お出掛けをしようと、準備をする。
私は多少なりとも顔に塗り絵をしないとイケナイ訳で、
まずは日焼け止めなんかを塗り塗り。
「ワラってどこに売ってんの?」
「切りワラだから、ホームセンターにあるっしょ?」
苺の下に敷く、ワラの話なんぞしていたら、
そーっと足音も立てずにフェイスが下りて行った。
何か怪しい…?
「あれ?これ(日焼け止め)の蓋は?!」
「あーっ!あいつ〜〜!!」
下では「ゲエッ!ゲッ!ゲホゲホ…」カランカラン…。
「あンのアホは…・!!」
慌てて1号が駆け下りていった。
そして、
「ぶははははははは!!」
何故か、1号が大笑いをしている。
何したんだろ?
蓋を手に上がってきた1号。
「あー、あいつ、オモロいなー」
「なになに?何したの??」
1号が下りていくと慌てて、蓋を咥え直し、
リスの様に頬を思いっ切り膨らませて、
「僕、何にもしてないから。悪い事してないよ♪」
と、言わんばかりに、
イエ〜イ♪(お手)を繰り返してくれたのだそうだ。
「バレバレだっつーの!」
上がって来たフェイスにそう言ってみるが、
視線は名残惜しそうに、
在るべき所に戻された蓋を見つめていた。
それにしても突き指、治らないっすよ。
怪我をしてから1ヶ月。
さすがにこれはヤバイかもですな…。