるようだ。海の神と山の神が見栄を張り合ったとき、平和的に解決しそうになったところで、海のオコゼが水をさしたのだという。その怒りを静めるため、山の神の供物にはオコゼが捧げられるという。ヤマノカミの姿はそのオコゼによく似ている。

 

ヤマノカミはカジカの仲間に含まれる水底に暮らす魚だ。もともとカジカの仲間は海に多く、淡水に暮らす種類というのはごく少数派である。このヤマノカミに関しては、川と海を行き来して暮らす、特殊な魚だ。日本では筑後川、嘉瀬川、住の江川、六角川、浜川など、有明海の湾奥部に注ぐ河川の、通常は中流から下流域に分布している。晩秋、産卵のために海へと移動し、カキなどの貝殻内に産卵した後、稚魚は河口域で成長する。5月ごろ川を遡上(そじょう)して、その棲み家を淡水へと移す。

 

有明海は特殊な生態系をもっており、それは非常に大陸的な性質をもっていることによる。マスコミなどでもしばしば取り上げられる諫早湾などもそのひとつで、我が国でも大型の干潟として豊かな自然をはぐくんできた。干潟では何といってもムツゴロウが有名だが、有明海特有の魚としては、このほかにエツやハゼグチといった仲間も棲んでいる。ヤマノカミもそうしたもののひとつで、日本ではこの海域にしか棲んでおらず、その特有の生態系に適応して暮らしてきた魚のひとつだ。

 

一面に広がる泥地を思わせる有明海の干潟は、一見汚さそうに見えるが、実はその豊かな生産力が有明海一帯の魚貝類を養っているといえる。栄養分に富んだ海が魚を含めた生物に産卵場所や、生育場所を提供して、豊かな漁業を支えてきた。こうした生態系は、微妙なバランスの上に成り立っている。先にふれたように、ヤマノカミは海と川を往復する回遊魚であるため、河口付近や下流部に堰ができると大きな打撃を受ける。

 

ヤマノカミという名前だが、どうやらその姿からきているようだ。なんでも伝え話で海の神と山の神が出会い、その際お互いのしもべのことを競い合ったのだという。海の神はタイやヒラメなど、山の神はタヌキやクマなどの手下を集めて、その種類の多さを誇示しあった。結果として数は同じで勝負が引き分けようとしたとき、海から1匹のオコゼがはい上がってきたのだという。そのため軍配は、海の神に上がった。以来山の神は、オコゼを恨むようになったというのである。そこで祭りには、山の神を慰める意味からオコゼが捧げられることがあるようである。

 

このカジカ科のヤマノカミは、その姿がオコゼにも似ている。

そうした言い伝えをもとに名づけられたのがこのヤマノカミのようである。

Feb 09, 2007
縞模様!!

1170985170339354.jpgあのユニークな縞模様がかわいい「シマウマ」。
ところで、シマウマの縞模様は黒地に白縞、白地に黒縞、さてどちらでしょうか?

 

 

 

 

日本の動物園によくいるシマウマは「グラントシマウマ」という種類で、鼻の先から足の先まで見事に縞模様が入っているので白地なのか黒地なのか見分けがつきません。でも「チャップマンシマウマ」を見てみると縞模様が足のひざまでしかなく、ひざから足先までは真っ白です。というわけで、白地に黒の縞模様が正解なのです。

また、「チャップマンシマウマ」は縞と縞の間に薄い影のような縞があるのも特徴です。

 

シマウマの白黒の縞模様はとても目立つような気がしますが、遠くから見ると白と黒が混ざって灰色に見えるので、シマウマの住むサバンナでは目立たないといわれています。またシマウマの敵である肉食獣たちは、色を識別することができないため、白黒のしましまが目にちらついて混乱してしまうのです。

 

     あの『しましま』模様がシマウマたちを守っているそうです。

Feb 08, 2007
子煩悩なワニのお母さん!!

1170906506764806.jpg爬虫類の多くが、繁殖にあたっては成長に適した場所に単に卵を産みつけるだけだ。子育てにはほとんど関与することはなく、卵からフ化した子供たちは、その後は自力で成長していく。ところが同じ爬虫類の仲間でも、ワニたちは別のようだ。クロコダイルやアリゲーターといったワニ類では、母ワニがふさわしいと思う場所に塚状の巣を作り、そこに卵を産んで埋めるという行動をとる。

 

 

その後はそれを側で見守り、やがて子ワニが誕生すると土の中から発する子ワニの鳴き声を聞いて、這い出てくるのを助けるというというのだ。爬虫類多しといえども、このような細かな子育てをするのはワニだけだという。

 

カメやヘビ、トカゲなど、多くの爬虫類では繁殖の時、安全だと思える場所、また子供の成長にとって適当だと思える場所を選び、そこに卵を産みつける。またフ化した後の子育てにはほとんど関与せず、子供たちは親の保護を受けることなく、自力で成長していくことになる。野生の環境には、危険がいっぱいだ。そうした中忍び寄る天敵たちを、かいくぐって成長していくのが一般的なのである。

 

ところが、同じ爬虫類の中でもワニの仲間は別のようだ。ワニ類では、メスワニが適当だと思う場所に塚状の巣を作り、そこに卵を産んで埋めるという行動をとるようである。池や沼、川の側の傾斜地などに土を盛り上げ、その中央をくぼませてそこに卵を産む。産み終えると泥や土で卵を覆い隠し、フ化するまでその巣に寄り添ってじっと見守る。

 

種類によっては、さらに巧妙な塚作りをするものもいるようだ。塚を作るにあたって、その材料として枯れ葉や枯れ枝、腐りかけの草などを脚で泥と混ぜ合わせ、それで巣を作るというものだ。もちろんそれには理由がある。混ぜ合わせた草などの材料は次第に発酵して、その熱が塚全体に行き渡るのではないかと考えられているのである。つまり卵の周辺の温度を、一定に保つのに役立っているわけだ。

 

やがて子ワニが誕生すると、母ワニは土の中から発する子ワニたちの高い鳴き声を聞き、そこから這い出てくるのを手伝うという。中には、沼地や水辺にまで連れて行く母ワニもいるようだ。さらに種類によっては沼地の周辺に保育園のような子ワニを遊ばせるスペースを作り、数ヵ月の間天敵から守るものもいるようである。爬虫類多しといえども、このような細かな子育てをするのはワニだけだといわれている。

こまやかな子育てをすることで知られるワニたちだが、現在絶滅が懸念されている動物のグループのひとつでもある。原因としては皮革を目的とした乱獲や、環境の変化が影響しているというのはご他聞に漏れずだ。現在では世界的に保護が進められているが、一方では密漁も後を絶たないという。見た目とは違って子煩悩な一面をみせるワニたちにも、安住の地を与えてあげたいものです。

Feb 07, 2007
『ナマケモノ』は意外と!?

1170813101176191.jpgナマケモノという名前が付くくらいほとんど動かないナマケモノ。

動かないその理由とは?

 

そのスローな動きの原因は、食べ物にあります。

ナマケモノは主に、中南米のジャングルに生えるセクロピアという樹木の葉を食べます。

 

 

 

 

このセクロピアには毒があり、他の動物は食べないので、一度セクロピアの木を発見してしまえば、えさを求めて他の場所に移動する必要がなくなります。
また、セクロピアを消化するには、毒を分解しなくてはならないので、かなりのエネルギーを必要とします。そのため、体の動きは最小限に抑え、食物の消化にエネルギーを使っているのです。

目の前にエサがあるので移動する必要がなく、動かなければ動かないほど食べる量も減って、さらに他の場所へ動く必要がなくなるのです。

 

他にも面白い特徴がいくつもあります。

ナマケモノの首は、できるだけ動かなくてすむように、270度もぐるりと回るようにできています。体毛は、常に木の枝に逆さにぶら下がっているため、他の哺乳類とは逆方向に流れるように生えています。
また、意外なことに泳ぎが比較的得意で、1分間に約10メートル、地上を歩くときよりも早く進むことができるのです。

ちなみにトイレは週に一回、わざわざ地上に降りて、穴を掘ってその中にします。ほとんどの動物が地面にやりっぱなしなのに、ナマケモノの意外とマメな一面を持っているようです。

Feb 06, 2007
お父さんが、お母さんに??

1170726024952913.jpg動物たちの中には、人間のように男性女性の区別がなく、
環境や状況に応じて男性女性が決定されたり、
変化する動物がいることを知っていますか?

 

アメーバのような原生生物はオスとメスの区別がなく、細胞分裂によって仲間を殖やします。

 

 

また、爬虫類や哺乳類のような生物はオスとメスの性分化がハッキリとしており、オスとメスの繁殖行動によって子孫を殖やしていきます。

その他、ミミズやカタツムリなどのように一つの固体にオス・メスの両性の繁殖機能を兼ね揃えた生物がおり、このような形態を雌雄同体といいます。

この雌雄同体の動物のなかには、環境や状況によってオスにっなたりメスなったりする動物がいるのです。

 

アニメ映画「ファインディング・ニモ」でおなじみのクマノミも、性転換をすることで知られていますが実は私たちがペットとして飼養する生物にも、環境によって性別が変わるものがいます。

 

代表的なのがレッド・ソードテールという熱帯魚で、群れの中にオスがいなくなると数ヶ月後には、必ずメスの一匹がオスに性転換することで知られています。この熱帯魚はソードテールといわれるように、オスの尾ビレ下端が剣のように鋭く伸びるのが大きな特徴です。

尾ビレの短いメスばかりにしておくと、そのうちの一匹の尾ビレが長く伸び出し、オスへと性転換するわけです。

 

生命の不思議を身近に観察できるペットとして、レッド・ソードテールを飼養してみても楽しいかもしれませんね。

Feb 04, 2007
『能あるネコは爪を隠す!!

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普段はとってもふくふくして柔らかいネコちゃんの手。でもいざと言う時には隠されていた鋭い爪が飛び出します。

 

トラやライオンのようなネコ科の動物は、獲物を捕まえるための強力な武器として、鋭い牙と爪を持っています。とくに爪は伸び続けるために、常に鋭く尖らせていなくてはなりません。いつも一生懸命に爪研ぎをしているのもこのためです。

 

 

しかし、この尖った爪がいつも外に出たままだと、せっかく研いだ爪も磨耗してしまい、狩の役に立たなくなってしまいます。ですから、獲物を捕るとき以外はしまっておいて、狩をするときだけ出すようにしているのです。

 

室内飼いとなったネコちゃんたちには、狩をして獲物を捕まえる必要はないのかもしれませんが、習性や爪の構造は他のネコ科の動物たちと同様で、優れたハンターの資質を備えているといえます。

 

ところが、飼い主さんと一緒に遊んでいるときでも、このハンターの資質が邪魔をして、飼い主さんを傷つけてしまうことがあります。これは遊びによって興奮し、狩りの本能が目覚めてしまうため、ついつい爪を立ててしまうのです。

このような場合は、遊びを一時止めてネコちゃんを落ち着かせることです。

 

そして落ち着いたら低い声で優しく声を掛けてやり、それから遊びを再開するようにするといいようですよ。

Feb 03, 2007
お稲荷さんとキツネの関係!?

1170491326365625.jpg古来から日本では、山や森、樹木に神さまが宿るとされ、御神木(ごしんぼく)としてお祀りされている例があります。 これと同様に、動物にも神さまとの関わりを認めてきました。 動物に対する信仰は、やがて特定の動物を特定の神さまの、その神意を伝える使い(使者)とする信仰へと展開していきました。

 

 

 これらの動物の代表ともいえるのが、お稲荷さんの狐です。 稲荷神社の御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)(倉稲魂神)で、「宇迦」とは食(うけ)の意味であり、食糧をつかさどり、稲の成育を守る神さまです。 狐が稲荷神社の使いとされた理由としては、御祭神の別名である御饌津神(みけつかみ)のその文字に、狐(ケツネ=キツネの古語)を使い三狐神(みけつかみ)と記したことによるといわれていますが、これについては諸説があります。

 

いずれにしても狐という動物は、私たちの先祖が、その生活の中で接ことの多かった親しい動物でもあり、おのずと稲荷神社の「使い」としての信仰が定まったのでしょう。

 

            狐=お稲荷さんということではないようです。

Feb 02, 2007
『じっと我慢』!!

頭が禿げ上がったハゲタカに、クチバシに袋をもつペリカンなど、
鳥たちの姿には時々ドキッとさせられることがある。
この鳥もそのひとつだろう。

何しろ睨みつけるような眼差しでたたずんでいる。
そして、基本的にあまり動かない。

全長120センチと小学1年生並の大きさに、まるで睨みつけるような
眼差し、そしてなんでも飲み込んでしまいそうな大きなくちばし。
見た目にはとても怖そうなこの鳥は、ハシビロコウという
コウノトリの仲間だ。

このハシビロコウの得意技は、ほとんど動く事もなく、
何時間でも同じ体制のままじ〜〜〜っとしていることだ。
動物園などではその「あまりの動かなさすぎ」っぷりのおかげで、逆に人気があるという。

 

ハシビロコウはアフリカの東部から中央部にかけての、パピルスの茂るような湿原に生息していて、
ハイギョなどの比較的大型の魚を主食にしている。
風貌だけでなく、その狩りの方法も変わっており、戦法はとにかくひたすら“待つ”。

水辺にたたずみ、ピクリとも動かずにじ〜〜〜っと待ち伏せしているのだ。
そして魚が水面に上がってきたところを、まるで魚に向かって体ごと倒れこむように襲うのである。

 

               人間も忍耐が大事!?

 

風貌や生態がとてもユーモラスなこのハシビロコウだが、他の野生動物同様
個体数の減少が心配されている種類のひとつで、残念ながら生息環境の悪化により、数の減少が懸念されている鳥でもあるそうです。

Feb 01, 2007
何故かトウキョウトガリネズミ?

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【トウキョウトガリネズミ】

 

体長5センチメートル、体重は2グラムほど。

最小の哺乳類のひとつともいわれるのが、トウキョウトガリネズミである。

 

 

トウキョウトガリネズミは、日本では北海道に分布しているトガリネズミの一種である。トガリネズミはシベリアからカムチャツカ、北海道に分布しており、北海道に分布するグループはトウキョウトガリネズミという名前をもっている。北海道に棲んでいるのに、なぜトウキョウという名前がついているのだろう?実はこのトガリネズミを最初に登録した際の、採集地の記述に原因があったようである。

 

明治時代イギリス人によって採集されたトガリネズミは、大英博物館へと送られた。その採集地にエド(江戸)とエゾ(蝦夷)を誤って記録していたようなのである。そして後にエドを江戸と判断した日本の研究者によって、トウキョウトガリネズミの名前がつけられたようだ。江戸であるからその種類が東京で発見されてもよさそうなものだが、実際にはなかなか発見されず、彼らはなぞの哺乳類とされていた。そして北海道でその存在が発見されたことで、名前のなぞが解けたのである。

 

このトウキョウトガリネズミ、体長はせいぜい5センチ足らず、体重は2グラムというから本当に小さい。そして激寒の地で暮らす彼らは、ひたすら餌を食べ続けることでその小さな体を維持しているようだ。餌となるミミズや昆虫などを、休むことなくむさぼり食べているのである。

 

餌を食べることでエネルギーをとり続け、体から逃げていく熱を補充しているのだ。眠る暇を惜しむほど続けられる彼らの食事は、寒い北海道で生きていく上での必要な条件となっている。

 

このトガリネズミであるが、実はその小さな体に似合わず気が荒いことで知られている。自分より大きいくらいの生き物にも向かっていくのだ。また仲間同士が出会うとやはり闘争になるらしい。その方法というのがふるっている。仰向けにひっくり返って手足をバタバタさせて、キーキーと鳴き声を張り上げるというもののようだ。

 

勝敗はといえば、より派手なアクションをしたものの勝ちということだから、なんとも奇妙なバトルと思いませんか?!