ペットのみならず気付いた事をアップしていきます。

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福岡県筑紫野市のペット霊園『ハートランド福岡』で働くさんちゃんです。宜しくお願いします。霊園またはそれ以外の気づいた事をアップしていきたいと思います。またパソコンからいつでも気軽にお子様達に会える『ネットdeお参り』というWeb上の霊園も無料ご利用頂けますのでご興味がおありの方はぜひご登録下さい。
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May 30, 2007
恐ろしい動物!?

1180480639921795.jpgわが国でスッポンと言えば、一度噛み付いたら放さないとは言われるものの、なんと言っても高級鍋料理の食材のイメージが強い。

 

そんなスッポンが実は恐ろしい動物であったとは?

わが国スッポンは、せいぜい体長40cm前後で、一度噛み付いたら放さないと言われてはいるものの、恐怖の対象ではないだろう。

 

 

 

ところが、世界は広いもので東南アジアに生息するコガシラスッポンやマルスッポンは、体長1mを越える個体がざらにいる。

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May 29, 2007
136リットルの水!!

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ラクダのこぶの中には何が入っているのでしょう?

 

ラクダはアジアやアフリカの砂漠に住んでいます。砂漠はとても暑くらくだの主食である草が少ないので、ラクダはいつでも好きな時に草が食べられるとは限りません。長い間粗末な食事でも耐えられるように、ラクダはこぶの中に脂肪をためているのです。ですから、ずっとえさを食べないでいると、こぶはしぼんできます。また、こぶの中の脂肪の層は、真上から来る直射日光を遮る役目もしています。

 

砂漠は、草だけでなく水も非常に少なくいつでも飲めるとは限らないので、ラクダは一度に136リットルもの水を飲むことが出来ます。

 

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May 28, 2007
しびれちゃったお話!!

熱帯魚屋さんに行けば、その姿を見かけることは決して難しくないデンキナマズ。ころころして結構かわいらしい外見だけど、ほんとに発電するのかな?

アフリカのナイル川などに生息するデンキナマズ。成長すると体長50cmを越える大物になるけど、熱帯魚ショップで見かけるのは体長5cmくらいのころころとして可愛い奴。その可愛さに負けて、つい衝動買いしてしまう人も多いとか。

ところでコイツってほんとに発電するんでしょうか?するんです。水換えの時などに水槽の中に手を入れるとピリピリくるんですこれが。最初のうちはびっくりして手を引っ込めてたけど、なれるとこれが結構快感だったりする。ただ、あんまり何回も発電させていると、デンキナマズも疲れちゃうのかピリピリしなくなる。

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May 26, 2007
野生のヤマメ!!

緑の森をぬうようにして流れる清流。そうした清らかな流れが、ヤマメの住処です。

 

美しい姿と味のよさから、「渓流の女王」とも呼ばれているヤマメ。その女性的な美しさから「山女魚」とも呼ばれている。その体色の特徴は、何といっても体側に見られるパーマークと呼ばれる小判形の斑紋だろう。関東以北の全域に分布しており、河川の渓流域に暮らす清流魚である。

 

フィッシング・ファンにもイワナと並んで人気の高い魚といえるだろう。関東以西ではヤマメに変わってよく似たアマゴが分布しているが、アマゴでは体側に朱色の斑点があることで区別できる。ヤマメは通常川で一生を過ごすが、一部の者は海へと下り、降海型として成長して1年後再び産まれた川へと戻ってくる。

 

川に残って成長した30センチほどのヤマメと異なり、降海したものは50センチほどに成長し、名前もサクラマスと呼ばれる。先にふれたようにヤマメでは小判型のパーマークが明瞭だが、海へと下るものはこのマークが消えて銀色一色になる。この現象はスモルトと呼ばれている

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May 24, 2007
どこまで大きくなれる!?

世界中に大蛇の話や伝説はそれこそ星の数ほど存在するが、実際のところヘビはどこまで大きくなれるのだろうか?

 ヘビについて一つの誤った説がある。それは「ヘビは死ぬまで成長を続ける」と言うものである。それならば、とてつもなく長生きしたヘビがいれば、それはとてつもなく大きく育っても不思議ではあるまい。と考えるのが世界中の大蛇マニアの主張。
これは全てが嘘とは言わないまでも、真実が曲解されている。確かにヘビの仲間には、生存中はその成長が止まらない種類も知られているのは確かである。しかし、その成長の割合は年齢と共に低下していくので、若年期のような成長をその後もずっと続けるわけではない。したがって、老齢のヘビでは年に数ミリと言った成長スピードになってしまうのが実情である。
 もっとも、これはすでに我々人類によって発見された種の場合であるから、地球上のどこかには我々がいまだ見たこともない巨大種が存在する可能性はゼロではない。

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May 23, 2007
襲われると青い煙幕、珍種発見!!

台湾周辺の深海で、80種類以上の新種を含む珍しい魚類や甲殻類が発見された。

 

外敵に襲われると青く光る酵素物質を噴き出しながら逃げる、

珍しい生態のエビなどが含まれていた。

台湾の研究者チームが01年から採取していた深海生物の中から見つかった。
 

台湾の海洋大学などが主に台湾東・南部の海域で、水深200メートル〜4455メートルから採取した。375回に及ぶ採取作業で、魚類の

新種を40種、エビやカニなど甲殻類は五つの新たな属と40の新種を

発見した。
 

海底の温泉が噴き出す場所では、右側のハサミだけが大きく発達した新種の白いエビなども見つかっている。

 

やっぱり、地球上にはまだまだ未知の動物がたくさんいそうですね!!

May 21, 2007
「オカピ」とは?

キリンと共通の祖先をもつ動物に、オカピがいる。発見当初彼らは馬の仲間とされたが、その特徴から実はキリンの仲間であることが判明した。20世紀最初の大型哺乳類の発見として、当時はかなりのセンセーションを巻き起こしたようである。

 

彼らの独特の四肢の模様は森林に紛れる効果とともに、子供にとっては母親を認識するための役割があるとも考えられている。キリンの仲間のオカピだが、その名前は現地人の言葉で「森の馬」を意味するようだ。

 

1901年の発見当初、このオカピは馬の仲間とされていた。確かにその体つきは馬に似ているし、脚に入ったしま模様もシマウマのそれを彷彿とさせる。そして現地の人によってつけられたこのオカピという名前は、森の馬を意味するもののようだ。

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May 20, 2007
5月度一周忌合同供養祭

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本日、11時より 『5月度一周忌合同供養祭』

 

                   を執り行いました。

 

心地よい天候にも恵まれ、たくさんの方々に

ご参列頂きました。

 

 

 

次回6月度一周忌合同供養祭は

 

  6月17日 (日) 午前 11:00より執り行う予定です。

 

たくさんのご参列、お待ちしております。

May 18, 2007
子供を守る巨大魚!!

熱帯魚の三大生息地として知られる、大河アマゾン。その流程は600キロ以上、流域の面積では700万平方キロにもおよぶ。単に数字を並べてもピンとはこないかもしれないが、日本全土の20倍近い大きさといえば、想像できるだろうか?大河にはやはりそれにふさわしい魚が生息している。ヨーロッパオオナマズと双璧をなす淡水魚、ピラルクーだ。その体長は3メートル近くにも達するという大型魚である。このピラルクー、その大きさや豪快さに似合わず、誕生した稚魚たちがある程度成長するまで面倒をみるという習性でも知られている。産みっぱなしの魚が多い中、太古から今日まで種族を残してきた秘密が、そこにもあるに違いない。

熱帯魚の中でも特別大型になるピラルクー。ブラジルではとかく話におひれがつきやすいが、7メートルもあったなどという話が、まことしやかに伝えられたりもしているほどである。現在棲息しているものは1.5メートルぐらいのものが中心で、大型の個体でも3メートルといったところのようである。

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May 15, 2007
絶滅した巨大有袋類!!

コアラやカンガルーなど、有袋類の大陸として知られているのがオーストラリアだ。実はその昔、この有袋類は各大陸でも繁栄していた。ところが、今日主流派となっている真獣類とその生存を争い、多くのものが追いやられたといわれている。大陸の移動によって、真獣類との競合がなかった大陸がオーストラリア大陸なのだ。そこには体長が3メートルもあった有袋類の祖先も暮らしていた。ディプロトドンという動物で、現在も存在するウォンバットを大きくしたような有袋類のようだ。またどうやら彼らの絶滅には人間が関与したのではないかとも考えられている。

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May 14, 2007
エンゼルフィッシュの気性
古くから知られる熱帯魚のひとつ、エンゼルフィッシュ。エキゾチックなその姿にあこがれて、飼育を始める愛好家の多い魚である。東南アジアで積極的に養殖がなされており、そこで誕生する魚たちは、もはや故郷のアマゾン河すら知らない魚たちといえるだろう。この天使のような魚たちのプロフィールだが、実際にはシクリッド(カワスズメ)と呼ばれる魚たちの仲間。けっこう気性も激しかったりする。その素性を探ってみると・・・  [続きを読む]
May 13, 2007
縦横無尽!!

イモリとヤモリ。名前は似ているがまったく別の生物だ。イモリは水中に暮らす両生類、ヤモリは陸上に暮らす爬虫類の仲間である。

日本で普通に見ることができるヤモリがニホンヤモリだ。ごく普通に民家の周りで見かける爬虫類で、もともと日本にいたような雰囲気だが大陸にも同じ種類がおり、おそらくはかなり古い時代に、貿易船などで移入してきた外来生物だったのではないかといわれている。

彼らはものの見事に壁などに張り付くことができ、移動する様子もスピーディだ。これは四肢の指の裏側が特殊な構造になっているためで、指にヒダのような皮膚があり、そのヒダに細かい毛がビッシリと生えている。この構造により、壁面のわずかなでこぼこに張りつくことができるのだ。いわゆるカエルにある吸盤のようなものではなく、マジックテープのそれに似ている。こともなげに天井を行くさまは、まさに忍者のようだ。

体長は10から15センチメートル程度。写真からもわかるように白っぽい体色をしているが、環境などによって変化する。夜行性でもっぱら夜間に活動し、明かりのそばで見られるのは彼らが明かりに集まった昆虫などを捕食しているためだ。かなり貪欲でもあり、自分より大きそうな蛾でも口に入るものなら積極的に襲う。

通常のトカゲの仲間は眼の部分にまぶたをもっているが、ヤモリはもっていない。ちょうど1枚の透明なウロコに覆われたような構造になっており、瞬きができないため、舌を使って目の表面を清潔に保っている。彼らの様子をじっと観察していると、しばしばその行動を目にすることができる。ヤモリ類独特のしぐさといえるだろう。


このニホンヤモリであるが、5月から9月にかけて、繁殖する。壁の隙間や雨戸の戸袋などに粘着する卵をふたつ産みつけるのだ。そしてまた面白いことに、オスになるかメスになるかを決定するのは、そのときの温度によるのだという。温度が28度前後であればオスに、それよりもかなり低かったり、あるいは逆に高かったりするとメスになるといわれている。

夜天井を行く忍者は、その生い立ちもなかなかミステリアスですね!!

 

May 12, 2007
日の光があたると死ぬの?

地中にトンネルを掘り壮大な地底王国を作るモグラ。名前は確かに有名なのだが、実際にその姿を見たことがある人は少ないのではないだろうか。

 

モグラは食虫目に属する小動物で、ミミズやイモムシなどの地中に生活している虫を餌としている。

 

そんなモグラは、日の光にあたると死んでしまうと言われてきたが、本当なのだろうか。やっぱり地底生活者に太陽光線は刺激が強すぎるのだろうか?

モグラの仲間がトンネルを上手に掘るというのは良く知られているが、一日に50m以上は軽くトンネルを掘ってしまうと言うから、その能力と勤勉さには驚かされる。当然それだけの重労働を支えるためには、それに見合ったカロリーが必要で、モグラは1日に自分の体重とほぼ同じくらいの餌を摂取する必要がある。

そして研究によれば、5時間くらい餌が見つからないと餓死すると言われている。

つまり、モグラが地上に出てきて死亡するのは、太陽光線にあたったからではなくミミズなどの餌が見つからないために餓死してしまうからなのである。
 

トンネルを掘るエネルギーを採るために餌を食べ、その餌を探すためにトンネルを掘る。トンネル工事がそんなに重労働ならば動かずにじっとしていれば腹も減るまいと思うのは人間の浅墓さだろうか。

May 09, 2007
得意技は死んだふり!!

1178668100830386.jpgクマに会ったら死んだふりをしろという、まことしやかな説がある。

もちろんこれには根拠はないようで、危害を加えられる可能性が大きいという。

ところで動物の中には、旗色が悪くなるとこの死んだふりをする連中が案外少なくない。

 

 

 

過酷な自然の中で生きていくために身につけた技なのだろうが、シシバナヘビもそうした得意技をもった動物のひとつだ。そしてその死んだふりだが、迫真の演技とともに繰り広げられるらしい。とはいえそうした死肉を餌にする連中も少なくないので、いくら演技が通用したからといっても食べられてしまえば、元もこもないところではあるのだが。

 

農耕地帯での過疎化などの影響により、クマやシカといった日本で暮らしている野生動物たちの生息地域が広がっていることが先ごろニュースとなった。頻発したクマとの遭遇や被害なども、そうした部分が要因になっている部分もあるようである。クマに会ったら死んだふりをしろという、まことしやかな俗説がある。もちろんこれには根拠はなく、クマの好奇心から危害を加えられる可能性が大きいという。

それはさておいて、動物の世界でもこの死んだふりをすることで、敵をやり過ごそうといういう輩はけっこう多い。擬死という言葉を使うが、ひとまずはフリーズして死んだふりをすることで、相手の出方をうかがうといったものなのだろう。もっとも野生下で暮らす動物たちには、死肉や腐肉を食べるものも普通にいるので、死んだ真似をしてみたところであまり問題の解決にもなっていないようにも思える。

 

写真のシシバナヘビもこの擬死を得意技にする生物のひとつである。北米に分布している種類で、いわゆるヘビにしては太短い体形をもった、ずんぐりとした格好をしている。シシバナの名前にあるように、吻端がわずかに反っているのが特徴。

 

1メートルほどの体長になり、草原の砂地などで暮らしている。

敵に襲われるとくだんの死んだふりをするのだが、その演技も迫真に迫ったもののようだ。痙攣をしながら体をよじり、苦しむようにしながら腹を上にして動かなくなる。まさに完璧な死に際のように敵にも映るはずだ。ただこの先が問題で、無残な姿でピクリとも動かないヘビをもと通りの姿に戻すと、腹を上に向けながらさらには死んだふりを続けようとするらしいのである。

 

死体が動いたのではしゃれにもならない。かといって自然下ではそのようなケースもあまりないことだろうから、彼らなりにこの擬死の行動は役には立っているのかもしれない。確かにその迫真の演技により、敵に一瞬の隙を与えることはできるかもしれない。

 

もっとも先にもふれたように、死肉をあさる連中も少なくないとは思うので、この死んだふりをしながら食べられてしまっては元もこもないと思いますが・・・・・!

May 08, 2007
遺伝!!

1178602566875510.jpgあどけない顔つきと、ゆっくりとした仕草で人気のコアラ。

 

日本でも各地の動物園などで飼育されて人気の高い、いわばオーストラリアのアイドルともいえる存在だろう。

 

さてその主食となっていることで知られるユーカリの葉だが、これがひと癖もふた癖もある代物のようだ。

 

実に青酸という毒素を、成分として含んでいるというのである。当然それを解消するすべをもっているコアラたちだが、この能力は生まれつき備わっているものではないらしい。

 

 

その毒素を解毒する仕組みは、親から子へと受け継がれているようである。

カンガルーに代表される、有袋類と呼ばれる動物たちの一大聖地であるオーストラリア。

独特の動物たちが、その環境に適応して暮らしている。コアラもそうした珍しい動物のひとつ。スローモーな動作で、樹上での暮らしを楽しんでさえいるかのようだ。

 

日中はユーカリの木にぶら下がっていて、夜の帳が下りるとのそのそと動きながら、もっぱらユーカリの葉を食べている。おっとりとさせるような見かけどおり性質もおとなしく、表情も可愛げがあるため、そのキャラクターはいろいろなところに登場しているほどだ。

 

一時はずいぶん数を減らしたようだが、今日では環境と共に保護されており、ひとまずは危機的な状況ではなくなっているようだ。

 

このコアラたちが主食にしているユーカリという植物だが、オーストラリアには300種類ほどがあるという。そのうちコアラが口にするのは10種類程度。

 

専門に食べているといっても、このユーカリは決しておいしい葉っぱではないらしい。繊維質で固く、油分も多く、なによりも有害な青酸を含んでいるというのである。それを主食として食べられる秘密は、コアラのその盲腸にある。

2メートル以上という長い盲腸には、ユーカリの葉を消化分解するバクテリアや葉の毒素を分解する酵素があり、ゆっくりと時間をかけて解毒、消化しているのである。

 

有袋類であるコアラのお母さんは、1ヵ月程の妊娠期間の後、2センチほどの胎児のような赤ちゃんを産む。赤ちゃんは自らの力で母親のおなかをよじ登り、子育て用の袋へと入り、そこでおっぱいを飲んで成長する。こうして6ヵ月の間は、母親とともに守られるようにして育つのである。やがて離乳の時期が近づくと、コアラのお母さんは子供に特別な離乳食を与える。おなかの中で食べやすくした、未消化のユーカリの葉を、お尻の穴から出して子供に与えるのだ。

 

その中には、お母さんコアラがもっているバクテリアや、ユーカリの葉の毒素を解毒する酵素が含まれている。こうしてお母さんから受け継いだバクテリアは、子供のおなかの中にもすみつき活動を始める。かくしてコアラの子供は、ユーカリという植物の葉を食べられるようになるといった仕組みになっている。

 

ちなみにコアラの名前は、オーストラリアの原住民のアボリジニの言葉で、

「水を飲まない」というところからきているようである。水分の補給はユーカリの葉からできるため、特別に水をとることなく暮らすことができるそうです。

May 07, 2007
お父さんに課せられる試練!!

南米に棲むオオハシの仲間と同様、特異なクチバシをもつことで知られる鳥が東南アジアに生息するサイチョウである。実はこのオオサイチョウのオス、子育ての季節には涙ぐましい努力をしていることで知られている。樹の洞の中でヒナを温めるメスへとせっせと餌を運び、自分の食事がままならないこともあるようだ。献身的なお父さんの努力があってこそ、次世代をになう子供たちが育っているようである。

 

体の大きさに比べて大きなクチバシをもつことで有名なのが、南米に棲むオオハシの仲間と、東南アジアに棲むサイチョウの仲間である。両者はその共通点から同じグループの鳥のようにもみえそうだが、オオハシはキツツキの仲間、一方のサイチョウはカワセミやブッポウソウを含むブッポウソウの仲間に分類されているという類縁の薄い鳥たちである。いってみれば他人の空似といったところだろうか。

 

さてそのオオサイチョウ、特異なのはその姿ばかりではなく、ユニークな繁殖法でも知られている。繁殖期がくるとオスはメスが入れるぐらいの木の洞を見つける。そしてメスはそこにメスはそこに入ると、フンや木クズのようなもので、その入り口を塞いでしまうのである。入り口は、メスのクチバシがわずかに見える程度になる。やがてメスは卵を産み、その巣の中で子供を育てるが、そこからがお父さんにとっては試練の毎日となる。

 

わずかに開いた入り口から、メスへの餌をせっせと運ぶ。メスが卵を温めている間は自分はろくに食事も取れず、ひたすらメスのためにつくすのである。やがてヒナがその姿を見せる頃になると、オスはすっかりお疲れの様子。それに比べて巣の中でずっとオスからの貢物を頂戴していたメスは、羽も生え変わり体のツヤもよく、見違えるほどだという。

こうしたオオサイチョウの子育ては、天敵からヒナを守るといった点では本当に好都合である。一方でオスに与えられた子育ての試練はかなりのもので、その命さえ奪ってしまうこともあるらしい。そうなった場合は、他のオスがその巣の子育てを引き継ぎ、メスとヒナを守るということも知られているようだ。

 

1メートルもあるサイチョウが巣づくりをするためには、かなり大きな木の洞が必要である。つまり巨大な樹木の存在が不可欠といえるのだ。オオサイチョウの数が減少しているのは、森林の伐採が大きな原因になっているともいわれている。

 

また飼い鳥として捕獲されたことも減少の原因となったが、現在では絶滅のおそれのある動植物の商取引を規制するCITESにも取り上げられ、その個体数が保護されている。

May 04, 2007
縞模様!!

1178237216126244.jpgあのユニークな縞模様がかわいい「シマウマ」。

ところで、シマウマの縞模様は黒地に白縞、白地に黒縞、さてどちらでしょうか?

 

日本の動物園によくいるシマウマは「グラントシマウマ」という種類で、鼻の先から足の先まで見事に縞模様が入っているので白地なのか黒地なのか見分けがつきません。

 

 

 

 

でも「チャップマンシマウマ」を見てみると縞模様が足のひざまでしかなく、ひざから足先までは真っ白です。というわけで、白地に黒の縞模様が正解なのです。

また、「チャップマンシマウマ」は縞と縞の間に薄い影のような縞があるのも特徴です。

 

シマウマの白黒の縞模様はとても目立つような気がしますが、遠くから見ると白と黒が混ざって灰色に見えるので、シマウマの住むサバンナでは目立たないといわれています。またシマウマの敵である肉食獣たちは、色を識別することができないため、白黒のしましまが目にちらついて混乱してしまうのです。

しましま模様がシマウマたちを守っています。

May 03, 2007
マッコウクジラたちの受難!!

1178152314018368.jpg哺乳類きってのダイバーといえるマッコウクジラ。

 

その潜水震度は2000m以上とさえいわれている。世界中の海に生息しており、若いオスたちからなる群れ、メスと子供たちからなる群れの二つで行動している。

 

クジラが打ち上げられ、テレビや新聞などでもその様子が報じられることもまれにある。

 

 

 

 

 

哺乳類きってのダイバーといえるマッコウクジラ。その潜水震度は2000m以上とさえいわれている。世界中の海に生息しており、若いオスたちからなる群れ、メスと子供たちからなる群れの二つで行動している。クジラが打ち上げられ、テレビや新聞などでもその様子が報じられることもまれにある。

 

ハクジラの仲間としては最大級を誇るマッコウクジラが、海岸に打ち上げられたことで話題になり。連日新聞やニュースでも報じられたため、その様子をご覧になった方も多いだろう。マッコウクジラはオスで最大19m、50tにもなり、モビーディック(白鯨)のモデルになったともいわれている。頭部が非常に大きく、体長の約1/3にも達するのがその特徴のひとつだ。体黒から濃い茶灰色で、体表にはしわがみられる。世界中のすべての海で暮らしており、特定の海域では見られる頻度が高いといわれている。また一箇所に留まって暮らすグループもあるようだ。

 

マッコウクジラの主な食べ物はイカ類や魚類とされ、その中でもイカは彼らにとって主食になっているようである。それも英語で「深海イカ」と呼ばれる種類が多く、それが彼らの潜水能力の高さを物語っている。マッコウクジラは多くのクジラ類の中でも、もっとも深く潜水でき、そして長時間滞在することができることが知られている。1000mぐらいは普通に潜水するようで、2000m以上の水深から引き上げられた記録もあるようだ。マッコウクジラは体の1/3にも及ぶ頭部の中に、脳油というワックス状の塊をもっている。この油を冷やしたり温めたりすることで、潜る際の潜水や浮上をスムースにしているのだ。潜水前や潜水中には脳油を冷やすことで固体化し、それを利用して潜水する。浮上の際は逆に温めることで液化させ、浮上しやすくするというのである。これにより、垂直に潜行したり浮上しやすくできるのだ。そして効率よく酸素を利用する体のメカニズムにより、深く、長く潜れるのである。

 

マッコウクジラはオスとメスとでその差がはっきりしており、成熟したものではメスに較べてオスがかなり大きいといわれている。食用としてではなく、先にふれた頭部に収まった脳油や、腸から採れる香水に利用される竜涎香(アンバー)のため、長い間捕鯨の対象とされたといわれる。クジラ類の中でも、もっとも捕獲された種類といわれています。

May 02, 2007
世界最古!?

1178067253466334.jpg写真はアフリカ原産の、バセンジーという犬種です。

 

一見するとどこにでもいるような犬に見えますが、その歴史はとても古く、古代エジプトの壁画にもバセンジーと思われる犬が描かれているほどです。

 

アフリカ大陸のコンゴ原産のこの犬種は、現地の人々がが狩猟犬として大切に飼育していたもの。古代エジプトのファラオの霊廟の壁画にバセンジーと思われる犬が描かれています。

 

 

 

この壁画は紀元前3600年頃のものだと言われているので、バセンジーは世界で最も起源の古い犬種の一つと言えるでしょう。現在でもバセンジーの原型とも言うべき犬がザイール周辺で狩猟犬として活躍しています。

19世紀の末ごろ、アフリカを探検していたイギリス人がこの犬種に興味をもち、20世紀初頭に数頭のバセンジーが、アフリカからイギリスに持ちこまれました。


この犬種の最大の特徴は、吠えない犬であると言うこと。これは狩猟の際に不用な吠声をあげて獲物に感ずかれることのないようにとの見地から、改良を重ねられた結果だと考えられてます。「吠えない」とは言っても、まったく鳴き声を出せないわけではなく、必要な時はコヨーテのような高音で不気味な吠え声から、キャンキャンいう声まで出すことができます。

 

吠えない という点だけみると、まるで都会向きの犬種のように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。やはりもともとが狩猟犬ですので、かなりの運動量が必要となり、主人の帰りをまつだけの退屈な生活は、彼らにとってストレスとなります。
また、現在流通しているそのほとんどが初期の段階でアフリカから導入された種親の子孫であると考えられ、近親交配の弊害からか様々な遺伝病を抱えていると言う点があるようです。

May 01, 2007
ウシガエルの素性!!

もっともらしい日本名がついているのがウシガエルである。もともと北アメリカ原産のものを食用にともち込んだものが、日本各地で定着したものだ。またの名を食用ガエルというから、やってきた理由に関しても明確だといえるだろう。

 

これから夏にむかってが、彼らにとっても恋の季節。ただその鳴き方だが、他のカエルのようにケロケロとかいったかわいらしいものではない。牛のような低音の鳴き声が、住んでいる水辺に響き渡るというものである。

 

季節がうつろう中、いよいよ走り梅雨よろしく、雨の日が増えているようだ。冬の間冬眠していたカエルたちにとっては、恋のシーズンもたけなわともいえるだろう。今回紹介するのがそうしたカエルの仲間のウシガエル。ウシガエルなどともっともらしい名前がついているが、そもそも元々日本に生息していた種類ではない。北アメリカ原産のカエルが人間によってもち込まれ定着した、いわゆる帰化生物といわれる存在である。

 

特筆すべきはその大きさである。成体で12センチ以上、オタマジャクシといえども、尾までの長さは10センチ近くある。彼らが日本にもち込まれた理由がここにある。つまりこのカエル、食用にするためにもち込まれ、それが各地で繁殖しているというわけだ。食用ガエルという別名があるのも、その証だといえるだろう。余談だが、彼らと一緒にやってきたのがアメリカザリガニで、これも日本各地で繁殖している。もともとはウシガエルの餌として連れてこられたものだが、各地ですっかりと定着していて、ずっと以前から日本にいたかのようなはばのきかせようだ。

 

こうした帰化生物が定着するのには、その生存に必要な環境が必要なわけだが、彼らに共通していえるのが、生物的にタフであるといえるということではないだろうか。様々な条件を満たしていないと暮らしていけない生物と違い、いかなる環境にも適応して暮らしていく。そして子孫さえ残すことができれば、生物としてそこに定着することができるわけだ。アメリカザリガニもウシガエルも、そうした条件を満たした生物である。

 

ウシガエルは水辺を好むカエルだ。平野部のちょっとした池や沼などに生息し、あまり水から出ることなく暮らしている。口に入るものは何でも捕食するが、主な餌は昆虫やザリガニ、魚類やネズミ。さらには他の種類のカエルなども捕食しているようだ。

 

繁殖期は5〜8月頃で、この時期になると、オスたちは大きな声で鳴き合い繁殖相手となるメスを誘う。「ケロケロ、ケロケロ」といったいわゆるカエルの鳴き声とは程遠く、非常に低い音で「ボーン、ボーン」とか「モー、モー」といった感じの鳴き声だ。かくしてつけられた名前も、ウシガエルということのようである。

 

そしてこの鳴き声、水面を伝って非常に遠くまで届く。カエルとは思えないその音のため、その鳴き声の主に関して話題になることもあるです。