データベース移動作業における情報保管庫です。 ご自由にご覧下さい。

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りゅー

データベース移設の為に一時的な保管を兼ねて公開している情報です。ここでの記事は、あくまで、本が読める人で、WEBを閲覧出来るならば誰でも仕入れる事が出来る情報を集めて、それに自分の意見を乗せた記事です。記事に含まれる事例・定義・根拠などは全て「引用or参考」です。事実関係を直接指摘されても困ります(--;)ご注意ください。また、単純に恐怖心だけをあおっているのと違います。いい物の見分け方などの予備知識を得る事で、ペットの健康な食事管理の手助けになればいいな♪そんな思いで綴ったものですのでご理解ください。

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Aug 13, 2007
+ビタミンAについて+
ビタミンAはレチノールと呼ばれ、他にレチイノン酸、レチナールというものがあります。

レチノールは動物性食品のみに含まれており、植物性食品にはないビタミンです。
体内でタンパク質と結びついて、目の網膜の色素になります。
その他、腸などでも作用しています。

ビタミンAは組織が正しく働くのをコントロールをする役割を持ち、皮膚や粘膜の保護にも役立ちます。
そのため、肺やのどの呼吸器系の粘膜を有害物質から守る効果があります。
免疫を高めるためのビタミンだといえるでしょう。

ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると副作用が心配されます。
ビタミンAは体内に運び込まれると、肝臓に蓄えられ、必要に応じて消費されますが、一度体内に入るとなかなか排出されないという特徴があります。そのため、過剰に摂取するといろんな弊害が出ます。

ビタミンAを上手に摂取するには、「βーカロチン」の状態で摂るのが好ましいといわれています。
βーカロチンはビタミンAとしての効果だけではなく、活性酸素による細胞の過酸化を防いでくれます。

ビタミンA単体を過剰に摂取すると、栄養素だったものが逆に毒性になるので注意しましょう。

人間用のビタミンA郡のサプリメントを、獣医の診断、支持がない状態でワンちゃんに与えるのは危険です。
+ビタミンB2について+
ビタミンB2はリボフラビンのことで、タンパク質や脂肪のエネルギー代謝に重要な役割を持っています。

ビタミンB2が不足すると皮膚や粘膜のトラブルを引き起こします。
例えば、
  • 肌荒れ
  • 目の充血
  • 粘膜の炎症
  • 脱毛
  • 爪割れ
などがあります。
とくに粘膜は他の細胞に比べて新陳代謝が活発なので、ビタミンB2不足になりやすい細胞です。
体中の粘膜のケアにとても大切なビタミンです。

このビタミンB2は、タンパク質と結びついて肝臓で蓄えられます。
そのため、タンパク質が不足すると、尿と一緒に排出されてしまい、欠乏症につながることがあります。
そのため、良質なタンパク質を適度に摂る必要があります。
+ビタミンB3について+
ナイアシンはビタミンB3の一種で、物質名はニコチン酸、ナイアシンアミドなどがあります。

体内の有害物質のアセトアルデヒドの分解にナイアシンが使われます。そのため不足すると体内にアセトアルデヒドが蓄積してしまいます。
その他、炭水化物や脂肪を代謝のための補酵素として働き、血中のコレステロールをコントロールしたり、皮膚や消化器系の健康維持、ホルモンの合成などさまざまな生理作用と関係しています。

とくにナイアシンが不足して起こる欠乏症として代表的なのが、皮膚のトラブルです。
人間の場合、普通に食事を摂っていれば心配ありませんが、ワンちゃんの場合、トウモロコシを主原料とするドッグフードばかりを食べていると、ナイアシンが不足してしまいます。
それは、タンパク質に含まれるトリプトファンという「必須アミノ酸」から合成されるのが、このナイアシンなのですが、トウモロコシにはトリプトファンが少ないので、トウモロコシばかりを食べていると自然にナイアシンが不足してしまうのです。
トウモロコシを主原料とするドッグフードの評判があまり良くないのは、こういった事実も関係しています。

ナイアシンはビタミンB郡なので、蓄積せずに安全だと思われがちですが、動物にビタミンB郡をサプリメントとして単体で与えるのは注意が必要です。
呼吸中枢麻痺や賢蔵出血が動物実験で確認されています。
人間用サプリメントとのナイアシンをワンちゃんに与える時には、必ず獣医師の診断を受け、指示に従って与えて下さい。
自己判断で与えると、体に不快感を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
+ビタミンB5について+
ビタミンB5はパントテン酸カルシウム、パンテノールなどとも呼ばれています。

パントテン酸は副腎の働きと関係しており、副腎皮質ホルモンの合成を促します。
パントテン酸が不足すると自律神経失調症、低血糖、アレルギー性皮膚炎になりやすく、不眠や倦怠感といった症状が出ます。

また、脂肪や炭水化物のエネルギー代謝の過程においてなくてはならない補酵素なので、肥満を防止する大切な役割も果たします。
また、増えすぎた余分なコレステロールを回収する役割の、善玉コレステロールを増やす効果もあります。

肌の健康や、体の免疫力を高めるためにとても必要な栄養素です。

アレルギー性皮膚炎などは、ビタミンB5などの栄養バランスが崩れていることからも発症します。

血液検査をしてアレルゲンの特定を急ぐのも間違いではありませんが、まず与えているドッグフードの栄養バランスがどれほどちゃんとしているのか、確認する必要があるでしょう。

逆に、アレルゲンが特定されていてもなかなか治らない場合は、根本的に栄養バランスを見直してみてはいかがでしょうか?
+ビタミンB6について+
ピリドキシン、ピリドキサミン、ピリドキサール燐酸というビタミンB6の総称です。

ビタミンB6は腸でよく吸収されます。たんぱく質、炭水化物、脂肪の代謝のためには欠かせない栄養素です。
とくにたんぱく質の代謝には必要で、たんぱく質100gに対してビタミンB6は1.5mg必要です。
そのため、たんぱく質を摂れば摂るほどビタミンB6の欠乏します。

欠乏症は、貧血・動悸・疲労感があらわれます。脳機能の維持にも関与しており、末梢神経炎・けいれん・めまいなどの症状を起こします。

ビタミンB6はアレルギーとも深い関係があり、ビタミンB6が欠乏することによってアレルギーが起こりやすいことが分かっております。
実際にアレルギーになった動物の血液中のビタミンB6が、かなり欠乏していることが明らかな研究結果としてでています。

しかもビタミンB6は水溶性のビタミンであるため、摂取してから約8時間以内で体外に排出されてしまいます。
そのためビタミンB6を効果的に摂取し続けるためには、サプリメントとして摂取することが良いとされています。
今のところビタミンB6の過剰摂取による問題は無いようです。

脂肪分の多い食事をしていると、ビタミンB6が多く消費されるので注意しましょう。
食い付ばかりを重要視した粗悪なドッグフードは高塩分・高脂肪なものがほとんどです。
その上ちゃんとした栄養バランスを保っていないもばかりなので、ある栄養素は摂りすぎで、ある栄養素は欠乏しているというむちゃくちゃなドッグフードがそこら中にあふれています。注意しましょう。

くどいようですが、栄養バランスが何より大切です。
+ビタミンB12について+
ビタミンB12はシアノコバラミンとも呼ばれ、赤血球、白血球の生成に関っているビタミンです。
ビタミンB12は葉酸(ビタミンM)とのバランスが大切で、どちらかが不足しても赤血球の減少や、悪性の貧血を引き起こしてしまいます。
症状としては、倦怠感、食欲不振、頭痛、吐き気、息切れ、消化不良、下痢などがあります。
ビタミンB12は体内の含有量が最も少ないビタミンの1つで、赤い色をしています。
体内の含有量が少ない上に、動物性の食料からしか補給できないので、野菜ばかり食べていても補給されないので、欠乏症になります。
+ビタミンCについて+
ビタミンCはアスコルビン酸と呼ばれています。ビタミンCは水溶性の栄養素で、体内の抗酸化剤として重要な生理作用に関っています。 ビタミンCが持つ効果はものすごく多く、なくてはならない栄養素の1つです。代表的な効果として。
  • 1.皮膚などの形成に必要なコラーゲンの生成を助ける。
  • 2.胃ガンの原因となる有害物質の解毒。
  • 3.コレステロール値を減少させる。
  • 4.脂肪を燃焼するカルニチンの生成。
  • 5.鉄や銅の吸収を助ける。
  • 6.免疫力を高める。
  • 7.メラニン色素を抑え、しみ、そばかすを防ぐ。
  • 8.老化防止。
などなど、体に必要なほとんどの栄養や細胞に作用しているといえます。
とくにストレスを受けると、ビタミンCが大量に消費されます。
体内に十分なビタミンCがないとストレスに耐える免疫が不足してしまいます。 ストレスを受けて体調を壊すのは気分的なものだけではなく、体内のビタミンCが足りなくなり、いろんな組織や細胞の働きを助けることが出来なくなり、そのため気分が悪くなったり、集中力がなくなったり、潰瘍が出来てしまったりするのです。

またさらに、水道水に含まれる「塩素」を中和するときにこのビタミンCが大量に失われてしまいます。
水道水をそのまま与えている場合は、ビタミンC不足に陥る可能性がとても高いので注意しましょう。
だからといって簡単に浄水機を設置するのはなかなか困難かもしれません。
そこで、市販されている「カルキ抜き剤」などを使って塩素を取り除いてあげるのもいいかもしれません。
手間はかかりますが、せっかく安全なドッグフードを与えていたとしても、水に有害物質がうじゃうじゃ入っていては何をしているか分かりません。
忘れがちですが「水」ってとても大切です。

余談ですが、飼い主がタバコを吸っている部屋でワンちゃんが一緒に生活している場合、飼い主はもちろんのこと、ワンちゃんのビタミンCも奪われる可能性があるので注意しましょう。
+ビタミンDについて+
ビタミンDはコレカルシフェロールなどと呼ばれています。

ビタミンDは物質が紫外線を浴びることで生成されるという面白い栄養素です。
紫外線を浴びた植物や酵母にビタミンDが作られるので、その植物や野菜を食べることで体内にビタミンDを摂取します。
もう1つ、皮膚の中にあるプロビタミンD3という物質が紫外線放射を受けることで、体内でビタミンDの自己生成を行います。

人間の場合自己生成率は約50%と高く、日頃太陽の陽を浴びていない方は、ビタミンDの不足が見られます。
紫外線の浴びすぎは問題ですが、適度に陽に当たるのも必要です。

ワンちゃんが皮膚内でどれだけのビタミンDを生成できるのか分かりませんが、家の中ばかりで遊ばせているよりは、天気の良い日にお散歩に連れていってあげるのも必要でしょう。
それが難しい場合は食べ物からの摂取を増やすなどして下さい。
不足するとビタミンD欠乏症へとつながります。
(真夏のお散歩はアスファルトが焼けているような日中は避けましょう)

働きとしては、様々なホルモンと協力して、血中のカルシウム濃度をコントロールしています。
カルシウムばかりを摂っていても「骨」になることはありません。
ビタミンDがカルシウムの吸収を促進するので、カルシウムとビタミンDとバランスよく摂る必要があります。

脂溶性のビタミンなので、摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンDはカルシウムを骨に吸着する働きを持っていますが、カルシウムが不足している時にビタミンDを過剰に摂取すると、逆に骨を溶かす性質を持っています。
+ビタミンEについて+

≫≫ビタミンEについて

 

ビタミンEは「トコフェノール」&「トコフェロール」などと呼ばれています。

ビタミンEは「妊娠のための油」という意味もあり、妊娠においても大きな役割を果たしています。
様々な作用があり、体になくてはならないビタミンとして、とても注目されているビタミンの1つです。
ビタミンEには抗酸化作用があるため、最近、ナチュラルフードの酸化防止剤として使用されていることが多くなっています。

「トコフェロール」と「トコフェノール」は、天然抽出ビタミンか、合成ビタミンかの違いで表示が分かれます。
トコフェノールは天然の植物油から抽出されたビタミンを使用しており、トコフェロールは合成ビタミンのことを指します。
天然のトコフェノールは、酸化防止剤と栄養強化剤に使用されますが、合成のトコフェロールは酸化防止剤のみに使用が許されています。

ビタミンEは体内の脂肪でできている細胞外膜の酸化を防いでいます。
もちろんビタミンEが欠乏すると体内で酸化が始まります。
酸化するとたんぱく質と結びつき「リポフスチン」という物質となり、糖尿病や動脈硬化の原因となります。

粗悪なドッグフードにはすでに酸化している油脂などが入っている可能性が指摘されています。
酸化された油を摂るとビタミンEが大量に消費されてしまいます。
粗悪なドッグフードを食べ続けると、ビタミンEがどんどん不足するというありえない現象が起きますので注意しましょう。

また水道水をそのまま与えている場合は注意が必要です。
水道水に含まれる塩素はビタミンEを破壊します。
塩素を含まないキレイな水を与えるか、それが困難ならばビタミンEを余分に与えるのが良いでしょう。

これらのビタミンは摂りすぎによる過剰症は起こりにくいものです。
ただし、人間の場合、甲状腺機能亢進症、リューマチ、高血圧、糖尿病の方は過剰に摂取すると血圧が上がることがあります。ビタミンに限らず、栄養素とはいえども過剰に摂取すると弊害が出ますのでご注意を。

+ビタミンBC・ビタミンMについて+

≫ビタミンBC、ビタミンMは葉酸とも呼ばれています。

 

葉酸は細胞やDNAなどの生成や修正に必要不可欠な栄養素です。
葉酸が不足すると、DNAの生成に悪影響を与えます。
DNAが体内で新しくコピーされる際に、活性酸素などによって細胞分裂がうまく行かず、細胞のミスコピーが発生してしまうことがあります。
そのミスコピーによって壊れた細胞を元に戻すのも葉酸の仕事です。
細胞のミスコピーは活性酸素の仕業ですが、そのまま放っておくと腫瘍やガン化してしまいます。
それらのミスコピーはフリーラジカルとも呼ばれ、最近問題視されています。
そして、ビタミンB12と協力して赤血球の生成にも大きな役割を持っています。
葉酸が不足すると赤血球の数も減少してしまいます。 赤血球のDNAの生成にも関係しているので、葉酸は動物が生きて行く中で重要な栄養素だといえます。
とくに仔犬や妊娠中の母犬や、成長段階などは細胞分裂がとても盛んな時期なので、普段よりも必要とされる栄養素です。
葉酸を効果的に働かせるためにはビタミンB12が必要になります。 しかし、どちらかが不足しても十分な効果は期待できないので、葉酸とビタミンB12をバランスよく摂取しましょう。