洗濯物を畳んでいると、周りをうろうろするフェイス。
とてもジャマである。
『おこぼれ』を期待するワクワクした目も可愛いが、
やはりジャマである。
残念な事に、最近、1号と息子の靴下・シャツ等は、
すべて出払ってしまった。
手元を見てみるが、『おこぼれ』になりそうな物は…、
(お?) 私の靴下。
安かった所以か、はたまた私の脚が太いのか、
(圧倒的に後者)
履くとゴムがきつくて痛くなるもの。
(これならまだ履けるけど惜しくないな)
クルクルと丸めてフェイスに渡す。
「はい、遊んでおいで」
ぱくりと咥えたフェイスだが、
しばらくチョイチョイと鼻の先で転がしてみて、
下へ持って下りて行った。
(ん?)見てみると放り出して、
拗ねて寝ている。
(なんでだよぉーー???)
私と1号と息子の靴下には、
フェイスにとって何か決定的な違いがあるらしい。
それは何か?
それは、たぶん…。