データベース移動作業における情報保管庫です。 ご自由にご覧下さい。

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りゅー

データベース移設の為に一時的な保管を兼ねて公開している情報です。ここでの記事は、あくまで、本が読める人で、WEBを閲覧出来るならば誰でも仕入れる事が出来る情報を集めて、それに自分の意見を乗せた記事です。記事に含まれる事例・定義・根拠などは全て「引用or参考」です。事実関係を直接指摘されても困ります(--;)ご注意ください。また、単純に恐怖心だけをあおっているのと違います。いい物の見分け方などの予備知識を得る事で、ペットの健康な食事管理の手助けになればいいな♪そんな思いで綴ったものですのでご理解ください。

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『無添加』というウソ
ドッグフードは肉や穀物などのあらゆる素材などが集合した加工物です。
加工製品が無添加なワケがありません。
無添加というと、「有害なものが入っていない」というイメージがしますが、単純に「添加していない」と言っているだけです。
何が添加されていないのか、それが分からないと何の判断も出来ません。

無添加という曖昧な表現は最近問題視されており、人間の食品に関しては「無添加」という根拠の無い表現は現在禁止されています。
(合成保存料無添加、着色料無添加など、「何が無添加なのか表示する義務」がある)

保存料無添加!」などという表現のドライフードや、ウェットタイプのドッグフードをたまに見かけますが、正直、疑問です。
なんにも保存料が入っていないのに、なぜ賞味期限が1年〜3年以上もあるのでしょう?
本当に保存料を使用していないドッグフードもありますが、それらの商品の賞味期限はとても短く、製造日から3ヶ月くらいが一般的です。開封後は1ヶ月以内に食べきることが条件となっているものがほとんどです。(ほとんどの製品にはビタミンなどで酸化防止をしています。完全な保存料無添加のドッグフードはあまり見たことがありません)
『開封後はいついつまでに食べきってください』とか『製造後何ヶ月以内に与えてください』などの表現がどこにも見当たらないのに、『保存料無添加』などの表示があるフードは疑ってもいいでしょう。

ペットフードは製造段階で保存料を添加していなければ『無添加』なのです。
原材料やその調達の段階で大量の化学薬品を使用していても『無添加』なのです.....
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【ドライフード】といっても、10%以下の水分を含有しています。
その上、エネルギー源として動物性油脂(脂肪)が必ず含まれています。
その『動物性油脂』は非常に酸化しやすい性質を持っています。
水分と油分がある肉加工品を、保存料無しで常温での長期保存は自然に考えて無理があります。
安定剤や保存料が含まれている「ハム・ソーセージ」でさえ、常温で1ヶ月も放置すると腐ってきますから...

また、ウェットタイプのフードはその『しっとり感』を維持するために必ず『プロピレングリコール』や『グリセリン』などの化学薬品が使用されています。
(いつまでも「しっとり感」を持続しているのは化学薬品のおかげ?です)
プロピレングリコールは「酸化防止剤」ではなく「保湿剤」だ。とメーカーは言うかもしれませんが、この化学薬品は、

・触るだけで接触性皮膚炎を起こす。
・飲み込むと、肝臓、賢蔵、心臓、脳などの障害を引き起こす。
・吸い込んだだけでも中枢神経抑制を起こす。
・染色体異常や溶血作用もある。

などの『好ましくない』症状を引き起こす可能性のある化学薬品です。
私の感覚が正常なら、『危険!』と判断します。
こんな添加物をただの『保湿剤だから・・・』という言葉で片付けられてはたまりません。

『保存料無添加!』はほぼウソです。
本当に保存料を使用しないで出来るドッグフードは今のところフリーズドライ方式と、急速冷凍で作られたドッグフードくらいでしょう。(どちらも新鮮な原料を厳重に管理し、原料自体に保存料を使用していない場合)
それらのドッグフードでもほとんどの場合『天然又は合成ビタミン』で酸化を防止しています。

関連する面白い記事があります。荻窪のグラース動物病院の小林豊和先生のコメント。

引用:
私たち動物病院に入ってくるような業者さんは、無添加フードは扱っていません。
そうした会社の営業マンが言うには、あれは製品を作るときに添加物を入れさえしなければ無添加扱いになるんだと。
その前の原材料に使っていても(添加物を)、それは無添加の表示をできるんですよ、と言うんです。
だから無添加フードなどありえないと。
僕も思うんですが、もし無添加だったら封を切ったあとそんなには持たないはずですよね。
なのに封を切ったら何日で食べきって下さい、それ以降は食べさせないで下さいと書いてある注意書きもない。
無添加と書かれているものでも、何日放置しておいても品質が変わった様子もない。
だから正直な話、どこを信用していいものだか我々自信もわからないんですね。
『ペットの命を守る』(著・坂本徹也)ハート出版より。

これは実話です。
「先生に薦められたから」という理由で動物病院の処方食だから大丈夫♪と信じていた方はショックかもしれません。

病気などで苦しんでいる動物達の治療に貢献する目的である『処方食』であるにもかかわらず、『原材料に入っている添加物はどうでもいい。フードを造るときに添加物を混入しなければ、無添加扱いにできるんだから・・・』と堂々と言えるなんて、腹立たしい思いです。
その営業マンに不信感を抱いている訳ではありません。
営業マンにそんな身勝手な『言い訳』を教え込んでいるフードメーカーに不信感を抱くのです。

これが今のペットフード産業の実態なのです。

動物病院の処方食ですらこのような現状の中、あなたはスーパーやコンビニで市販されているドッグフードに書かれている『保存料無添加!』などという表示を本当に信用できますか?

≫必ず入っている添加物

追い討ちをかけるようですが、海外で製造されているドッグフードは、日本に向けて輸出される際にコンテナに入れられ、真夏であれば炎天下の中高温のサウナ状態でやって来ます。
粗悪な並行輸入業者はさらに、ほぼ雨ざらしの状態で数日〜数週間も出航を待ちます。
このような状態の中、『保存料無添加』のドッグフードが、酸化せずにできたての状態を保つのは難しいでしょう。

「今与えているのは国産って書いてあるから大丈夫!」と思っているかもしれませんが、原産国というのは最終加工を施した国の名前です。
原材料を全て海外から輸入し、ドッグフードという製品に加工したのが日本なら「国産ドッグフード」と表示してもよいので、あまり過信しない方が良いでしょう。
この場合、原料がどのように運ばれてくるのか一番気になるところですが、実態は分かりません。
また、パッケージが日本語表記でもよ〜く裏を見ると、原産国はタイ、アメリカ、中国だったりします。
意外とほとんどのフードが海外製です。

誤解を招かないように細補足しますが、『保存料無添加』のドッグフードもちゃんと存在します。
それは、できたての状態をそのままフリーズドライ製法で加工したものや、新鮮な状態のまま急速冷凍させたフードなどです。
(原料にも保存料を使用していない場合)
それ以外の製法で作られたドッグフードが『保存料無添加』というのはちょっと疑問が残ります。

保存料無添加という表示があるものよりも、どのようなもので酸化を防止しているのかがはっきりと分かるドッグフードの方が好意的です。
例えば、トコフェロール(ビタミンE)にて保存。とか、天然由来ビタミンにて保存などです。

≫無添加・無着色?

もっと疑問なのは無添加・無着色というものです。
【無添加】といっているわりには、【各種ビタミン・ミネラル配合!】などと表示されています。
各種ビタミン・ミネラルはどうやって添加したのでしょう.....?

さらに、無着色というわりには、一粒一粒がキレイな同じ色をしていたりします。
高温で加熱されているはずなのに、なぜ同じ色を保てるのでしょう・・・?
なぜ賞味期限が数年もあるのでしょう?
疑問点が多すぎます・・・

私は『無着色』というドッグフードをたくさん見てきましたが、ほとんどは思いっきり着色されています。(もしくは発色剤を使用している)
もちろんパッケージには着色料(発色剤)のことなどどこにも表示されていません。
ほぼ詐欺レベルの問題です。

大切な家族の一員であるワンちゃん達のためにも、飼い主がもっとフードの知識を高め、より安心できるフードを選んだり、あるいは、愛情を持って手作りフードなどで健康を管理してあげて下さい。

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http://blog.pelogoo.com/inu_ken/rtb.php?no=1187246749949625



この記事への返信
基本的な保存に関する知識が欠落しておられるようですが、水分活性という言葉は御存知ですか?

例えば、乾燥した昆布は無添加だと思いますが、賞味期限の云々は別としまして、アレを2,3年放置しておいたとしてそんなに簡単に腐りますか?
Posted by ツアリス・グアーリイ | 11:38:37, Sep 24, 2013


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