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さんちゃん

福岡県筑紫野市のペット霊園『ハートランド福岡』で働くさんちゃんです。宜しくお願いします。霊園またはそれ以外の気づいた事をアップしていきたいと思います。またパソコンからいつでも気軽にお子様達に会える『ネットdeお参り』というWeb上の霊園も無料ご利用頂けますのでご興味がおありの方はぜひご登録下さい。
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遺伝!!

1178602566875510.jpgあどけない顔つきと、ゆっくりとした仕草で人気のコアラ。

 

日本でも各地の動物園などで飼育されて人気の高い、いわばオーストラリアのアイドルともいえる存在だろう。

 

さてその主食となっていることで知られるユーカリの葉だが、これがひと癖もふた癖もある代物のようだ。

 

実に青酸という毒素を、成分として含んでいるというのである。当然それを解消するすべをもっているコアラたちだが、この能力は生まれつき備わっているものではないらしい。

 

 

その毒素を解毒する仕組みは、親から子へと受け継がれているようである。

カンガルーに代表される、有袋類と呼ばれる動物たちの一大聖地であるオーストラリア。

独特の動物たちが、その環境に適応して暮らしている。コアラもそうした珍しい動物のひとつ。スローモーな動作で、樹上での暮らしを楽しんでさえいるかのようだ。

 

日中はユーカリの木にぶら下がっていて、夜の帳が下りるとのそのそと動きながら、もっぱらユーカリの葉を食べている。おっとりとさせるような見かけどおり性質もおとなしく、表情も可愛げがあるため、そのキャラクターはいろいろなところに登場しているほどだ。

 

一時はずいぶん数を減らしたようだが、今日では環境と共に保護されており、ひとまずは危機的な状況ではなくなっているようだ。

 

このコアラたちが主食にしているユーカリという植物だが、オーストラリアには300種類ほどがあるという。そのうちコアラが口にするのは10種類程度。

 

専門に食べているといっても、このユーカリは決しておいしい葉っぱではないらしい。繊維質で固く、油分も多く、なによりも有害な青酸を含んでいるというのである。それを主食として食べられる秘密は、コアラのその盲腸にある。

2メートル以上という長い盲腸には、ユーカリの葉を消化分解するバクテリアや葉の毒素を分解する酵素があり、ゆっくりと時間をかけて解毒、消化しているのである。

 

有袋類であるコアラのお母さんは、1ヵ月程の妊娠期間の後、2センチほどの胎児のような赤ちゃんを産む。赤ちゃんは自らの力で母親のおなかをよじ登り、子育て用の袋へと入り、そこでおっぱいを飲んで成長する。こうして6ヵ月の間は、母親とともに守られるようにして育つのである。やがて離乳の時期が近づくと、コアラのお母さんは子供に特別な離乳食を与える。おなかの中で食べやすくした、未消化のユーカリの葉を、お尻の穴から出して子供に与えるのだ。

 

その中には、お母さんコアラがもっているバクテリアや、ユーカリの葉の毒素を解毒する酵素が含まれている。こうしてお母さんから受け継いだバクテリアは、子供のおなかの中にもすみつき活動を始める。かくしてコアラの子供は、ユーカリという植物の葉を食べられるようになるといった仕組みになっている。

 

ちなみにコアラの名前は、オーストラリアの原住民のアボリジニの言葉で、

「水を飲まない」というところからきているようである。水分の補給はユーカリの葉からできるため、特別に水をとることなく暮らすことができるそうです。

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