最近、『牡蠣』を食べていますか?
『ノロウイルスの猛威を振るう中、食べるわけないじゃん』って声が聞こえてきそうです。
カキの種類は世界中で約100種類、日本には22種類ほどが生息している。産地は広島県・宮城県を主で、旬は11月〜12月。一般的に英語の月間表記で“R”のつく月は、カキの産卵期にあたり、卵に栄養分がいくため味がよくなく食用には適さない。
カキを使ったメニューといえば、もみじおろしにだし・しょうゆをたらした『酢がき』を基本に、焼いてレモンをたらした『焼きガキ』、『カキフライ』、『土手鍋』など煮ても焼いても美味しく、“海のミルク”と呼ばれるほど栄養価が高い。中華料理のうまみのもと『オイスターソース(日本語では牡蠣油)』も字のごとく、カキが主原料。近年では国内外のカキを取り揃え、生食から調理カキまで数多くのカキメニューを出す「オイスターバー」が人気だそうです。
ノロウイルスの原因とされるのは、海水中のノロウイルスが体内に濃縮蓄積されるため。厚生労働省による対策としては、調理の際中までよぉぉぉぉく火を通すこと!85℃以上1分間以上の加熱で感染性を失うとされている。まな板などの調理器具も二次感染を予防するため、使用後は熱湯消毒が必要となる。
せっかくの時季モノ、食べられないのはもったいないので、調理法に十分に注意した上でホッペタの落ちる美味しいカキ生活を楽しみたいものです。