≫ちょっとだけドッグフードの裏話をします。
本当に安全して与えられると判断できる「良質」と言われるドッグフードは、
- ホームセンター
- スーパー
- ドラッグストア
- 大規模なペットショップ
- コンビミニエンスストア
には販売する資格が与えられません。
「え??」と思われるかもしれませんが、本当です。
本当のナチュラルフードは、スーパーやホームセンターやドラッグストアの棚に並ぶことは絶対にあり得ないのです。
まず、ドッグフードの品質ランクをご紹介します。
※あくまで情報源はメーカー及び取次店担当者から直接聞いた話を参考とし、個人的な解釈にて判断したものとご理解ください...
下記参照。
- 1.量販店向けのフード。
スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニなど、どこにでも格安で売っているフードです。品質は最悪です。基本的に『食べ物』だとは思わない方が良いでしょう。
- 2.専門店向けのフード。
基本的にクオリティーの高いフードです。食事などの重要性を理解し、一般消費者への働きかけが出来る専門店のみに販売が許されます。もちろんスーパーなどの量販店が取り扱うことは不可能です。例)ニュートロのナチュラルチョイスなど。
- 3.正規販売取り扱い店向けフード。
品質はとても高いのもです。又、メーカー側の商品に対するポリシーも高く、これらのフードは、フードメーカー(又は代理店)の準ずる販売審査をクリアしたショップ・ブリーダー・獣医師のみに販売が許されます。フードの基礎知識などを十分に理解し、飼い主へ適切なアドバイスなどができるか、又フードを販売することへの意識調査や販売体制などが問われ、その上で販売店としてふさわしいと判断された場合のみ販売が許されます。メーカー(代理店)と直接契約を交わすので、問屋を通すことはありません。もちろん量販店に並ぶことは絶対にありません。
- 4.メーカー(又は輸入元)直販限定フード。
これらのフードは一切の販売店を置かず、メーカーから直接消費者に届けられます。その理由は、流通時の温度管理や販売店の製品管理などで起きる不具合を未然に防ぐために、むやみやたらに展開することをしていません。フードメーカーが自社の管理範囲以内のみで製品を流通させています。
上記のように、同じ「ドッグフード」という名前でも様々なランクがあります。
そして、粗悪なものと良質なものとの品質の差は、天と地ほど違うのです。
余談ですが...
ご存じヒ○ズシリーズも国内では「チキン」などとあたかも「肉」を想像させる表記になっていますが、本国の公式HPには「Chicken By-Product Meal」と表記されています。
ようするに副産物粉です。
肉はほぼ入っていません。詳しくは上記リンクより副産物粉をご覧ください。
≫粗悪でも売れるのはナゼ?
スーパーなどの量販店向けのフードが今でも売れている理由は、
・「ドッグフードって書いてあるから大丈夫」
・「犬のエサなんか何でもいい」
・「安けりゃ何でもいい」
・「フードのことはよく分からないからとりあず...」
・「昔から知ってるから」
・「コマーシャルで見るから」
という飼い主の支持(?)があるからです。
購入者がいるからフードメーカーは製造販売するのです。
誰も買わないドッグフードなど誰も作りません。
インターネットの普及で、誰でも簡単にドッグフードの実態を知ることが可能になった現在、本当のナチュラルフードを求める飼い主がものすごく増えてきています。
近い将来、スーパーなど量販店の「ペットコーナー」から、ドッグフードを含む全てのペットフードが姿を消す日が来るかもしれません。
ただ、スーパーなどの量販店で販売されているドッグフードを食べているからといって、全てのワンちゃんが体調を壊したり、病気になるわけではありませんし、すぐ死ぬこともありません。
しかし、確実にワンちゃんの体の中で、吸収されない合成の栄養素や、毒に近い添加物、有害な着色料、などの化学物質があらゆる臓器をじわじわと蝕んでゆくのです・・・・
≫ペットショップが特定のドッグフードを勧めるワケ...
犬を飼っている人ならば一度は聞いた事があるこの言葉...
『この子はず〜っとこのごはんを食べています!だから、これからもこのごはんを与えて上げてくださいね〜♪』というようなこのセリフ。
仔犬を受け取ったときに店員から言われる決まり文句です。
本当に良質なドッグフードを勧めてくれるショップはいいのですが、残念ながらそのようなショップは少ないのが現状です。
(※本当に良心的で優良なフードを扱っているショップもあります)
大きなペットショップなどの場合、協賛しているのペットフードメーカーから仔犬用のドッグフードを無料(もしくは格安)で提供してもらっている場合が多いのです。
なぜそんなことをするのでしょう? 理由は簡単です。
飼い主は『このフードを与えて下さいね!』と言われれば、次から購入するからです。
だからメーカーは販売店をバックアップするのです。定期購入者を増やすために・・・
嫌な言い方かもしれませんが、ペット業界もいわゆる「ビジネス」です。
メーカーと販売店が手を組むのは当然の流れかもしれません・・・ 一度手を組んでしまうと、途中で「やっぱりあなたの所との取引を止めたいんです」とはなかなか言えないのが現実です。
なぜって?答えは簡単。「収入源」が減るからです・・・
≫飼い主の責任
ペットフードに関しては、『知らなかった』では済まされないことが多すぎます。
しかし、『知る機会が無かった』というのも事実でしょう。
これからは、家族の一員として迎えた『命』を守るという意味で、安心して与えられるドッグフードを見つけて下さい。
健康管理まずそれが飼い主として最低限の責任だと思います。
今現在のワンちゃんが健康に見えていれば、わざわざいいフードを与える必要などないと思っている方も非常に多いでしょう。
「ず〜っと安いフードばかり食べているけど、もう13才。まだまだ元気です!」ってな子もたくさん居るのは事実ですから。
自分の周りに苦しんでいるワンちゃんがいなければ分からないものです。
私はついこの前まで元気だった子が、ある日突然体調を壊すのをたくさん見て来ています。
そして次の日から獣医さんへ通い詰めて、手術をしたり、薬漬けになってみたり、点滴を受け続けるといった日々を送り、苦しみながら亡くなるワンちゃんが沢山いることを知っていて下さい。
それらの原因が全てドッグフードにあるなんて言いませんが、栄養バランスが悪かったり、偏っていることでありとあらゆる症状を引き起こします。
逆に言うと、ちゃんとした栄養バランスを考えて与えていればかなりの予防効果があるのは事実なのです。
人間もワンちゃんも、口から入れた食べ物や飲み物で「体」を作っています。
栄養素にはそれぞれ別の働きをするものがあったり、同時に摂取して初めて「栄養素」として働くものなどたくさんあります。
何か1つ栄養バランスが狂うと、いつか全てが狂います。
その上、体内に有害物質が蓄積されると、さらに障害を引き起こすのです。
もう一度食べ物の重要さを考えてみませんか??