二重顎(にじゅうあご)とは顎の下部に脂肪が集中し段上に発達したものである。
二重顎を有する個体群は概ね体重が多いものが多く、また三段腹と正の相関があることが多くの研究から明らかになっている。
二重顎が発達する理由については大きく分けてふたつの説があり、一つは顎に栄養を溜め込んでいると言う説である。これは二重顎にふんだんに脂肪を溜め込みカロリーに変換することを可能にすることによって極限状態に備えるという説であるが、二重顎を有する個体群(世間ではデブと呼ばれている)は一般的に忍耐力に欠けるため、極限状態に於いてこの栄養は意味を成さないのではないかという報告もある。
もう一つは二重顎を発達させる事により他の個体に対して自己の存在を誇示しているという説である。多くの生物に於いてこの説は支持されているが、二重顎が異性を魅了する力を有するかに於いては、「有しない」という説が一般的である。