1975年10月よりフジテレビ系ネット各局にて放送された『タイムボカン』の好評を受け、シリーズ化。1970年代後半から1980年代初頭にかけて高い人気を誇る。シリーズ作品では『タイムボカン』が最高26.3%、『ヤッターマン』が最高26.5%という高視聴率を記録している[2]。1990年代からはCS放送等で繰り返し再放送されている。
フジテレビ時代の本放送時間は基本的に毎週土曜日夕方18時30分-19時00分の30分間。この時間帯で6作品が放送されたが、シリーズ第7作『イタダキマン』は放映枠が土曜夜19時30分-20時00分に移動。当時のフジテレビの鬼門枠[3]である時間帯だったことから、人気の高い裏番組(『クイズダービー』と『痛快あばれはっちゃく』)に勝つことができず、低視聴率という結果になった。またシリーズ構成の小山高生と音楽担当の山本正之がフジテレビのプロデューサー、岡正と軋轢を起こした末、小山はシリーズ構成を外され、山本は主題歌を外された(この両名は同作をタイムボカンシリーズと認めていない。詳細は同作の記事を参照)。最終的に本シリーズはひとまず終了した。また、続編として『タイムボカンエクスプレス』[4]、『タイムボカンウォーズ サッパリマン』[5]が計画されていたが、陽の目を見ることなく終わった。
その後もファンによって署名が行われるなど[6]、草の根レベルでの人気は持続し続けた。1990年代には同シリーズを題材としたOVAや各種テレビゲームが製作、他にも派生作品が制作された。
2000年、放送局をテレビ東京に移し『イタダキマン』終了から17年ぶりにシリーズ最新作『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』が放送されたが、往時の人気を復活するまでには至らなかった。