クマムシを知っていますか?
クマムシの仲間はゆっくり歩くことから緩歩(かんぽ)動物と言われています。
世界には約350種、日本にも約30種いると言われています。
体長は大きいもので1mm、小さいものは0.5mmくらいです。この動物は
他の動物との類縁関係がはっきりしていないくて、ワムシ等の袋形動物門と、節足動物門の中間のものであるとも言われています。
このクマムシ、非常にタフな動物として知られています。
水がなくても120年も生き、摂氏150度、マイナス200度のもとに
数分間置いておいても死にません。
真空に近い状態でも、強い放射線を当てても生き残ります。
ただクマムシはそのままの状態で耐えるのではなく、タル状に
なっています。
この状態は簡単に言うと仮死状態と言ってもいいでしょう。
このようになって厳しい環境に耐えることを「クリプトビオシス」と言います。
ある博物館で、乾燥状態に置かれたコケの標本に水を加えたら、クマムシとワムシが現れ、活動をしばらくして死んだという記録が残っています。
地球上にはまだまだ私達がしらない生物がたくさんいますね!!