データベース移動作業における情報保管庫です。 ご自由にご覧下さい。

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りゅー

データベース移設の為に一時的な保管を兼ねて公開している情報です。ここでの記事は、あくまで、本が読める人で、WEBを閲覧出来るならば誰でも仕入れる事が出来る情報を集めて、それに自分の意見を乗せた記事です。記事に含まれる事例・定義・根拠などは全て「引用or参考」です。事実関係を直接指摘されても困ります(--;)ご注意ください。また、単純に恐怖心だけをあおっているのと違います。いい物の見分け方などの予備知識を得る事で、ペットの健康な食事管理の手助けになればいいな♪そんな思いで綴ったものですのでご理解ください。

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酸化防止

酸化防止」と聞くと、ものすごい危険なイメージがありますが、全く何も酸化防止せずにそのままドッグフードを製造して流通させる方が危険な場合もあります。
一応『肉加工品』ですからね・・・

だとすれば、フードメーカーも堂々と『酸化防止剤を使用している』と言えばいいのですが、なぜか酸化防止については『』に葬られている場合が多いです。

私たち人間が食べている食品にもありとあらゆる「酸化防止剤」が含まれているのはご存知かと思います。時として酸化防止剤は必要な物なのかもしれません。
ただ、人間はカップ麺やファーストフードなどばかり食べていたら健康に悪いという認識があり、たまには無農薬・有機栽培・オーガニックなどと書かれているものを意識して選んだりして健康管理が可能ですが、ワンちゃんはそうは行きません。
飼い主さんが与えた物しか食べて行けないので、有害な保存料(添加物)が含まれているフードを長年与えて行くと、後々に健康を害します。
できるだけ安全なフードを選んで下さいね!

 

≫有害な酸化防止剤トップ3発表!

 

では、有害な添加物の御三家と言われている「エトキシキン」・「BHA」・「BHT」の3つからご紹介しましょう。後半に動物に無害な添加物も紹介しています。

 

エトキシキン
除草剤や害虫駆除などに使われるダイオキシン系の化学薬品の一成分です。
アメリカ軍がベトナム戦争で「枯れ葉作戦」にオレンジ・エージェントという名前で空中から散布された化学薬品にもエトキシキンが含まれていました。
エトキシキン=枯葉剤という印象が強いですが、エトキシキンが枯葉剤の主成分ではなく、枯葉剤の酸化防止のための一成分です。
もともと天然ゴムの安定剤として開発されました。
抗酸化作用があるので、ペットフードの動物性脂肪の酸化防止や、ビタミン・ミネラルの安定剤としても利用されるようになりましたが、アレルギー性皮膚炎を起こす可能性が指摘されたり、目と皮膚に炎症を起こす可能性があるとされたり、動物実験で腎臓・胃・膀胱・大腸にガンを形成することが分かり、現在日本では人間用の食品添加物としての使用はもちろんのこと、農薬としても使用を禁止されています。
ペンウォルト社という所で「デコキン」という名で売られているエトキシキンには、「ドクロ」マークと大きく「警告/毒」と記されています。

BHA
ブチルヒドロアニソールという、もともとガソリンの酸化防止のために合成されたものですが、食品の酸化防止にも効果があるされて、1954年には食品添加物として認可されたこともあります。

しかし、発ガン性や歩行障害、消化器疾患などが動物実験の結果で明らかになり、一般の食品には使用が制限されており、油脂の製造過程で用いることのみが認可されているそうですが、実際にはインスタントラーメン・魚介類・バター(マーガリン)・冷凍食品など広い範囲で使用されています。
にぼし」はみなさんご存知でしょうが、かなりの量のBHAが検出されているそうです。
しかもスーパーやデパートで販売されている「にぼし」を調査したところ、約60%の製品からBHAが検出されていたのです。
その中でも、パッケージのない「量り売り」が1番最悪だったそうです。
もし、にぼしを与えている飼い主様がいましたら、今日から止めた方がいいでしょう。(塩分も高いし)
一時このBHAの食品への使用を禁止しようと厚生省が動いたそうですが、アメリカやイギリスが猛烈に反対して、結局今でも使われています。
BHAを使用した食品を輸出できなくなると、アメリカやイギリスは面白くないのでしょう。
人の健康よりも商品が売れることの方が大事なんでしょうね。

ただ、人間の食品メーカーもドッグフードメーカーも、BHAを使用しているからといって、パッケージなどに表示されていないことが多く、判断のしようがないので困ります。
ちなみに、 ラードに0.01%のBHAを添加すると、保存期間が約6倍延びるそうです。
いかにも体に悪そうですが、メーカーとしてはありがたい存在でしょう。

BHT
ブチルヒドロキシトルエン。石油の抗酸化剤として開発され、1956年には食品添加物として認められています。
今現在でも
  • 冷凍食品やガム
  • 油脂やバター
  • プラスチック容器
  • 化粧品
  • シャンプー
などへ使用されています。
しかし、発ガン性の疑いがあるとされていたり、遺伝毒性が指摘されています。
BHA同様にペットフードの酸化防止剤としてよく検出される化学薬品です。

第3者の機関などを利用して、本当にBHTが混入されていないか検査をし、その結果の「証明書」を発行しているフードメーカーが増えてきていますので、そんなフードを選んだ方が安全です。
しかし、問題があります。
このBHTというのは、プラスチック容器の安定剤として多く使われています。
フードボールやおもちゃなどにプラスチック製のものがありますが、危険です。
その理由は、BHTが脂肪やお湯などに溶け出すことが最近分かって来たからです。
仔犬の時にフードをプラスチック容器でふやかす行為は、BHTが溶け出す最高の環境です。
ステンレスや陶器など、別の容器でふやかしてあげて下さい。

ちなみに、子供が遠足などに持って行くプラスチック製の水筒に熱湯を入れて2時間ほど放置すると、水筒の中にBHTが0.017ppm溶け出していたそうです。
0.017ppmという数値がどれだけ人体に悪影響なのかは分かりませんが、溶け出すという事実は変わりないので、プラスチック容器に油っぽい物を入れたり、温かいものを入れるのは避けた方がいいでしょう。
補足ですが、発泡スチロールはもっと最悪らしいです。


上記の物意外でもドッグフードには有害な化学薬品残留薬物が混入されていると言われています。

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≫何を入れても表示義務なんてありませ〜ん!

有害な酸化防止剤や、合成着色料などの添加物を入れていても、現在の日本では「表示するかしないかはメーカーの任意」となっています。
ようするに表示義務がないので、わざわざ消費者を不安にさせるような表示をするはずがありません。 AAFCO(米国飼料検査官協会)では、「表示」に関して厳しい規制があるので、実際にアメリカで販売されているフードは、使用している添加物名が表記されています。(例外もあるそうですが)
ただし、あくまでフードメーカーが独自にこれらの添加物を入れた場合のみのお話です。 原材料の段階ですでに混入されている場合は、表示する必要がありません。
ですから、「原材料が化学薬品まみれ」でも、フードメーカーの製造段階で化学薬品にて酸化防止をしていなければ、そのドッグフードは「保存料無添加」の安心ドッグフードとして販売されます。
呆れるほどいい加減な世界ですね.....

≫隠ぺい工作までするの?
海外で販売されている時には、保存料であれば「エトキシキン」原材料であれば「ミートボーンミール(肉骨粉)」などとちゃんと表示しているフードでも、日本に輸入して、製品を日本語のパッケージに詰め替える段階で、それらの内容物や添加物の表示は抹消されたり、変更されたりして「栄養満点」だとか「安心フード」などとして販売されている可能性も指摘されています。
(これが事実なら詐欺ですね.....)
なので、パッケージの表示の信頼度はあまりないと思われます。

つい、悪い物ばかりを挙げてしまいたくなりますが、有害な物ばかりが保存料として使用されているわけではありません。
自然に近いもので酸化を防止しているフードメーカーも多々ありますのでご安心下さい。

≫安全な酸化防止剤をご紹介します!

≫≫ビタミンE
ビタミンEは「トコフェノール」と表示されている場合が多いです。
「妊娠のための油」という意味もあり、妊娠においても大きな役割を果たしています。
様々な作用があり、体になくてはならないビタミンとして、とても注目されているビタミンの1つです。
ビタミンEには抗酸化作用があるため、最近、ナチュラルフードの酸化防止剤として使用されていることが多いです。
トコフェロールの前に「d-α」などの記号がある場合は、そのビタミンEが天然の植物油から抽出されたビタミンであることを意味します。
ちなみに、同じトコフェロールでも、「dl-α」と頭に付いているものは合成ビタミンという意味です。「d」と「dl」は少々見分けにくいかもしれません。
水溶性に近い脂溶性なので、摂りすぎによる過剰症は起こりにくいビタミンですが、あまり大量に摂取すると発疹や胃腸障害を起こすことがあります。
≫≫ビタミンC
アスコルビン酸・セビタミン酸などと表示されている場合があります。
水溶性の栄養素のことで、体内の抗酸化剤として重要な役割を持っています。 抗酸化作用があることから、ビタミンE同様、フードの酸化防止剤として使用されています。
≫≫グレープシードオイル
ぶどうの種から採れる油です。皮膚軟化作用・抗炎作用・抗酸化作用などが認められています。
ビタミンEが多く含まれおり、グレープシードオイルそのものが酸化しにくい油です。
さらに、コレステロールが0%の食用油なので安心です。
補足ですが、調理用としても最近注目されている油です。
無味無臭なので食材の持つ味を引き出してくれます。さらに、油っぽくなく、さらっとしていて揚げ物がからっと揚がるそうです。
油はねが少ないので台所もキレイに使えるし、油ぎれも良いので食器洗いも楽ですよ〜。(主婦の方にオススメ!)
≫≫真空パック
上記のような、天然の成分で酸化防止をするには限界があるので、最近はパッケージに改良を施しているメーカーが多くなって来ました。
その中で1番効果が期待できる方法が真空パックです。
酸化を防ぐには酸素に触れさせないのが1番効果的です。
真空パックにするには、普通の紙やビニールのようなパッケージとは比べ物にならないほどコストがかかります。
そこまでしてフードの鮮度を保とうとしているメーカーは好印象を与えます。
≫≫特殊パッケージ
ナチュラルバランスが使用している「K9000」というパッケージがあります。
これは、アメリカFPA(ワシントンDC柔軟包装協会)からトップ包装賞を受賞しているパッケージで、パッケージの素材自体に酸化防止の効果のある特殊なパッケージです。また、4層バリアコートで外部の空気を遮断しています。
空パックもすばらしいですが、この「K9000」も優れています。
≫≫逆防止弁
エボルブで採用している逆防止弁も面白いです。
パッケージ自体もガスバリア性の高い物だそうですが、開封後も最後まで新鮮さを保つために、逆防止弁を付けています。
分かりやすく説明すると、布団圧縮袋というのをご存知の方も多いと思いますが、中の空気を吸いだした後に、袋の中に空気が逆戻りしないように特殊な弁が付いていますね。それと同じような効果で、パッケージのジッパーを閉じてから中の空気を押し出せば、逆防止弁が作用して真空パックに近い状態を保てるという親切なパッケージです。
(日本から撤退してしまったのがもったいない...)
このように、一言で【酸化防止】といえども、あらゆる手法があります。
有害な添加物から、天然の成分をうまく生かした添加物があり、どちらを使うかはメーカーのポリシーに委ねるしかありません。

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