あのユニークな縞模様がかわいい「シマウマ」。
ところで、シマウマの縞模様は黒地に白縞、白地に黒縞、さてどちらでしょうか?
日本の動物園によくいるシマウマは「グラントシマウマ」という種類で、鼻の先から足の先まで見事に縞模様が入っているので白地なのか黒地なのか見分けがつきません。でも「チャップマンシマウマ」を見てみると縞模様が足のひざまでしかなく、ひざから足先までは真っ白です。というわけで、白地に黒の縞模様が正解なのです。
また、「チャップマンシマウマ」は縞と縞の間に薄い影のような縞があるのも特徴です。
シマウマの白黒の縞模様はとても目立つような気がしますが、遠くから見ると白と黒が混ざって灰色に見えるので、シマウマの住むサバンナでは目立たないといわれています。またシマウマの敵である肉食獣たちは、色を識別することができないため、白黒のしましまが目にちらついて混乱してしまうのです。
あの『しましま』模様がシマウマたちを守っているそうです。