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S.ako-1/jr064Lineの蛹ですが羽化に失敗しました。羽化不全ではなく羽化直前で落ちてしまいました。3日ぐらい前に羽化すると思ってたのですが、なぜか羽化しませんでした。まあ、1日ぐらいのズレは明日かな?って、気にしてなかったのですが、翌日も羽化せず・・・。さすがに異変に気付いて観察しましたが、羽化前に足の薄皮(蛹の皮)が剥けてます。まだ足を動かしたりしてましたので落ちてはいませんでしたが、明らかに弱っている感じです。お尻の先の皮がだぶついてましたので、羽化しようとして何らかの原因で羽化できなかったのだと思います。昨日までは落ちずに頑張っていましたが、今日仕事から帰って確認したところ落ちてました。奇跡を信じてましたが叶わずです。九分九厘ダメだと思ってましたので、このまま虫の息で存命するよりは良かったのかもしれません(虫は痛みを感じないそうですけど)。
落ちた個体を手に取って確認しましたが前胸背板に歪み(首の付け根)があるように思えます。落ちて間もないので、そう感じるだけかもしれません。顎ズレですが、全くありませんでした。足の上に乗っかっていたので、ズレているように見えただけだったみたいです。
今にして思えば、寝返りの数が少なかったように思えます。もう1頭の蛹と比べると明らかに少なかったです。どこかズレていて上手く寝返りがうてなかったのかもしれません。
顎などは、完全に形成されてましたので薄皮を取ってサイズを測ってみました。全長が不明なため、何とも言えませんがサイズ的には70mm前後だと思います。頭幅25.8mm 顎幅5.86mmでしたので、どちらにもしても親並みの個体です。顎は測り方で6.11mmとかになります。もう、こんな個体は2度と出ないかもしれませんね。
とっ、いつまでも落ち込んでても仕方がないですので、この個体を越える個体を目標にこれから頑張っていきたいと思います。幸い種♀も健在ですし、落ち込むより前を向いて頑張ります・・・。1週間ぐらいは凹みそうですが・・・。ちなみに顎の形状ですが、親♂によく似た極太超短歯でした。太短いというのが印象的で、やはり血の遺伝力と種♂の重要性を感じました。