店頭に並んでいるフードを手にとって、パッケージに表示されている原材料をチェックします。
そこに表示されている主原料をよ〜く見てください。
そこに「副産物(粉)」・「肉類」などと書かれているフードは避けましょう。
「副産物」・「粉」・「類」という文字が1つでもある場合は要注意です!
中には「副産物こそ本当の栄養素が詰まっている」と豪語するメーカーも存在しますが、それら副産物の安全性がはっきりしないので、あまり信用できません。
もちろん、私たち人間の食用レベルの副産物ならば問題は無いのでしょうが、残念ながらペットフード用の副産物に関するいい噂はあまり聞きません。
牛で言う、タン・シロ(ホルモン)・ハツ・ミノ・テールなども正式名称は「副産物」です。
これらは、焼肉屋さんやスーパーのお肉屋さんで普通に売っていますが、ペットフードに使われる「副産物」はちょと意味が違います。
AAFCOが定める『副産物』の定義は【屠畜された哺乳類の肉以外の...】という説明から始まります。
つまり、肉以外しか入っていないのです。
そうです。
肉なんか入っていないのです...
肉を使用する場合は、人間の食用としての利用価値が無く、食用には不向きと判断された部位をペットフード用の「副産物」として使している場合がほとんどだそうです。
人間の食用部位のみを使用しているフードメーカーもちゃんと存在します。ご安心を!
≫獣医さんの処方食も副産物&副産物粉ってホント??
獣医の処方食は高額ですが、副産物(粉)が主原料の場合が多いでのはご存知ですか?
残念ながら、獣医の処方食は高いけれども、『品質』が飛びぬけて良いわではないようです。
原材料などにこだわっているのではなく、治療を目的とした成分が配合されているだけだそうです。
実際、内容のわりには高過ぎる物もあります。
また、某フードメーカーからは日本獣医師会へ毎年献金が送られているので、日本の獣医の間でそのメーカーのフードが処方される割合が高いのです。
ちなみに、そのフードメーカーは現在日本が買収しています。
動物の医療機関に貢献する事が悪いとは言いませんが、企業と機関の『うまい関係』が成り立っているのは、ちょっとイヤな感じがするのは、私だけでしょうか?
事実、処方食の内容に疑問を抱き、納得できるフードを自らの手で探し出して、処方食として患者さんに勧めている獣医師も全国に沢山います。
例えば、荻窪のグラース動物病院の小林豊和先生のこんな話・・・
引用:
たとえば処方食の缶詰にしてもドライにしても、原材料の表記が『牛肉副産物』と書いてあるわけです。これは何なのか。
そのメーカーの担当の獣医さんが説明に来ますから、勤務医をやっていた時に何度か聞いてみたんです、『これ、何なの?』と。
みんな答えないんですよ。まずその辺から正していかなきゃいけませんよね。
『ペットの命を守る』(著・坂本徹也)ハート出版より
どうでしょう?
動物病院の処方食と呼ばれるものまでも、こんないい加減な世界なのです。
本当に安心して与えることの出来るドッグフードなど、ほんの一握りしかありません。
そのほんの一握りのドッグフードを探すか、思い切って手作りフードを与えるか、そのどちらかしか大切なパートナーを健康に導く方法はないのです。