重松さんの小説は重い。人が死ぬとかそういう具体的に つらいできごとが起こらなくても、なんだかシリアスで 読んでいて逃げられないような重みがある気がする。 そこがいいところでもあってたまにすごく読みたくなる。 再会がテーマの短編集です。なかなかうまくいかない人生を 一生懸命生きていく人たちの話。 恵まれた人たちではないどちらかというとあまり 目立たない普通の人たちが主人公。 だから余計にその姿にとても励まされました。 障害者の兄弟を持つ姉の話が印象に残りました。 私はそういう親戚がいないので気持ちはわかりませんが、 色々な立場の人がいるんだなととても勉強になりました。 |