動物は野生か、家畜、もしくはペットにわけることができる。ペットとはより人間との生活を共有している動物であり、野生動物は時として人間とは敵対する関係にある。
家畜は、もともと野生だったものを人の手を加えることで、人にとってプラスに働くように作られていった歴史がある。
家畜と人間とは、人の一方的な力関係だけではなく、共に生きる課題を与えられた同志になることもあるのだ。
アンデスの高山に暮らすリャマは、忍耐強いからだと心を持っている。かわいらしい顔とは裏腹に、自分を守るためにはとても攻撃的だ。だからインディオたちは、リャマを怒らせることはしない。
リャマにスピリチュアルのチャンネルを合わせると、彼らにとって「生きる」とは喜び、悲しみを超越したところにあることを感じる。
彼らは、自然に逆らうこともなく、自然とともに生きるしか道はない。
同じ家畜の中でも、牛や馬、羊と比べるとリャマは寡黙だ。
人の時間軸とは違うところで、彼らの世界観を持って生きている。