EDの原因となる病気
EDの原因となる病気はとくに高血圧からのものに注意してください。
糖尿病
糖尿病がEDの原因になることは有名です
香港版蟻力神が、それゆえに糖尿病なのでEDにもなってしまったと思い込んで心因性の勃起障害になる人も珍しくありません。糖 尿病で一番問題なのは、脳からの指令を体のすみずみに送る神経のはたらきが鈍って(糖尿病性末梢神経障害)、いくら脳が興奮してもその指令が陰茎まで届か なくなってしまうことです。また動脈硬化も起こしやすいので、陰茎に血液が運ばれなくなりEDになることもあります。
慢性腎不全
慢性腎不全の人の中には、男性ホルモンの分泌が減少したり、血液中のプロラクチンというホルモンが過剰になって性欲が低下したり、慢性腎不全にともなって 起こる上皮小体機能亢進症、貧血、亜鉛欠乏症、高血圧とその治療に用いられる血圧降下薬などが原因でEDになる場合もあります。腎臓は尿をつくるだけでな く、血圧維持、貧血防止、ホルモン合成などのほかに、男性の性機能にまで役割を果たしているのです。
心筋梗塞、狭心症、不整脈、動脈硬化、高血圧
心臓や血管の病気は、EDの原因になります。勃起は血流と血管に影響を受ける現象ですから、体のすみずみまで血液を運んでくれる動脈が硬く、狭くなる動脈 硬化になれば、陰茎が勃起するに足る血液が運ばれなくなってしまう可能性もあります。また高血圧の状態が続くと、常に血管が圧迫され続けて傷つきやすくな り、傷を重ねていくうちに動脈硬化を引き起こします。
中高年で高血圧の人は、10人に1人の割合でEDになるという結果報告もありますから、十分注意しましょう。EDを自覚したあとに心臓や血管の病気が発見されることがありますので、これも注意が必要です。
男性更年期障害
女性と同様に男性にも、加齢にともなうホルモンの低下がもたらす男性更年期障害があり、勃起障害、性欲低下、射精障害、憂うつ感、筋肉量の減少、体毛の減少などが起こります。男性ホルモンの補充などをしながら治療します。