シャケやタイ、マグロなど食べる魚は別にして、魚の中でも身近なもののひとつが金魚ではないだろうか?祭りや縁日の夜店の金魚すくいといえば、知らないという人はおそらくはいないでしょう。
誰もが1度や2度はやったことがあるはずと思います。
この金魚は、その歴史が1500年に及ぶというから凄い。
中国で誕生し、脈々と今日まで続いているのである。
日本に渡来したのは室町時代の頃。その歴史は500年になる。その間各地で誕生した種類もいて、天然記念物に指定されている種類もある。
ちなみに金魚すくいで使う、あの針金のわっかにうすい紙をはったものをなんというかご存知ですか?
実は名前があり、「ポイ」と称する。
これから夏に向けての涼の風物詩にもなる金魚。
先程も触れましたが、その歴史はかなり古く、中国で誕生して1500年になります。
その後様々な改良が加えられ、日本へとやってきたのが室町時代。
いまから500年前の話。金魚伝承500年。
祭りや縁日のつきものに夜店がある。
綿菓子、リンゴアメ、射的など色々な夜店が並びますが、その中でも
不動の地位にあるのが金魚すくいでしょう。
実はこの夜店には流行り廃りのようなものもあるし、たとえばお面屋に
しても、そこに並ぶキャラクターに関しては流行がある。
そうした中で、そのスタイルがまったく変わっていないといっても
いいのが金魚すくいだろう。
暑かった1日が終わり、夕暮れの帳がおりるころ、浴衣を身にまとって
カップルなり家族なりで繰り出す。
コンピュータが発達した今日でも、変わらない楽しみです。
もし彼らをすくう機会があれば、大切に飼てて欲しい。
金魚はご存知のように、淡水魚のひとつであるフナから誕生した
品種である。
これが中国で様々な形に改良され、今日のバラエティに至っている。
そして驚くべきことに、今日でも新たなタイプが作られています。
ベースとなるバラエティがこれだけ発達しているわけだから、
それらの交配によって更なる品種も作れるわけですね。
日本における500年の歴史の中で、独自のタイプも誕生している。
トサキン、ナンキン、ジキンといった種類です。
トサキンは高知で、ナンキンは島根県の出雲地方で、
ジキンは愛知県で天然記念物にも指定されている。
一方でアメリカで誕生したといわれている種類もある。
先の夜店などでも取り扱われる最もポピュラーともいえるリュウキンの、各ヒレを長くしたようなコメットとと呼ばれる種類。
金魚というとどちらかといえば東洋的な臭いがするが、欧米でも
『goldfish』(ゴールド・フィッシュ)という名前で親しまれているそうです。