サッカー日本代表とガーナとの親善試合が4日夜、横浜・日産スタジアムであり、日本は0―1で惜しくも敗れた。後半28分、ガーナに先制され、これが決勝点となった。グラウンダーのクロスから中央を突破され、ゴールを許した。
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前半、ガーナGKキングストン(左)とゴール前のクロスを競り合う山岸 |
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前半はほぼ互角の戦い。世界屈指のMFエシエンを軸に繰り出されるガーナの攻撃を、GK川口を中心とする体を張った守備で切り抜けた。攻めては前半17分、サイドからのクロスに巻が頭で切り込んだ。37分には駒野が中盤からドリブルを仕掛けて惜しいシュートを放つなど、アフリカ最強を相手に一歩も引かぬ戦いを演じた。
後半に入っても激しい攻防が続いていた。11分、巻から佐藤へとパスをつなぎ、ゴール前へのクロスに山岸が滑りこみながら狙うなど相手ゴールを脅かした。17分にはペナルティエリア近くから反則でFKを与えたが、川口の好セーブでピンチを切り抜けたが、28分、途中出場のハミヌが右からのクロスに好反応、左から中央を駆け抜けてDF陣を振り切り、ダイレクトでシュートを決めた。
1点を追う日本は39分、三都主がFKを直接蹴り込んだが壁に当たりゴールならず。直後のCKから空中戦に持ち込んだが、DFにクリアされた。42分には途中出場の長谷部がDFをかわして惜しいシュートを放つなど懸命に追い上げたが、あと一歩及ばなかった。
ガーナは初出場したワールドカップ(W杯)ドイツ大会で決勝リーグに進出した強豪で、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の47位に対し、23位。日本はオシム監督就任後の過去4試合、優位に立つ時間帯が長かったが、今回初めて格上と対戦した。