えー講義を始める。今回は日常の管理の話しだな。
前回までの講義をしっかり勉強できている諸君は金魚を殺すことなく導入できているはずだな。導入さえしっかり出来れば後は比較的簡単だ。
まずは餌についてだが、いろんなメーカーからいろいろな餌が販売されているから迷うだろうが選ぶのにはいくつかの基準がある。とりあえず今回は人工飼料について述べていく。
まず注目すべきなのが、粗蛋白質だ。ほとんどの餌のパッケージの裏には、成分が書いてあるからそこをみれば粗蛋白質の量が分かるはずだ。
成分が書いてないような餌は論外だから無視だ。話にならん。
基本的には肉留の出る品種には高タンパクな餌を、出ない品種には低タンパクな餌を与えるといい。粗蛋白質35%以下なら低蛋白といっていい。低タンパクな餌は安いからお得だな。
私のお薦めは、らんちゅうならランチュウベビーゴールド、オランダ系の金魚ならオランダゴールドだな。まぁランチュウベビーゴールドとオランダゴールドは浮揚性か沈下性かの違いくらいだからどっちでもいいが、せっかく名前が違うんだから正しい方を使ってあげなさい。
それと咲ひかりだな。咲ひかりは金魚のえさとしては結構有名なえさだ。元々鯉のえさだが、人気で最近金魚用が発売された。生きたひかり菌が配合されていて消化吸収がよく、水も汚しにくいらしい。他にも、カロチノイドとかスピルリナとかなんか良さそうなものがいっぱい入ってるから与えて損はないと思うぞ。
ちなみに余談になるんだが、咲ひかりの広告にはひかり菌がいかにすごいかを示すグラフが書いてあるんだが、よく見るとグラフの上の部分しか書いて無くて、30%ぐらいの違いがあたかも倍以上差があるように書かれているから気を付けろよ。
ん?ジャロに電話したらどうじゃろ?だと?くだらん、じつにくだらん。そんな暇があったらもっと世の中に役に立つことをしなさい。
低蛋白の餌では、ベビーゴールドとかミニペット胚芽とかがおすすめだな。
それとひかり胚芽。ひかり胚芽は、本来鯉の餌だが、低蛋白で消化吸収に優れており、琉金とかナンキンとかの肉留でない品種に適している。パッケージの説明によると、成長促進とツヤ・テリの増強の効果があるらしい。。ただ鯉のえさだから粒がでかく、しかも水中で溶けにくく作ってあるから、小さい金魚はなかなか食べれないのが難点だな。
ちなみに浮揚性と沈下性があるが、なぜか浮揚性と沈下性で成分が違うな。
今回は餌の選び方についてだったから次回は人工飼料以外の餌の話しと餌の与え方についてだな。ちゃんと予習しておくように。