ピーター・カッシングがヴァン・ヘルシング博士(一般に“教授”と呼称されることが多いキャラクターだが、このシリーズの1,2ではProfessorではなくDocter。)を演じたハマーのドラキュラシリーズは以上5本である。1はブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』の映画化、2以降はオリジナル作品。このうちリーがドラキュラを演じたのは1,3,4。カッシングは原作とはやや異なるクールで行動力に富むヘルシングを創造し、後の吸血鬼・怪物ハンター像に影響を与えた。尚、1はリーが主演であるかのように表記されることが多いが、主演はカッシングである。後年の3,4 では立場が逆転している。またハマーは2から3の間にカッシング不出演の、リーがドラキュラを演じた映画も4本制作しており、ハマーのドラキュラシリーズとしては全9本になる。