「どけて欲しいんだけど…面倒臭いし…いいやぁ…」
裏の住宅街の長期工事が続いている。
うるさいし埃っぽいので、
窓も開けられず、
この夏はとーっても高い電気代を払う羽目になった。
その工事のおかげで、
我が家の裏はびっちりと家が建ち、
窓と言う窓は手の届く所に隣りの壁がある…という状態。
隣りとこんなに密着してて、
日当たりがほとんどない家なんて(しかもメチャクチャお高い)
私なら絶対に買わないなー。
そんな中、我が家と並びに建っているお宅に、
隣りの建築主からクレームが来た。
曰く、
「お宅の裏にゴミが捨ててあって、ウチが売れない」
何とも理不尽な言い回しだと思うんだけど〜?
つまり我が家のように、
隣りとの間が塞がれた場所は無理なんだけど、
そのお宅は丁度、裏の家の駐車場に当たり、
そこに不届き者が、ゴミを放り込んで行ってるらしい。
我が家からもすき間を覗いてみると、
ミルク缶やカップ麺の容器、
りんごの皮やビニ弁の容器などが見えた。
っつったって、こっち側から捨てるのは不可能なんだから、
そっちの工事側から捨ててんじゃん?
それを、ご近所に向かって、
「誰かに恨みでも買ってるんじゃないですかぁ?」
とは、失礼な話じゃないかぁ?
元々、裏にはどういうワケか、
激しく(?)ゴミが捨てられていた。
それが、我が家や隣りは塞がれたので、
空間が空いているご近所に集中しただけの事だろう。
で、タイトルの『番犬修行中』
そのお宅の奥さんが、
「フェイス君、何か聞こえたら教えてね〜?」
と、言ったのだ。
…と、言われても、フェイスはほとんど吠えない子だ。
週に一度、声を聞くか聞かないか…?
鳴かない時は1ヶ月以上も全然鳴かない。
なので、家に帰って来てから更に1号が、
「フェイス、お前も犬なんだから怪しい音がしたら吠えるんだよ?」
と、言うのを小首を傾げて聞いていた。
その晩の夜中12:00頃、
突然、首をスッと立てて耳をそばだてて、
「ぅおんっ!!」
と一言、フェイスが吠えた。
目は間違いなく、その方向を見ている。
「おおっ?」
と、1号が走り出て行ったのだけど、
しばらくすると帰って来て、
「隣りが雇ったらしい、警備の人が来てたよ〜」
う〜ん、まだまだ修行中の身。
本当の悪いヤツを見分けるまでには至らないかぁ…。
でも、怪しい物音だったんだもんね。偉かったよ♪
次は頑張ろうね、フェイス。
言われた事が分かってるのか分かってないのか、
最近、夜に熟睡してないようなので、
こちらも寝不足になっている。
ちなみに、インターホンを押さずに、
ドアを叩く無礼者にはフェイスは怒って吠えます。