ラクダのこぶの中には何が入っているのでしょう?
ラクダはアジアやアフリカの砂漠に住んでいます。
砂漠はとても暑くらくだの主食である草が少ないので、ラクダはいつでも好きな時に草が食べられるとは限りません。
長い間粗末な食事でも耐えられるように、ラクダはこぶの中に
脂肪をためています。
ですから、ずっとえさを食べないでいると、こぶはしぼんで
きます。
また、こぶの中の脂肪の層は、真上から来る直射日光を遮る
役目もしています。
砂漠は、草だけでなく水も非常に少なくいつでも飲めるとは
限らないので、ラクダは一度に136リットルもの水を飲むことが
出来ます。
他にも砂漠で生活するための秘密がたくさんあります。
砂漠の砂から身を守るため、目や耳には長い毛が生えていて、鼻の穴をふさぐことが出来るようになっています。足が砂の中にもぐってしまわないように、ひづめの幅が広く、わきの下やおなかにたこがあるため、熱い砂の上に座っても熱さを感じません。
だから、ラクダはとても暑く草も水も少ない砂漠で長い旅を続けることが出来るのです。