United States Department of Agricultureの略。
食肉・家禽(かきん)肉等の衛生管理、安全管理、植物の輸入等の規制も行っており、その他にもオーガニックの基準や、動物を輸入する際の入国規制など、身の回りのありとあらゆる安全基準を発表しています。
USDAの中に色々な部署があり、それぞれのジャンルに振り分けた細かい基準やランク付けをしています。
ドッグフード以外のいろんな所で「USDA認定」という文字を見かけますが、「認定」というだけあって商品のパッケージにUSDA認定マークがあったり、証明書を掲示している場合がほとんどです。
ここではドッグフードに関係のある情報だけをピックアップして行きます。
USDAで承認された素材を使用しているドッグフードには、「人間の食用レベルの...」とか「食用の最高ランクの...」等と表示されています。
それらの商品は安心して与えても良いでしょう。
USDAの「認定」というのは、ほとんどが安全な順番でランク付けされています。
さて、気になるランクは以下のようになっています。(肉について)
- Prime(プライム)=最もジューシーな肉。霜降り・テンダーカット。アメリカの肉屋さんでも、プライムのみを扱っているお店は1%くらいだとか... すごく美味しいお肉のことです。
- Choice(チョイス)=霜降りでいいお肉には変わりないけど、Primeよりは若干下のグレード。
- GradeA(スタンダード)=ジューシーではないが、標準的な柔らかさで、一般的に1番食されているグレードです。
- Commercial=挽き肉用のグレードです。加熱した方が良いとか...
- Utility=サンドイッチやホットドッグなどの加工食品用です。
- Cuttings=主に缶詰用。食用としての最低級グレードです。(缶詰の肉は最低の肉ということ?)
- Other Use=人間用の食材としての使用を禁止しています。
- Grade D(3D Meat)=いわゆる(3Dミート)と呼ばれる物です。 Dead:死骸/Diseased:病気になった/Dying:死にかけの動物。これらの頭文字の3つの「D」を表しています。
- Grade D(4D Meat)=さらにひどい物で、いわゆる(4Dミート)と呼ばれる物です。「3Dミート」にさらに「Disabled:障害のある動物」が加わります。
7.以降で1番聞き慣れているのは(4D)と呼ばれるものではないでしょうか?ドッグフードの安全性を強調しているサイトでは必ずと言っていいほど「ドッグフードには4Dと呼ばれる粗悪な原材料を使用している...」といった表現がされています。
しかし、実際には「人間用には適さない」とされた全ての肉が使用されているようです。 その中で最もひどいのが「4D」と呼ばれるものである。というのが現状のようです。
低レベルのグレードのお肉を使用していて、それを告知するメーカーなど存在しませんが、上質なグレードのお肉を使用していることを告知しているフードメーカーは多々あります。
「USDA認定」という表示があり、さらにそのグレードまでちゃんと表示している(もしくはカタログなどに記載されている)ドッグフードを選ぶことをお勧めします。
また、お肉だけではなく、穀物などもちゃんと「USDA認定」とか「USDA承認」などと表示されているフードを与えて行くのが、一番安心だと思います。