現在ペットとして飼われているウサギは、どんな品種でもアナウサギという種類から、改良を重ねて作られました。
アナウサギは名前のとおりに穴を掘る名人で、地中に掘った穴を巣にして、一匹のオスと複数のメスを中心とした群で生活しています。
もともと警戒心の強い動物なので、家に迎えてもしばらくは。それでも毎日ちゃんと世話をして、飼い主さんを新しい家族だと認めてくれると、ウサギも私達に表情を見せてくれるようになります。
アゴをこすりつけたり、なめてくれるようになったら、親しい仲間と認めた証拠です。そして人が側にいても、床におなかをつけて寝ているときは、その場に危険がなく、安心していることを示しています。
飼い主さんに甘えたいときは「ぶぅ〜」と、鼻を鳴らし、怖い思いをしたときは「キィー」と甲高い声を出します。
(ウサギは犬や猫ほどではありませんが、鳴く事もあるんですよ)。
後ろ足だけで立ち上がり、耳をアンテナのようにピンとたてて、空気中の匂いをかいでいるのは警戒しているとき。そして後ろ足で激しく地面を踏み鳴らしているときは、危険が迫っているあるいは、怒っているときです。
このように、喜怒哀楽…とまではいきませんが、ウサギもウサギなりに、感情を表現しているそうです。