これは知人から聞いた話なのですが、 カラスがゴミ捨て場の近くに巣を作り、通りかかる人を襲うので 、何かで撃退できるかと考えたそうです。「レーザーポインターの光を当てたらどうだろう?」 と聞かれたので 、「眼に当てたら危ないけど、別に体に当たる分に効果ないんじゃない? 別に痛くないしねー」と言ったのですが、 その知人は
レーザーポインター を購入し、試してみたそうです。
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カラスは人を馬鹿にして全く怖がる様子もなく、物を投げる振りをしても 避けないし、傘で威嚇してもすぐ戻ってくるしという状態だったそうです。 ところが
強力 レッドレーザーポインター の赤い光を狙ってあててみると、しばらくはなんともなくカラスも平然としていたのですが、ある瞬間突然自分の足をくちばしで激しくつつき始め、 足が麻痺して電線につかまっていられなくなったかのようにふらふらし始めたそうです。 そしてあわてたように飛んで逃げていってしまい、その様子は明らかに異常だったそうです。カラスのこの行動を引き起こした機序は何なんでしょう?
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<p >実は、レーザーポインターで使うのもカラス撃退法の一つである。カラス撃退法としては、グッズが沢山発売されていますが。ストロボ発光、目玉模様、サイレン、防鳥テープ等ありますが、どう使うかで効果は変わってきます。カラスは獲物を襲う前に、必ず近くの高いところからえものを観察する。この習慣を使って、例えば、
高出力レーザーポインター を使うと効果があるようです。そして、カラスはとても生態的に頭がいい、目が良く、人間よりも色をよく見分けることができるので、夜でもしっかりと色が見分けられるそうです。
<p >でも、面白いのは、カラスは嫌な色もあるとよく言われますが、また最近では、カラスは黄色が見えにくいという事が分かってきました。ただし黄色なら何でも見えないというわけではなく、カラスの目に映るある種の波長をカットした特殊な黄色い鳥よけゴミ袋に効果がある、カラスは色によって危険を見分けているのことがわかっています。