馬などの草食動物は野生ではいつも肉食動物に狙われています。
そのためゆっくり横になってぐっすり眠ると敵におそわれた時、
ぱっと逃げ出すことができません。
そこでいつも逃げられるように立って眠るようになったそうです。
立っていても体重は4本の足にバランスよくかかっているので
人間が立って眠るのとちがってあまり疲れないといいます。
野生で横になって眠るときは、立っているのが苦しいときで、
襲われて死ぬか病気で死ぬかのどちらかだと覚悟をきめている
場合のようです。
ただし、動物園などで長く飼われていると敵に襲われることが
絶対にないとわかっていて時々ゴロンと横になり無妨備な姿で
眠ることがあります。
動物は自然の中でいつも自分にあった危険の少ない生活を
身に付けているようです。