データベース移動作業における情報保管庫です。 ご自由にご覧下さい。

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りゅー

データベース移設の為に一時的な保管を兼ねて公開している情報です。ここでの記事は、あくまで、本が読める人で、WEBを閲覧出来るならば誰でも仕入れる事が出来る情報を集めて、それに自分の意見を乗せた記事です。記事に含まれる事例・定義・根拠などは全て「引用or参考」です。事実関係を直接指摘されても困ります(--;)ご注意ください。また、単純に恐怖心だけをあおっているのと違います。いい物の見分け方などの予備知識を得る事で、ペットの健康な食事管理の手助けになればいいな♪そんな思いで綴ったものですのでご理解ください。

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Aug 14, 2007
AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)

The Association of American Feed Control Officialsの略。(通称アフコ

ペットフード業界とは独立した、ペットフードを規制する法規を施行する責任を負う政府機関のための協会です。
ペットフードを含め色々な家畜などの飼料についての「完全かつ均衡のとれた食餌」を定めています。
AAFCOの定義を直訳すると。
「牛馬・七面鳥・犬・猫などあらゆる家畜において、完全かつ均等のとれた食餌を示したもので、この基準に合致するフードを与えていれば、あとは水だけで十分であるという物。 人間以外の動物にとって栄養学的に適切な食餌とは、特殊な製法により総合栄養食として与えられるように合成された物を指し、水分以外の補助物質を必要としなくとも生命を維持し、なおかつエネルギー生産を促進させる能力のある物」とされています。

 

≫AAFCOは規制機関です

 

AAFCOはよく「検査機関」と間違われますが、正しくは「規制組織」です。
AAFCOの給与試験」といっても、実際にAAFCOが試験を行っている訳ではなく、AAFCOにより設定された「動物給与試験基準」を使用して各フードメーカーが自主的に試験を行います。
(AAFCOでも給与実験をしているそうですが、時間がかかり過ぎるため現実的では無いようです)

 

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USDA(アメリカ農務省)
United States Department of Agricultureの略。

食肉・家禽(かきん)肉等の衛生管理、安全管理、植物の輸入等の規制も行っており、その他にもオーガニックの基準や、動物を輸入する際の入国規制など、身の回りのありとあらゆる安全基準を発表しています。

USDAの中に色々な部署があり、それぞれのジャンルに振り分けた細かい基準やランク付けをしています。
ドッグフード以外のいろんな所で「USDA認定」という文字を見かけますが、「認定」というだけあって商品のパッケージにUSDA認定マークがあったり、証明書を掲示している場合がほとんどです。

ここではドッグフードに関係のある情報だけをピックアップして行きます。
USDAで承認された素材を使用しているドッグフードには、「人間の食用レベルの...」とか「食用の最高ランクの...」等と表示されています。
それらの商品は安心して与えても良いでしょう。
USDAの「認定」というのは、ほとんどが安全な順番でランク付けされています。
さて、気になるランクは以下のようになっています。(肉について)
  • Prime(プライム)=最もジューシーな肉。霜降り・テンダーカット。アメリカの肉屋さんでも、プライムのみを扱っているお店は1%くらいだとか... すごく美味しいお肉のことです。
  • Choice(チョイス)=霜降りでいいお肉には変わりないけど、Primeよりは若干下のグレード。
  • GradeA(スタンダード)=ジューシーではないが、標準的な柔らかさで、一般的に1番食されているグレードです。
  • Commercial=挽き肉用のグレードです。加熱した方が良いとか...
  • Utility=サンドイッチやホットドッグなどの加工食品用です。
  • Cuttings=主に缶詰用。食用としての最低級グレードです。(缶詰の肉は最低の肉ということ?)
  • Other Use=人間用の食材としての使用を禁止しています。
  • Grade D(3D Meat)=いわゆる(3Dミート)と呼ばれる物です。 Dead:死骸/Diseased:病気になった/Dying:死にかけの動物。これらの頭文字の3つの「D」を表しています。
  • Grade D(4D Meat)=さらにひどい物で、いわゆる(4Dミート)と呼ばれる物です。「3Dミート」にさらに「Disabled:障害のある動物」が加わります。
7.以降で1番聞き慣れているのは(4D)と呼ばれるものではないでしょうか?ドッグフードの安全性を強調しているサイトでは必ずと言っていいほど「ドッグフードには4Dと呼ばれる粗悪な原材料を使用している...」といった表現がされています。
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FSIS(食品安全検査局)
United States Department of Agricultureの略。
USDA(アメリカ農務省)内にある食品安全検査局のこと。
正確には(USDA/FSIS)、
  • 食肉・家禽(かきん)肉等の衛生・安全管理
  • 植物の輸入等の規制
なども行っており、その他にもオーガニックの基準や、動物を輸入する際の入国規制など、身の回りのありとあらゆる安全基準を発表しています。
FDA(アメリカ食品医薬品局)

Food and Drug Administrationの略称。
FDA(米国食品医薬品局)は日本で言う「厚生労働省」の所轄にあたります。
食品・医療品公害の締め出しを目的とした機関で、そのための規程を設定しています。
さらに、製薬会社の治験や承認審査もしていて、アメリカでは、FDAの厳しい治験・審査承認体制により、多くの製品が厳重に治験審査されています。

製薬会社などの企業がFDAの承認を受けるためには、多額の資金が必要で、その額の平均はおよそ250億円もかかるという指摘もあります。承認を受けるまでにも最長で20年という年月が必要になることもあるそうです。

ペットフードの安全性を証明するために、FDAの承認を受けた工場で生産していることを強調したりしているのを見かけます。
食品や薬品などで、FDAの厳しい審査の合格を受けた製品は、信頼性や安全性が保証されていると言えます。また、品質の高さも信頼できるでしょう。

以前私の母が愛用しているサプリメントを医者に見せて、そのサプリメントがFDAの承認を受けていることを伝えると、『無条件で安全と言えるから安心してのんでいいよ』と言われたそうです。
医療薬品でさえ、なかなかFDAの承認を受けるのは容易でないとのことでした。

「FDA承認の・・・」などという表示があるドッグフードは、とても信頼できるでしょう。

 

PFI(アメリカペットフード協会)

アメリカのほとんどのペットフード業界が会員となって構成されている協会です。
日本で言う「日本ペットフード工業会」のようなものです。

犬に関しては、ドッグフードの品質やそれに含まれる栄養素などを発表しています。また、犬の理想的な飼育と管理にも力を入れて活動しています。

動物愛護団体や動物病院、民間を対象としたセミナーを開き、ペットフード産業の開発や研究などの情報交換などを行い、ペットに関する知識を広める活動をしています。
日本でも、PFIのセミナーが行われたことがあります。

BSE(狂牛病)問題で、FDA(アメリカ食品医薬品局)が、全てのペットフードの表示強化が検討されたことに先立ち、PFIが事前にペットフード購入者にアンケートを実施。
その結果、狂牛病についての表示がリアルなほど、購入者は逆に不安に思い、ペットフードを止めて手作りフードなどへ切り替える可能性が強いことが分かり、それを金額に換算すると約20億ドルになることから、ペットフード産業に与える損害は大きいとPFIが指摘したことがあります。

このように、ペットフードに関することだけではなく、ペットと人間の上手な繋がりや、ペットフード産業と消費者との関係に力を入れている協会です。

ドッグフードの栄養素の基準や、品質の管理などの詳しい内容は資料が無いので分かりませんが、信用できる機関だと思います。

 

PFMA(イギリスペットフード工業会)
イギリスのペットフードメーカーの95%が加盟する団体です。

イギリスペットフード工業会に加盟している会員企業は、ペットフードとして加工する原材料は人間用としての審査を通った生肉しか使っていないと強調しています。

以前、副産物を使用している事への指摘があったり、狂牛病問題などで、イギリスのペットフード産業はここ数年間厳しい状況にあるそうですが、PFMAと各フードメーカーは安全性の高さを強調しています。

PFMAはペットフードへの厳しい規制があるそうで、原材料として使用するのは、人間用の食用肉として試験に合格した健康な家畜のみであり、副産物についても同様のレベルの余剰物や、心臓・第1・2胃などのイギリス国内ではあまり消費されない部位のみを使用しているそうです。

PFMAのペットフードへの規制がどれほど厳しいのか分かりませんが、日本よりはるかに安全性についての基準や基本方針は進んでいるように思えます。

日本のペットフード工業会も、PFMAのように「人間の食用肉として審査を通った肉のみ」を使用しているから安全です!と言える団体になってもらいたいものです・・・
CVMA(カナダ獣医学協会)
Canadian Veterinary Medical Associationの略称。

CVMAはカナダの獣医の利権を代表する団体で、約8000人を超えるカナダの獣医師で構成されている権威のある公的機関であり、動物と獣医の社会への貢献を国民により良く知ってもらうように活動しています。
動物栄養学やペットフードにおいては、世界トップレベルの認定基準を設けており、大変権威のある公的機関です。

認定基準をクリアするためには、厳しい基準があります。
・適切な栄誉基準値をクリアしているか?(栄養だけではなく消化吸収率の証明も必要)
(12ヶ月間であらゆる成長段階でペットに必要な栄養素を満たしているかの証明)
・原材料調達システムの確立
・害虫駆除検査の実施
・検査官の工場視察(立ち入り検査)
・サンプリング検査
(2ヶ月毎に製品サンプルを検査。栄養分だけではなく、消化吸収においてもチェックを受ける)

このように、高品質な原料の調達や製造工程のチェック、そして、成分検査を常に行わなければ認定基準として認められないという、シビアな世界です。
なぜここまでの基準が必要なのでしょうか?それは、必ずしも一定ではない天然の原料を使用して行く上で、常に安定した高品質な製品を世に送り出すために必要不可欠だからです。

数あるフードの中には、一度どこかの認定や承認を得てしまえば、その後ず〜っと放ったらかし。そんな管理状態のフードメーカーもあります。そんな中で、CVMA(カナダ獣医学協会)の定期的な管理体制というのはすばらしいものだと言えるでしょう。
NRC(アメリカ科学アカデミー)
National Academy of Sciencesの略称。
1863年に設立された非政府・非営利の組織です。
アメリカの科学・国民の福祉のための科学利用の推進を目的とした活動をしています。

科学と工学の分野に関して、連邦政府の諮問機関として機能を果たすことが求められています。
また、米国技術アカデミー(NAE,National Academy of Enginnering)、及び米国医学院(IOM,Nationl Institute of Madicine)がそれぞれ1964年、1970年に設立されました。

ペットフードや飼料の栄養基準を研究している委員会があるそうです。その基準は高いものと思われますが、確かな飼料が手元に無いのでなんとも言えません・・・・・

「NRCの栄養基準をクリアしている」と表現しているフードメーカーは多々ありますが、「では、そのNRCっていったい何なの?」という素朴な疑問を解消してくれる説明が無いのが残念です。
日本ペットフード工業会
1969年日本ドッグフード工業会設立。その後、1975年に日本ペットフード工業会に名称変更。
元々ドッグフードを対象に活動していたが、キャットフードの市場が成長しペットフード全般へ範囲を拡大。
国内でペットフードを製造又は販売する企業53社(2005年1月現在)で構成されています。

=主な活動内容=
  • 犬、猫の飼育実態調査と公表。
  • ペットフードの安全性・栄養に関する講習会などの提供。
  • 品質・安全性に関するガイドラインの作成。
  • 日本ペット栄養学会への協力。
  • 被災ペットへのフードの提供。
  • 農林水産省からの受諾事業。
日本のペットフード業界への非難はあらゆる所で言われています。
例えば、「日本にはペットフードを取り締まる法律が無く、無法地帯だ...」とか「規制があるとはいっても、フードメーカーの自主規制みたいなものだからあてにならない...」など。
正直、ほとんど信用が無いのが現状のようです。

そこで、日本ペットフード工業会から直接資料を入手してみました。
日本ペットフード工業会の主な活動内容は上記に記載しましたが、それ以外にもペットフードはどのようにして作られるのかを公表していたり、原材料をどのように確保しているのかなど色々と公表しています。
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日本ペットフード公正取引協議会
日本ペットフード工業会内の、ペットフードの流通に関する規制を発表しています。
当協議会の目的は、不当景品及び不当表示防止について行う表示に関する事項を定め、一般消費者の適正な商品選択に資するとともに、不当な顧客の誘引を防止し、公正な競争を確保することを目的としています。

要するに、自社製品の品質・性能についてちゃんと正しい表示をしなさいよ。
あんたのとこだけ不当に市場をを独り占めしたらダメよ。ということを取り決めている機関です。
また、ペットフードの「総合栄養食」を証明するための試験基準を発表しています。
同協議会の給与試験の内容は、AAFCO(1998年版)に準拠しています。
ドッグフードの場合、成犬期・幼犬期・妊娠期・オールステージ用のプロトコルが用意され、それぞれの基準に従って試験を行います。
試験内容を大まかに説明して行きます。
例/成犬期・維持期又はメンテナンス用「総合栄養食」を証明するためのプロトコル。
  • 最小限8頭の犬(1才以上)で適正体重の子を用意する。
  • 試験は26週間続ける。
  • 水以外は試験用のフードのみが栄養源でなければならない。
  • 毎日のフードの摂取量を記録する。
  • 試験開始前の体重と、毎週の体重測定と、試験終了時の体重を記録する。
  • 血液検査をする。
  • 試験前と後に健康診断を受ける。
  • 医薬品を使用した場合は記録する。
  • 試験中にあまりフードを食べない子は、供試犬数の25%を超えない範囲で試験から除く事が出来る。
  • 試験中に死亡した犬は解剖して記録する。
これらの試験を経て、評価を受けます。
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