ナンセンスなギャグと同じストーリー展開を繰り返し継続しているため、ワンパターン(マンネリ)と言われかねないが、これがいわゆる"お約束"と化し、大人から子供までの人気を博した。また下記に記すような、当時のアニメーション作品としては斬新な演出も多く、それがさらなる人気を呼び込んだ。
* 基本的に勧善懲悪ヒーローものであるが、むしろ悪役の出番の方が多く、悪役の方がキャラが立っている
* 比較的ハードなメカが多数登場するSFストーリーでありながら全体としてはギャグアニメ。
* スタッフ・出演者の内輪ネタを堂々と劇中に取り入れる。
* 劇中で視聴者との積極的なコミュニケーションを図る。
o 一例としては視聴者に挿入歌を唄ってもらう、視聴者から寄せられた応援のハガキを本編内で読み上げる、視聴者の顔写真を挿入したりする(再放送やビデオ化においても目線などの修正は一切施されない)など
監督を務めた笹川ひろしによると、当初は「シリアス作なのかギャグ作なのか、どう捉えればいいか理解不能」という反応が多かったという。女性キャラクターの衣装が弾け飛ぶお色気シーンも人気があった(『きらめきマン』以降では時代の変遷による規制の強化もあり、この要素はかなりトーンダウンしており、リメイク版『ヤッターマン』では、これを逆手に取った演出もされている)。
その一方でヤッターマン以降、若い女性層に人気を博し、徐々に女性スタッフや美形キャラやドラマ性などが追加されていく。
『逆転イッパツマン』ではシリーズのテコ入れの一環としてサラリーマンの悲哀を描くペーソス感と、タツノコプロ作品のもう一つの芸風でもあるシリアスで渋いハードタッチのストーリーが渾然一体となって展開、異色のシリーズ作となっている。