「ハリを1000本ももっている」という意味から、
この魚にはハリセンボンの名前がついていますが、
ハリの数は400本前後しかありません。
いつもはこのトゲ(ハリ)を倒していますが、おどろくと、
海水や空気をのみこみ、体を丸くふくらませ、トゲをたてるので、
ちょうどボールにハリをたくさんくっついたような形になります。
ハリセンボンは、フグの仲間です。フグ類は、一般に、内蔵に
猛毒をもっていますが、ハリセンボンは、このトゲが敵から
身を守る役目をしているので、他のフグのように毒はもって
いません。
また、このトゲはウロコが変形してできたもので、トゲにも
毒はありません。