トキは、学名をニッポニア・ニッポンといい、日本を代表する鳥でしたが、
今や絶滅しかかっている鳥です。
トキは、現在、国内では新潟県佐渡の保護センターに3羽いるだけです。あとは中国に約25羽いるのみです。
トキは繁殖期にはオス・メスのペアで行動しますが、その他の
時期は小群でいることか多く、水田や沼の浅い水中にいる小魚(ドジョウなど)・カエル・イモリ・カニ・貝・水生昆虫などをとって食べます。
また、植物も少し食べます。性質は警戒心が強く人の姿を見ると遠くから飛び立ちます。
4月から5月に、クリ・カシ・シイなどの大木の樹上に小枝などで皿がたの巣を作り、2〜4個の卵を生みます。
卵は、オス・メス交替であたため、21日でヒナがかえります。
それから30日くらいでヒナ鳥は飛び立ちます。日本のあちこちで見られていたこれらの野生の行動はもう見ることかできません。