「? なにかちら?」
3号(息子)が髪を短〜く切って来た。
まるで中田ヒデや、「武勇伝!」の左側のお兄ちゃんみたい。
しばらく、ジッと見ていた姫。
「あにちゃ、今日は髪の毛が短くなったのね?」
と、納得したようにスリスリ…。
「慣れたね〜?」
「ね〜?」
私と3号が言うのを聞いて1号が、
「なになに?」
「昔、komachiが子猫の頃、3号が髪を切って帰って来たら、
物凄い勢いで逃げ回った事があってね〜」
「そうそう、あれは兄としてかなり傷付いた」
「も〜う怯えて怯えて、隠れて出て来ないのよね」
「そーそー」
「猫の世界では毛の長さっていきなり変わらないもんねぇ?」
「だよな〜」
「でも、いつの頃からか慣れたのね?komachi?」
「いつくらいになれたんだっけなぁ?」
「いつくらいかなぁ?」
そんな事を話していたら1号が、
「いいな。俺、そんな可愛い頃のkomachiは知らないもんな」
と、いじけてしまった。
まぁまぁ、子猫の勘九朗の可愛い頃も、
子犬のフェイスの可愛い頃も知ってるんだから良いじゃん。
ちなみにこの二人は、髪を切ったからと言って、
特に怯える事はなかったな〜。
ところでウチの姫は、
悪口を言われると覚えていて仕返しをしてくる。
今日は1号に、
「可愛い頃のkomachiって何よ?!
あたちは、いついかなる時も可愛いのよっ!!」
と、ばかりに後から足を踏ん付けてた。笑。