データベース移動作業における情報保管庫です。 ご自由にご覧下さい。

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りゅー

データベース移設の為に一時的な保管を兼ねて公開している情報です。ここでの記事は、あくまで、本が読める人で、WEBを閲覧出来るならば誰でも仕入れる事が出来る情報を集めて、それに自分の意見を乗せた記事です。記事に含まれる事例・定義・根拠などは全て「引用or参考」です。事実関係を直接指摘されても困ります(--;)ご注意ください。また、単純に恐怖心だけをあおっているのと違います。いい物の見分け方などの予備知識を得る事で、ペットの健康な食事管理の手助けになればいいな♪そんな思いで綴ったものですのでご理解ください。

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Aug 14, 2007
トコフェロール&トコフェノール
トコフェノール」&「トコフェロール」とは、ビタミンEのことです。
ビタミンEは「妊娠のための油」という意味もあり、妊娠においても大きな役割を果たしています。
様々な作用があり、体になくてはならないビタミンとして、とても注目されているビタミンの1つです。
ビタミンEには抗酸化作用があるため、最近、ナチュラルフードの酸化防止剤として使用されていることが多くなっています。

「トコフェロール」と「トコフェノール」は、天然抽出ビタミンか、合成ビタミンかの違いで表示が分かれます。
トコフェノール天然の植物油から抽出されたビタミンを使用しており、トコフェロール合成ビタミンのことを指します。
天然のトコフェノールは、酸化防止剤と栄養強化剤に使用されますが、合成のトコフェロールは酸化防止剤のみに使用が許されています。
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ビールイースト(酵母)
ドッグフードに使われる酵母として一般的なのが、このビール酵母です。
文字通りビールから出来ています。引用:
『これは、ビールを造るときのホップから作られる副産物です。
加熱して細胞を殺しているので、栄養になりますが、生きたままの細胞は逆に体内の栄養を奪う働きをします。
このイーストには、ビタミンB12以外の全てのビタミンB郡を含み、16種類のアミノ酸、14種類以上のミネラルも含んでいる優秀な栄養源になります。しかし、リンを多く含んでいるために、拮抗(※)する関係のカルシウムを摂らなければいけません。効果を期待して与える時には、専門家に相談しましょう。』『ペットの栄養学』(著・永池清誌)本の泉社より。
(※拮抗「きっこう」=勢力などがほぼ同等のものどうしが、互いに張り合って優劣のないこと)

よく「生きた酵母が...」という話を聞きますが、ビール酵母に関しては、加熱して細胞を殺していないと、逆に体内の栄養を奪ってしまうようです。注意しましょう。

しかし、ドッグフードの場合は、ドライ・セミモイスト・ソフトドライ・ウェットなど、タイプ分かれていても、それぞれ加熱されているのであまり気にすることはないでしょう。
フラックスシードオイル
フラックスシードとは、和名で亜麻仁と呼ばれる植物のことです。
その亜麻仁の種子を絞った油のことを亜麻仁油と言い、別名フラックスシードオイルと呼ばれています。

ケーナインヘルスのカタログによると、
引用:
『亜麻の種には、オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)、オメガ6脂肪酸(リノール酸)、オメガ9脂肪酸(オレイン酸)が含まれており、特にオメガ3脂肪酸の宝庫で、50%以上含まれています。これらの必須脂肪酸は、免疫障害の予防や抗酸化作用、抗炎症作用、心臓病予防、抗がん作用など様々な効果が期待できるもので、脳や神経の発達にも関与する栄養素です。
健康な皮膚や美しく輝くような被毛のためには欠くことのできない栄養素で、オメガ3とオメガ6のバランスも重要とされています。これらは、体内では合成されないため、食事から摂取する必要があります。』
と表記されています。

人間のサプリメントとしても、各社から発売されており、
  • 低血圧
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脳梗塞
  • ストレス
  • イライラ
などにも効果あるそうです。
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キャノーラオイル
キャノーラとは、カナダで発見された新品種の菜種(なたね)のことです。
その菜種の実から絞った油(オイル)がキャノーラオイルと呼ばれているものです。

皮膚被毛の再生に必要不可欠な、良質なオメガ3オメガ6を豊富に含有している為に、皮膚の「疾患・乾燥・細胞」等にとても効果的です。さらに、水溶性ビタミンをバランスよく吸収する事が出来ます。

キャノーラオイルはオレイン酸(オメガ9脂肪酸)を約60%以上含んでおり、血中のコレステロールを減少させ、血液をサラサラにする効果があります。
また、体内で発ガンの元になる過酸化脂質を作りにくいという長所もあります。
ちなみに、そのオレイン酸を1番多く含んでいるのはオリーブオイルで、約80%含有しています。

色々と効果が期待できるオイルですが、高カロリーなので摂りすぎには注意が必要です。
ベータカロチン
ベータカロチンとは、緑黄色野菜に含まれる栄養素のことです。(名称はカロテン)
体内に吸収されたベータカロチンは、肝臓へ運ばれて蓄えられます。そして、必要なときに、必要なだけビタミンAに変化して、組織の粘膜などに運ばれるという性質を持っています。

そして、皮膚や粘膜の健康維持を助け、視力の維持を助けます。
また、ベータカロチンに含まれるビタミンAが全身の上皮へ運ばれて、ウィルスや細菌の進入を防ぐ効果があります。

ベータカロチンは、ガンや老化を招く物質に対して抑制する作用がありますが、ストレスを受けると体内から減少してしまいます。
ベータカロチンの減少と反比例して、ガンの元になる活性酸素の影響を受けやすくなるので注意しましょう。

一緒にビタミンEを摂取することをお勧めします。
というのも、ビタミンEはベータカロチンの吸収を助けてくれるのと同時に、体内で活性酸素との戦いで疲れ、酸化してしまったベータカロチンを元に戻す作用があるので、ベータカロチンの良さを最大限に引き出すには、ビタミンEが必要不可欠なのです。

ちなみに、ベータカロチンには過剰症の心配がありません。
タウリン
タウリンはアミノ酸の一種です。別名、アミノエタンスルホン酸といいます。

タウリンは、体内にすでに含まれており、とくに臓器網膜筋肉に多く含まれいます。
しかし、体に必要な量をまかなうのは難しく、カキホタテなどの貝類や、魚の血合いなどの食べ物から摂り入れないと、効果は期待できません。

タウリンは細胞の働きを助ける効果があり、とくに肝臓から分泌される胆汁酸の分泌を増やし、血中コレステロール値を下げる働きをします。
その他、細胞膜を安定させる効果があるので、健康には必要なアミノ酸の一種です。

人間の場合、血糖値が高かったり、むくみが気になる場合にタウリンが効果的です。
グレインソルガム
グレインソルガムとは紅きびのことです。
主に飼料に使用されていますが、うるち種は混炊、酒、お菓子や団子に利用されています。
グレインソルガム以外では、コーリャンマイロなどと呼ばれています。

飼料としてはトウモロコシに次いで多く用いられています。
イネ科の植物で、主成分はデンプンです。
トウモロコシに似た栄養組織ですが、トウモロコシよりとたんぱく質がやや高く、脂質が低いのが特徴です。

グレインソルガムには、苦味のあるタンニンが含まれているので、嗜好性はあまり良くありません。
トウモロコシに比べて、水分量が少ないので、長期保存ができるのが利点です。

ひとえにグレインソルガムといっても、等級があります。No.1〜No.4と等外品と分かれ、それぞれの用途に合わせて利用されています。

熱帯地方では主食として食べられていたり、日本でも、スナック菓子の原料として使用されることもあります。
ドッグフードに使用されているグレインソルガムが、どれほどの等級なのか、メーカーによっても違うので一概に言えませんが、ほとんどのドッグフードに入っているのが現状です。
信頼できるフードメーカーのドッグフードに、グレインソルガムが配合されていても、とくに心配はないと思います。
リノール酸
リノール酸は数ある「必須脂肪酸」の中で最初に見つかったものです。
オメガ6と呼ばれています。
植物油に含まれている脂肪酸で、多価不飽和脂肪酸のω(オメガ)-6系と呼ばれるグループを代表するものです。

体内で作られる、プロスタグランディンというホルモン様物質は、「オメガ3」「オメガ6」が原料なのですが、これらは体内で作ることが出来ないので、食べ物から摂取するしかありません。
プロスタグランディンは、体内のほとんどの機能をコントロールしており、大変重要な役割を持っています。

プロスタグランディンを造るのに必要な、必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6の摂取するバランスがとても大切で、摂取するバランスが偏ったりしていると、プロスタグランディンのバランスも崩れ、体と心にトラブルが生じてしまいます。

これら必須脂肪酸の不足で起こる症状は、
  • 皮膚症状
  • 炎症
  • 出血が起きやすくなる
  • 賢蔵のトラブル
  • 不妊
などが知られています。
さらに、
  • 心機能
  • 胃腸機能
  • 消化酵素の分泌調整
  • 腎機能と流動調節
  • 血液凝固と血小板凝集
  • アレルギー反応
  • 神経伝達
  • 各種ホルモンの産生
に関係しています。

しかし、体に良いからといってオメガ6ばかりを過剰に摂取すると、血小板が凝集しやすくなることや、非常に痛みに弱くなることがあります。
くどいようですが、必ずオメガ3とバランスよく摂取する必要があります。
パントテン酸
パントテン酸は、ビタミンB5のことで、パントテン酸カルシウム、パンテノールなどともいわれます。

パントテン酸は副腎の働きと関係しており、副腎皮質ホルモンの合成を促します。
パントテン酸が不足すると、
  • 自律神経失調症
  • 低血糖
  • アレルギー性皮膚炎
などになりやすく、不眠や倦怠感といった症状が出ます。

また、脂肪や炭水化物のエネルギー代謝の過程においてなくてはならない補酵素なので、肥満を防止する大切な役割も果たします。
また、増えすぎた余分なコレステロールを回収する役割の、善玉コレステロールを増やす効果もあります。

肌の健康や、体の免疫力を高めるためにとても必要な栄養素です。
リボフラビン
リボフラビンはビタミンB2のことです。
タンパク質や脂肪のエネルギー代謝に重要な役割を持っています。

ビタミンB2が不足すると皮膚や粘膜のトラブルを引き起こします。例えば、
  • 肌荒れ
  • 目の充血
  • 粘膜の炎症
  • 脱毛
  • 爪割れ
などがあります。
とくに粘膜は他の細胞に比べて新陳代謝が活発なので、ビタミンB2不足になりやすい細胞です。
体中の粘膜のケアにとても大切なビタミンです。

このビタミンB2は、タンパク質と結びついて肝臓で蓄えられます。
そのため、タンパク質が不足すると、尿と一緒に排出されてしまい、欠乏症につながることがあります。
そのため、良質なタンパク質を適度に摂る必要があります。
シアノコバラミン
シアノコバラミンとはビタミンB12のことで、赤血球、白血球の生成に関っているビタミンです。

ビタミンB12は葉酸(ビタミンM)とのバランスが大切で、どちらかが不足しても赤血球の減少や、悪性の貧血を引き起こしてしまいます。
症状としては、
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 息切れ
  • 消化不良
  • 下痢
などがあります。

ビタミンB12は体内の含有量が最も少ないビタミンの1つで、赤い色をしています。
体内の含有量が少ない上に、動物性の食料からしか補給できないので、野菜ばかり食べていても補給されないので、欠乏症になります。
フィトナジオン
フィトナジオンとはビタミンKのことで、血液を凝固する「プロトロビン」という凝血因子である、タンパク質の形成に必要なビタミンの一種です。

ビタミンKが不足すると、出血しやすくなり、血が止まりにくくなったり、大腸炎になったりします。
ビタミンKは腸内菌によって作られるため、よほど粗悪なドッグフードでも食べていない限り、体内で欠乏することはまずありません。

供給源としては、緑黄色野菜、アルファルファ、海藻、肉など色々な食物に含まれています。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種で、ビタミンAは他に、レチイノン酸、レチナールというものがあります。

レチノールは動物性食品のみに含まれており、植物性食品にはないビタミンです。
体内でタンパク質と結びついて、目の網膜の色素になります。
その他、腸などでも作用しています。

ビタミンAは組織が正しく働くのをコントロールをする役割を持ち、皮膚や粘膜の保護にも役立ちます。そのため、肺やのどの呼吸器系の粘膜を有害物質から守る効果があります。
免疫を高めるためのビタミンだといえるでしょう。

ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると副作用が心配されます。
ビタミンAは体内に運び込まれると、肝臓に蓄えられ、必要に応じて消費されますが、一度体内に入るとなかなか排出されないという特徴があります。
そのため、過剰に摂取するといろんな弊害が出ます。

ビタミンAを上手に摂取するには、「βーカロチン」の状態で摂るのが好ましいといわれています。
βーカロチンはビタミンAとしての効果だけではなく、活性酸素による細胞の過酸化を防いでくれます。

ビタミンA単体を過剰に摂取すると、栄養素だったものが逆に毒性になるので注意しましょう。

人間用のビタミンA郡のサプリメントを、獣医の診断、支持がない状態でワンちゃんに与えるのは危険です。
Aug 13, 2007
アスコルビン酸
アスコルビン酸は、ビタミンCのことです。ビタミンCは水溶性の栄養素で、体内の抗酸化剤として重要な生理作用に関っています。

ビタミンCが持つ効果はものすごく多く、なくてはならない栄養素の1つです。
代表的な効果として。
  1. 皮膚などの形成に必要なコラーゲンの生成を助ける。
  2. 胃ガンの原因となる有害物質の解毒。
  3. コレステロール値を減少させる。
  4. 脂肪を燃焼するカルニチンの生成。
  5. 鉄や銅の吸収を助ける。
  6. 免疫力を高める。
  7. メラニン色素を抑え、しみ、そばかすを防ぐ。
  8. 老化防止。
などなど、体に必要なほとんどの栄養や細胞に作用しているといえます。

とくにストレスを受けると、ビタミンCが大量に消費されます。
体内に十分なビタミンCがないとストレスに耐える免疫が不足してしまいます。
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ピリドキシン
ピリドキシンピリドキサミンピリドキサール燐酸というビタミンB6の総称です。

ビタミンB6は腸でよく吸収されます。
たんぱく質、炭水化物、脂肪の代謝のためには欠かせない栄養素です。
とくにたんぱく質の代謝には必要で、たんぱく質100gに対してビタミンB6は1.5mg必要です。
そのため、たんぱく質を摂れば摂るほどビタミンB6の欠乏します。

欠乏症は、貧血・動悸・疲労感があらわれます。脳機能の維持にも関与しており、末梢神経炎・けいれん・めまいなどの症状を起こします。
ビタミンB6はアレルギーとも深い関係があり、ビタミンB6が欠乏することによってアレルギーが起こりやすいことが分かっております。
実際にアレルギーになった動物の血液中のビタミンB6が、かなり欠乏していることが明らかな研究結果としてでています。

しかもビタミンB6は水溶性のビタミンであるため、摂取してから約8時間以内で体外に排出されてしまいます。
そのためビタミンB6を効果的に摂取し続けるためには、サプリメントとして摂取することが良いとされています。今のところビタミンB6の過剰摂取による問題は無いようです。

脂肪分の多い食事をしていると、ビタミンB6が多く消費されるので注意しましょう。
食い付ばかりを重要視した粗悪なドッグフードは高塩分・高脂肪なものがほとんどです。
その上ちゃんとした栄養バランスを保っていないもばかりなので、ある栄養素は摂りすぎで、ある栄養素は欠乏しているというむちゃくちゃなドッグフードがそこら中にあふれています。注意しましょう。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB3の一種で、物質名はニコチン酸、ナイアシンアミドなどがあります。

体内の有害物質のアセトアルデヒドの分解にナイアシンが使われます。
そのためナイアシンが不足すると体内にアセトアルデヒドが蓄積してしまいます。
その他、
  • 炭水化物や脂肪を代謝のための補酵素。
  • 血中のコレステロールをコントロール。
  • 皮膚や消化器系の健康維持。
  • ホルモンの合成。
などさまざまな生理作用と関係しています。

とくにナイアシンが不足して起こる欠乏症として代表的なのが、皮膚のトラブルです
人間の場合、普通に食事を摂っていれば心配ありませんが、ワンちゃんの場合、トウモロコシを主原料とするドッグフードばかりを食べていると、ナイアシンが不足してしまいます。

それは、タンパク質に含まれるトリプトファンという「必須アミノ酸」から合成されるのが、このナイアシンなのですが、トウモロコシにはトリプトファンが少ないので、トウモロコシばかりを食べていると自然にナイアシンが不足してしまうのです。
トウモロコシを主原料とするドッグフードの評判があまり良くないのは、こういった事実も関係しています。

ナイアシンはビタミンB郡なので、蓄積せずに安全だと思われがちですが、動物にビタミンB郡をサプリメントとして単体で与えるのは注意が必要です。
呼吸中枢麻痺賢蔵出血が動物実験で確認されています。
人間用サプリメントとのナイアシンをワンちゃんに与える時には、必ず獣医師の診断を受け、指示に従って与えて下さい。
自己判断で与えると、体に不快感を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
コレカルシフェロール
コレカルシフェロールとは、ビタミンDの一種です。

ビタミンDは物質が紫外線を浴びることで生成されるという面白い栄養素です。
紫外線を浴びた植物や酵母にビタミンDが作られるので、その植物や野菜を食べることで体内にビタミンDを摂取します。

もう1つ、皮膚の中にあるプロビタミンD3という物質が紫外線放射を受けることで、体内でビタミンDの自己生成を行います。

人間の場合自己生成率は約50%と高く、日頃太陽の陽を浴びていない方は、ビタミンDの不足が見られます。
紫外線の浴びすぎは問題ですが、適度に陽に当たるのも必要です。

ワンちゃんが皮膚内でどれだけのビタミンDを生成できるのか分かりませんが、家の中ばかりで遊ばせているよりは、天気の良い日にお散歩に連れていってあげるのも必要でしょう。
それが難しい場合は食べ物からの摂取を増やすなどして下さい。
不足するとビタミンD欠乏症へとつながります。
(真夏のお散歩はアスファルトが焼けているような日中は避けましょう)

働きとしては、様々なホルモンと協力して、血中のカルシウム濃度をコントロールしています。
カルシウムばかりを摂っていても「骨」になることはありません。
ビタミンDがカルシウムの吸収を促進するので、カルシウムとビタミンDとバランスよく摂る必要があります。

脂溶性のビタミンなので、摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンDはカルシウムを骨に吸着する働きを持っていますが、カルシウムが不足している時にビタミンDを過剰に摂取すると、逆に骨を溶かす性質を持っています。
葉酸
葉酸はビタミンBCビタミンMとも呼ばれています。

葉酸は細胞DNAなどの生成や修正に必要不可欠な栄養素です。
葉酸が不足すると、DNAの生成に悪影響を与えます。
DNAが体内で新しくコピーされる際に、活性酸素などによって細胞分裂がうまく行かず、細胞のミスコピーが発生してしまうことがあります。
そのミスコピーによって壊れた細胞を元に戻すのも葉酸の仕事です。

細胞のミスコピーは活性酸素の仕業ですが、そのまま放っておくと腫瘍ガン化してしまいます。
それらのミスコピーはフリーラジカルとも呼ばれ、最近問題視されています。

そして、ビタミンB12と協力して赤血球の生成にも大きな役割を持っています。
葉酸が不足すると赤血球の数も減少してしまいます。
赤血球のDNAの生成にも関係しているので、葉酸は動物が生きて行く中で重要な栄養素だといえます。
とくに妊娠中の母犬や、成長段階の子犬などは細胞分裂がとても盛んな時期なので、普段よりも必要とされる栄養素です。

葉酸を効果的に働かせるためにはビタミンB12が必要になります。
しかし、どちらかが不足しても十分な効果は期待できないので、葉酸とビタミンB12をバランスよく摂取しましょう。
塩化コリン
コリンはリン脂質の構成成分で、ビタミンB郡に属しています。
細胞膜を構成し、コレステロールを除去する「レシチン」の構成物質の1つとして知られています。

コリンは神経刺激伝達維持に関与し、不足すると、
  • 脂肪肝
  • 成長の低下
  • 肝硬変
  • 動脈硬化
  • アルツハイマー症
などが起こります。
コリンは、
  • 緑黄色野菜
  • 酵母
  • 卵黄
  • レバー
などに多く含まれており、人間の場合日常の食生活の中でコリンが不足することは考えにくいですが、人間が与える物しか食べることのできない動物達は、コリンが不足する可能性はあります。
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グルコサミン
グルコサミンは軟骨細胞のことで、糖とアミノ酸が結合したアミノ酸の一種で、軟骨の主成分です。
カニの甲羅やエビの外殻に含まれているキチン質に多く含まれる成分です。

関節の健康維持や、心臓の弁の動きなどを助けるとても重要な成分です。
関節の能力を健康なまま維持して行くためにグルコサミンは必要不可欠と言えるでしょう。

軟骨の成分は水分、プロテオグルカンという物質と、コラーゲン、そしてそれらを生成する軟骨細胞で構成されています。
グルコサミンはそれらの物質の生成を促し、軟骨内に適度な水分を保つ働きをし、軟骨の持つ本来のクッションを維持します。
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コンドロイチン
コンドロイチンとは関節の軟骨部分などに多く存在している物質のことです。
正式にはコンドロイチン硫酸と呼ばれ、粘り気のある物質です。

グルコサミン同様、関節ケアには必要不可欠な物質です。
コンドロイチンは軟骨の約40%を占める重要な成分で、軟骨内の水分保湿を高め関節の動きを柔らかくするために必要である上に、肌の真皮部分のコラーゲンと作用し肌の潤いを保つ役割をもっています。

人間と同様に、ワンちゃんも年齢を重ねるごとに不足しがちな成分なので、日々の食事などから上手に摂取して行く必要がありますが、残念ながらドッグフードの中に適量のコンドロイチンが含まれていることは少ないのが現状です。
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オメガ3&オメガ6

オメガ3とは、DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)などの多価不飽和脂肪酸という体内では生成することの出来ない「必須脂肪酸」のことを指します。

オメガ6とは、GLA(ガンマリノレン酸)LA(リノレン酸)などの多価不飽和脂肪酸という体内では生成することの出来ない「必須脂肪酸」のことを指します。
どちらも哺乳動物が生きて行く上でとても重要な役割を持っています。
「多価不飽和脂肪酸」や「不飽和脂肪酸」についての詳細は省略させて頂きます。

『必須脂肪酸』とは文字通り必ず必要な脂肪酸のことです。
しかも体内では合成することが出来ないので、食べ物から摂取するしか体内に摂り込むことが出来ません。

しかもオメガ3&オメガ6の摂取量のバランスがとても重要で、どちらか1つの摂取量が多すぎたり逆に少なすぎたりすると、体に悪影響を及ぼします。
とくにオメガ3が不足すると、

  • ガン
  • アレルギー
  • 皮膚炎
  • 心臓病
  • 免疫機能不全
  • 肥満

など深刻な問題を引き起こします。

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